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【開催報告】NGO労働組合国際協働フォーラム20周年記念シンポジウム

JAN.21.2025

【開催報告】NGO労働組合国際協働フォーラム20周年記念シンポジウム

2024年11月1日、NGO労働組合国際協働フォーラムが20周年記念シンポジウム~労働組合とNGOの連携により取り組む「ビジネスと人権」~を開催しました。

NGO労働組合国際協働フォーラムとは?
NGO労働組合国際協働フォーラムは、NGOと労働組合が協働で運営しているネットワークです。NGOと労働組合がお互いの強みを活かして協働することで、地球規模課題の解決に貢献し、公正ですべての人々の可能性を開くことができるグローバル社会の形成と市民社会の強化を目指して活動を続け、2024年に設立20年目を迎えました。
フォーラムではこれまで、児童労働、保健、HIV/エイズ等、NGOと労働組合の共通の関心事項をテーマに、協働で学習活動や啓発活動を実施してきました。2023年度には、これまでのあゆみを振り返りつつ、コロナ流行などを含む、近年の活動傾向や課題を確認し、設立20周年に向けて「加盟団体間の情報共有」「社会運動ができている」等、今後の課題を洗い出しました。

連合会館にて開催された記念シンポジウムには、フォーラムのメンバー内外のNGOや労働組合、企業関係者などを含め、50名以上が参加しました。

冒頭「労働組合とNGOが一緒にビジネスと人権に取り組む必然性」について、労働組合側から連合国際政策局の星野 裕一氏、NGO側から児童労働に取り組むACE代表の岩附 由香氏が課題提起を行いました。発表では、NGOと労働組合の双方から、世界におけるビジネスと人権の動きに対し、日本の取り組みの遅れていることが指摘されました。また、課題解決にはNGOと労働組合の連携が有効であること、そして相互理解・尊重が不可欠であることが確認されました。これはまさに本フォーラムが20年間にわたって促進してきたことです。

続いて、「外国人人材」と「児童労働」に取り組むNGOと労働組合から、「ビジネスと人権」に関する互いの取り組みが報告され、NGOと労働組合の更なる協働の可能性について対話が行われました。「外国人人材」については、労組側から UAゼンセン、NGO側からシェア=国際保健協力市民の会より、それぞれの取り組みや課題が報告されました。「児童労働」ついては、労組側から国際食品労連日本加盟労組連絡協議会(IUF-JCC)、NGO側からはACEにより、本フォーラムのグループ活動による協働の成果を含む報告がありました。  

シンポジウム終了後には、フェアトレード商品を用意し、参加者間の名刺交換と交流の機会を設けられました。提供されたフェアトレード商品は、シャプラニール=市民による海外協力の会のクッキーとジャム、シャンティ国際ボランティア会の紅茶とチョコレート菓子、シェア=国際保健協力市民の会のコーヒー、ACEのチョコレートなどが含まれました。

参加者アンケートでは「技能実習生を含め、外国籍/外国人労働者が増えてきたので、ビジネスと人権というテーマ設定はタイミング的にもとても良かった」、「ビジネスと人権をテーマに様々な角度からの事例や取り組みを共有いただき、理解を深めることができた」、「NGOと労組のつながり、関係性、親和性が強く感じられた」などの声が寄せられました。

NGO労働組合国際協働フォーラムは、これからも、SDGsに関連する様々なテーマで学習会やシンポジウムを開催し、NGOと労働組合の学びあいと協働を促進していきます。

NGO-労働組合 国際協働フォーラムについて、ご関心のある方はこちらをご覧ください。

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