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【開催報告】NGO労働組合国際協働フォーラム2025年シンポジウム

NOV.27.2025

【開催報告】NGO労働組合国際協働フォーラム2025年シンポジウム

2025年11月11日、NGO労働組合国際協働フォーラムがシンポジウム「2025年VNRを踏まえた政策対話:労働組合とNGOが共に考えるSDGsの実現」を開催しました。

NGO労働組合国際協働フォーラムとは?
NGO労働組合国際協働フォーラムは、NGOと労働組合が協働で運営しているネットワークです。NGOと労働組合がお互いの強みを活かして協働することで、地球規模課題の解決に貢献し、公正ですべての人々の可能性を開くことができるグローバル社会の形成と市民社会の強化を目指して活動を続け、2024年には設立20年目を迎えました。
フォーラムではこれまで、児童労働、保健、HIV/エイズ等、NGOと労働組合の共通の関心事項をテーマに、協働で学習活動や啓発活動を実施してきました。

連合会館にて開催された記念シンポジウムには、フォーラムのメンバー内外のNGOや労働組合、企業関係者などを含め、約35名の方々がご参加くださいました。

まずは基調講演として慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授よりSDGsの達成状況と日本が提出したVNRの概要」と題し、SDGsの基本的な考え方、VNRの概要、今後想定される動きをお話いただきました。

 続いて、NGOと労働組合から、SDGs達成に向けた現状と課題、それぞれの取り組みについて、課題提起を行いました。NGOからはアフリカ日本協議会共同代表の稲場 雅紀氏より、市民の意識、国際潮流、またそれらをもとにした提言が発表されました。労働組合からは、連合国際政策局長の斉藤 俊和氏より、労働組合から見たSDGs、連合の国際的なネットワーク、ネットワークとの連携事例について説明がありました。

発表後には、味の素グループ労働組合事務局長の高根 正之氏、シャプラニール=市民による海外協力の会 事業推進グループの日比 愛子氏を交え、「NGOと労働組合はどのように連携していくべきか」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

最後に、ネットワーキングの目的も兼ねたグループディスカッションの時間を設けました。参加者同士の自己紹介に始まり、NGOと労働組合にどのような連携が考えられるか、これまでの発表・議論を元に話し合っていただきました。各グループで、それぞれの立場から活発な意見交換が行われ、熱が冷めないまま終了の時間となりました。NGOと労働組合の間には相互理解の不足が見られるため、率直な意見交換の機会を継続的に設ける必要がある、という趣旨の意見が多く聞かれました。

シンポジウムの前後には、会場のあちらこちらで参加者同士による名刺交換が活発に行われ、交流の輪が広がっていました。参加者アンケートでは、「十分に理解できていなかったNGOの取り組みについて、団体の方から直接お話を伺えてよかった」、「SDGsの現状と展望、労働組合の活動について新たな知見を得られた」、「今後の労働組合とNGOの連携に期待が持てた」などの声が寄せられました。

 

NGO労働組合国際協働フォーラムでは、今後もNGOと労働組合の連携をさらに協議・推進することで、学びあいと協働を促進していきます。

NGO-労働組合 国際協働フォーラムについて、ご関心のある方はこちらをご覧ください。

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