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【勉強会開催】人道支援の“質”と“説明責任”をどう実現するか~ミャンマー地震対応から考える~

JUN.26.2025

【勉強会開催】人道支援の“質”と“説明責任”をどう実現するか~ミャンマー地震対応から考える~

JANICが事務局を担うJQAN(支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク)では、支援の質やアカウンタビリティの向上に向け、スフィア*と実際の支援活動やトピックを関連付けて考える場として勉強会を開催しています。

このたび、7月10日(木)にミャンマー大地震に対応する日本のNGOで働く職員の方や、広く支援に関わる連携団体の方々などを対象に、スフィアに関する基本的なエッセンスを学ぶ勉強会を企画しました。出入りは自由ですのでお気軽にご参加ください。

*スフィア:人道支援の質と説明責任を確保するための国際的な基準と原則を定めた枠組み

◆ 開催背景

2025年3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大規模地震後、現地では未だ厳しい状況が続いています。人道支援の質と説明責任に関する必須基準(CHS)やスフィア基準などを含む「支援の質とアカウンタビリティ」の視点からは、その実践に課題が見られ、現地の支援計画に組み込まれていないとされています。また、現地の報告書等では、透明性や包摂性の観点から、組織やフィールドレベルにおけるギャップが見られることも指摘されています。さらに、適切な苦情処理メカニズムが十分に整備されていなかったり、セクターを超えた支援と「質とアカウンタビリティ」に関する調整が不足していたりと、さまざまな課題が挙げられています。

こうしたミャンマーでの状況を踏まえ、JQANでは、ミャンマー大地震に対応する日本のNGOで働く職員の方や、広く支援に関わる連携団体の方々などを対象に、スフィア*に関する基本的なエッセンスを学ぶ勉強会を企画しました。

前半では、スフィアの基盤となる理念や概要を説明し、人道支援の質と説明責任に関する必須基準(CHS)のうち、特に重要と思われる要素を取り出して解説いたします。

後半はミャンマーで活動し、組織としてスフィアを事業運営等にも取り入れている団体、ピースウィンズから、CHSの視点からミャンマーでの活動事例をご紹介いただきます。

本勉強会への参加によって、スフィアの基礎を知ることで、支援の質やアカウンタビリティの向上に繋がる機会となることを期待しております。

皆さま、奮ってご参加ください。

◆ 概要・プログラム

日時2025年7月10日(水)12:30~14:00
開催方式オンライン(Zoom)
申込方法こちらのフォームよりお申し込みください。
プログラム・趣旨説明
・セッション① 「スフィアとは?基礎編」
 発表者:JQAN 柴田裕子
 スフィアの理念、人道原則、スフィアはなぜ
 必要なのか?
・セッション②「ミャンマー地震における活動事例」
 発表者:ピースウィンズ・ジャパン 
 海外事業部 佐久間隆
・質疑応答・意見交換

◆ お問い合わせ先

(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)内 

  JQAN事務局 担当:柴田 <qa★janic.org> 

 ※★を@にかえて送信してください。

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