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PRESS
NOV.01.2019
2019年11月1日
国際協力NGOセンター(JANIC)
2019年10月31日、特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド(以下、HFW)は、支部であるウガンダ共和国の現地事務所にて、ウガンダ人職員による資金の不正流用行為について発表しました。
ウェブサイト上で発表された報告によりますと、2019年2月に資金不正流用の疑いが生じ、その後、弁護士と公認会計士による特別調査委員会を設置して調査をしたところ、ウガンダ支部の前支部事務局長らが行った、建築費の見積もり偽造、消耗品費、燃料費等の領収書偽造及び水増し請求等により、不適切な支出金額は、約1722万円程度、適正であることを立証できない項目及び不正に関わった人物の給与全額を含んだ場合には2132万円程度に及んだ模様です。既に支部の前事務局長の解雇及び賠償請求をはじめ、本件における監督責任を検証して、本部の理事長の辞任、本部事務局長の解任及び降格などの処分が行われました。
深刻な点は、2004年にマラウィ準支部においても、現地マラウィのコーディネーターによる不正流用事件が発生しており、事業規模の見直しや、内部チェック機能を強化し、その後も2018年には内部監査担当の役職の新設をするなど、不正防止の取り組みを行っていたにもかかわらず、今回の新たな不正を防ぐことができなかったことです。今回の資金不正流用は、寄付等をもとに公益の担う市民社会組織の行為として、極めて残念なことであり、遺憾の念を禁じ得ません。
しかしながらJANICとしては、これまでHFWが行ってきた、飢餓の無い世界をつくるという、崇高な目的で活動してきた実績を高く評価すると共に、このようなHFWが不正行為で社会の信用を失い、活動が停滞することは望ましいことではないと認識しています。
HFWは今回の不祥事を外部の有識者による徹底した調査、原因解明を行い、様々な角度から防止策を検討し、支援者をはじめ、広く社会に対しても詳細な情報を公開しています。改めてJANICは、HFWに対し、二度と不正行為を起こさず、社会の信頼を取り戻すべく、既に発表している再発防止策を徹底的に実施し、ガバナンスをより強化すると共に、新たな発展に向けた活動を推進されることを期待します。
また、同時にHFWは、潜在的リスクを抱えている他のNGOに対しても、この事例を通して認識された原因や行うべき施策を積極的に共有する姿勢を示しています。国内外に拠点を有している日本のNGOは、同様の潜在的リスクを抱えており、今回の事態を機に、管理体制の強化をはじめとした不正防止策をさらに徹底されることを望むと共に、JANICとしてもASC(アカウンタビリティ・セルフ・チェック)の見直しの検討、会員同士が事例を学びあえる場の設置など、日本のNGOのコンプライアンスの遵守に真摯に取り組んでいくことを表明します。
※HFWのウガンダ支部における資金の不正流用の詳細については、以下のHFWのウェブサイトをご覧ください。
https://www.hungerfree.net/about/activity/management/uganda201906/
janic-advocacy@janic.org 03-5292-2911
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