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FROM開発教育協会
MAR.31.2020
開発教育協会(DEAR)に設置された「SDGs研究会」では、2019年10月から11月にかけて、DEAR会員や開発教育実践者に向けて「SDGsに関するアンケート調査」を実施し、102名(DEAR会員70名、一般32名)の方のご協力を得ることができました。
調査を通して、DEAR会員や開発教育実践者のSDGsに関する理解や、実践の状況、課題やDEARへの期待が明らかになりました。
▼調査で明らかになったポイント
【1】SDGsの概要については概ね理解されていますが、国内のSDGs政策や市民の活動についてはまだ広く認知されていません。
【2】SDGsに関連する事業を実施する理由としては、組織の方針というよりも、個人的な関心や社会をよりよくしたい、人材育成などを挙げる人が多く、トップダウンではない担い手の意欲がみられました。
【3】SDGsに関してDEARに要望することには、「教材の作成と実践事例の共有」が最も多くなりました。政策提言については、「SDG4.7の推進への提言」への期待が高く、また「日本の教育保障への提言」についても、特にNGO/NPOからは高い期待がありました。
【4】SDGsは学校や地域において世界の問題を考えるきっかけとしてはよいが、現在様々な形で行われているSDGsに関する事業の多くがうわべだけのもので、本質が十分伝わっていないと感じている人が複数いることが分かりました。
今後DEARに求められるのは、SDGsに関する実践の内容の詳細を共有し、より本質を捉えた教材づくりや実践共有、人材育成だと考えます。
また、日本政府や市民活動の動きを広く会員とも共有し、教育や開発のあり方を変えていくための市民活動としてSDGsをうまく活用し、公正で持続可能な社会の実現につなげていくことが求められていると言えます。
▼報告詳細
http://www.dear.or.jp/infomation/4941/
▼お問合せ
NPO法人開発教育協会
SDGs研究会事務局担当(中村・伊藤)
TEL:03-5844-3630 FAX: 03-3818-5940
E-mail:main@dear.or.jp
FROM | CSOネットワーク
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