JANICからのお知らせ JANICの最新情報を発信しています。

JANICを含むDAC CSO Reference Groupの有志26団体は、OECD-DAC加盟メンバーが拠出するODAと新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチンに関し、再度の声明を発表しました。

声明概要>

ODAは以下の重要かつ緊急な役割を担っており、これらの資金が開発途上国の長期的な発展を促すためには、新たな追加資金による支援が必要です。

• 途上国専用の十分なCOVID-19ワクチンを提供し、検査やCOVID-19治療を含め、住民への迅速かつ完全なワクチン接種を最大化すること。
• 開発途上国の保健システムの強化を支援すること。
• 開発途上国のワクチン製造能力の強化を支援すること。

既存のODA予算を活用することは、他の重要な人道的・開発的プログラムから資金を奪うことになります。また、現在、世界的に発生しているワクチンの不平等については、一部の裕福な国が、COVID-19ワクチンを世界的な公共財として、自国の人びとに無料で提供し、最も弱い立場にある人々のニーズに基づいて公平に分配することを怠り、自国の人口に数回接種するのに十分な量を蓄えてきた結果です。高・中所得国の80％に対し、低・低中所得国では20％（サハラ以南のアフリカでは4％）しか初回接種を受けておらず、依然として容認できない状況にあります。

声明全文（日本語／英語）

• COVID-19ワクチン関連支出のODA適格性に関するCSO共同提言 フォローアップ
• Joint CSO recommendations on ODA-eligibility of Covid-19 vaccine related spending – follow up
  

※JANICは、世界の市民社会組織と協力し、国際社会に対して新型コロナに関する提言活動を行うとともに、「新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に！」連絡会にも関わり、世界全体で生じる様々な課題の克服に貢献します。

※本声明は2021年7月に発表された「COVID-19ワクチンに関連する支出のODA適格性に関するCSOの提言」のフォローアップです。

お問い合わせ先

特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター（JANIC）
担当：堀内
janic-advocacy@janic.org