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REPORT
AUG.29.2017
7月26日(水)全電通労働会館にて、NGO-労働組合国際協働フォーラムシンポジウム「持続可能な社会を目指して-SDGs×私たちにできること-」を開催しました。
当日は、NGO、労働組合だけでなく、企業、学生、政府関係者など、さまざまなセクターから約100名の方にご参加いただきました。
基調講演では、プラン・インターナショナル・ジャパン理事長の池上氏に、「SDGって何?」をテーマに、SDGs17のゴールの内容を、会場の参加者とコミュニケーションをとりながら確認し、わかりやすく解説していただきました。
次にSDGsと自分の関わりについて考えるワークショップを行いました。「地球の限界」と「働き甲斐のある仕事」についての映像を見た後に、まずグループごとに参加者同士で感想を共有し「今自分たちに何ができるのか」を考えました。その後の発表では、「これまでの価値判断の基準を変えなければいけない」「働くことで心の復興、成長、生きがいにつながる」「今日考えたようなことを伝え、発信していく必要がある」などの意見が上がり、セクター間を超えて持続可能な社会や働き方を考える有意義な時間となりました。
最後に、外務省、企業、労組、NGOの代表によるパネルディスカッションを行いました。冒頭、ファシリテータの稲場氏(SDGs市民社会ネットワーク代表理事)からの「人類が地球の再生可能な資源量の1.5倍を使っている。多様なパートナーシップによる変革が必要である」と発言を受けてパネリストから各セクターのSDGsへの取り組みを発表いただき、「『誰一人取り残さない』SDGs実現のためのパートナーシップのあり方」ついて議論しました。
パネリストからは、
「SDGs達成は官だけでは成し遂げられず、非営利セクターの役割に期待している」
「企業は、本業で取り組み、バリューチェーンの見直し、フィランソロピーをNGOとのパートナーシップのもとバランスよく行うことが重要である」
「労働組合は企業のSDGsへの取り組みに対するチェック機能を果たしていく必要がある」
「パートナーシップだけでなく対話、エンゲージメントを通じた、現実に即した関係構築が重要である」
といった発言があり、会場からの質疑と合わせて活発な議論がなされました。
閉会のあいさつでは、連合総合国際局国際局長の鈴木氏が、「SDGsのゴール8(「働き甲斐も、経済成長も」)はすべてのSDGsのゴールの前進つながっている」と強調しました。NGO-労働組合国際協働フォーラムでは、今後も労組とNGOとの連携を強化しながら、SDGs達成に向けてさらに活動を発展させていきます。
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