国内外での災害の多発、人道支援のニーズの高まり、円安や物価高、人件費の高騰などにより、現在、日本のNGOを取り巻く環境は非常に厳しい状況にあります。
本年10月10日、JANICの正会員団体である(特活)日本国際ボランティアセンター(以下、JVC)のパートナー団体であるArd El Insan(以下、AEI)が活動していたパレスチナ・ガザ中部の学校がイスラエル軍の空爆を受け、支援活動に従事していたスタッフの内2名が死亡、5名が負傷しました。これをうけてJANICは、JVCパートナー団体の紛争による死傷に関する声明:「民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない」を公表しました。
レバノンでも大変厳しい状況が続く中、JANICの会員NGOが活動を続けています。さらに、日本国内でも多くの会員NGOが、災害被災地での緊急・復興支援に取り組んでいます。私たちは、日本の国際協力NGOの活動を下支えするため、アドボカシー活動、NGOの組織強化と人材育成、市民へのNGOと国際協力活動の理解促進、NGOと他セクターの連携促進等に引き続き取り組んでまいります。