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NOV.27.2024
昨今、ローカリゼーション(支援の現地化)は「現地主導のアクション」という言葉と共に、国際支援の現場で浸透しつつあります。しかし、2016年の「グランド・バーゲン」合意から10年近くが経過する今も、多くの支援団体や政府においては複数年支援割合30%や直接資金拠出割合25%といった重要な目標の達成には至っていません。ローカリゼーションが目指す「主体アクターの転換」を人道支援関係者間で共有し、各組織がそれぞれの目標を定め、具体的な行動に移すことで初めて数値目標の達成が可能となります。また、その実現には、支援の実践者とドナー双方の理解が不可欠です。
本セッションでは、ドナー、学者、支援現場の実践者が集まり、ローカリゼーションに取り組む意義について意見交換を行います。セッションを通じて概念への理解を深め、各自の立場でどのような取り組みが可能かを考え、行動するきっかけになれば幸いです。
セッションタイトル | 国際支援におけるローカリゼーションの実践 |
日時 | 2024年12月16日(月)16:00~17:30 |
形式 |
オンライン ※本セッションのアーカイブ発信はありません |
言語 |
日本語 ※一部の登壇者については、英語から日本語への同時通訳あり |
対象 |
国際協力関係者 ※NGO関係者、ドナー機関等、本テーマに関心のある幅広い層の皆様のご参加を歓迎いたします |
申込方法 |
こちらのフォームに必要事項をご記入ください ※12/12(木)〆切 |
主宰 | JANIC 支援の現地化ワーキンググループ |
赤星 聖
神戸大学大学院 国際協力研究科 准教授
神戸大学大学院国際協力研究科に所属し、国際関係論、とくに、国際制度論やグローバル・ガバナンス論が専門。博士(政治学)を神戸大学で取得し、これまでに、日本学術振興会特別研究員や関西学院大学法学部准教授を歴任。主な研究テーマは、気候変動、人権保護、自然災害に伴う被災者支援など、国家のみでは解決が困難なグローバル課題における国際機構や非政府組織(NGO)、企業、個人などの多様なアクター間の協力と調整メカニズムについて。近年では、人道支援、開発支援、環境問題等の事例を通じ、国際機関が他のアクターと連携する調整メカニズムについて探求している。
上田 奈生子
OECD東京センター所長
2022年7月から現職。日本および東南アジアをはじめとするインド太平洋諸国とOECDとの関係強化に向けて、政府、企業、労働組合、学界等、幅広い層との政策対話等に活動的に参加。
OECD事務局勤務は今回で3ポスト目。これまでに、OECD開発センター局次長、「民主的ガバナンスのためのパートナーシップ」上級政策分析官、「ハイリゲンダム・ラクイラ対話プロセス支援ユニット」上級政策分析官(開発担当)などの要職を歴任。これらの経験を通じて、OECDのアジア関与強化に寄与し、OECDとアジアとの距離を縮めることに尽力。
なお、前職では、外務省経済局アジア太平洋経済協力室長として、東南アジアを含むアジア太平洋諸国との経済分野を中心とする協力を推進。これに先立つ外務省勤務では、国際開発協力、気候変動、日米関係等を広く所掌。
GRIPS/FASIDで国際開発修士号、ペンシルバニア大学で国際政治・政治経済修士号を取得。
樋口 博昭
ジャパン・プラットフォーム 事業推進部・事業評価部・事業管理部部長
1995年~2007年、ウガンダにてNPOに従事し、水・衛生、教育など村落開発事業に携わる。2008年~2010年、カンボジアにてNPOに従事し、職業訓練など村落開発事業に携わる。2010年~2015年、南スーダン、ケニアにてNPOに従事し、帰還難民支援、難民支援に携わる。
2015年、ジャパン・プラットフォームに入職。入職時は、パレスチナ・ガザ人道支援事業、および南スーダン人道支援事業のM&Eに従事する。2016年度は上記事業に加えアフガニスタン人道支援事業のM&Eも担当。その後、事業推進部・事業評価部・事業管理部の3部門の兼任部長を務め、現在に至る。
ソクモニー・スオン(Sokmony Suong)
セーブ・ザ・チルドレン カンボジア事務所 コミュニティ・コーチ
カンボジアのバッタンバン大学卒業。現地NGOにて施設や路上で暮らす子どものケアや養育者との再統合に従事後、セーブ・ザ・チルドレンに入局し、子どもの保護オフィサーとして子どもに対する暴力の予防・対応に関わる。現在はコミュニティ主導の子どもの保護事業でコミュニティ・コーチを務め、コミュニティが子どもを守る取り組みをサポートしている。子どもの支援にはコミュニティの声が大切であると考えているため、現在の仕事にやりがいを感じている。
※通訳付き
宮脇 麻奈
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 海外事業部 子どもの保護エキスパート
民間企業勤務、米国大学院の国際関係修士課程修了を経て、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに入局。緊急人道支援(ケニア干ばつ被災者支援、シリア難民支援、イエメン国内避難民支援等)、緊急下の子どもの保護に従事するNGO・政府職員の能力強化事業に従事後、カンボジアに駐在。子どもを暴力や虐待、搾取から守るため、地域の資源・仕組みを活かした子どもの保護のシステム強化に取り組んでいる。人道行動における子どもの保護の最低基準(CPMS)トレーナー。
マーティン ギャラール(Martin Gallard)
Terre des hommes、パートナーシッププロジェクトマネージャー
後日公開
※通訳付き
米良彰子
(特活)メドゥサン・デュ・モンド ジャポン 事務局長
スポーツメーカーで海外営業として働く傍ら、阪神淡路大震災時より多言語放送局の立ち上げ・運営に携わる。アメリカで開発学を学び国際機関でのインターンなどの経験を経て、NGOで保健や教育、食料・栄養分野でのアドボカシー・キャンペーンに関わる。南アジア、アフリカの現場で自立支援、青少年活動の国際協力に携わった後、2020年3月より現職。
(特活)国際協力NGOセンター
担当:伊藤 <hapic@janic.org>
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