2025年1月、アメリカの大統領令により、USAID(米国国際開発局)への資金拠出が停止され、その後、多くのドナー国で人道支援へのコミットメントを削減し、軍事費などを増大する傾向が見られています。この影響により、世界中の人道支援団体が活動の一時停止や中止、規模の縮小などを余儀なくされ、人道支援を必要とする人々の生命や生活への深刻な打撃を与えることが懸念されています。
日本国内では、その事例や今後予想される動向について十分に報じられることは多くありません。長期的なリスクが懸念される中、現状や今後の対応について学び、考える機会が求められています。
NGO2030では今回、4月に開催したウェビナー「いま何が起きている?~USAIDの援助停止とその影響を考える~」の第2弾として、人道支援セクターの動向を研究・定点観測し、世界的に参照されるレポート・エビデンスを最前線で作ってきたALNAP(Active Learning Network for Accountability and Performance)の研究者を迎え、現状や今後についての議論を行うべく、ウェビナーを開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております。
◆ 開催概要
| 日時 |
8月20日(水)18:00~19:30 |
| 開催方法 |
オンライン配信(Zoomにて行います)※途中入退室自由 申込みいただいた方に、後日参加のためのリンクをお送りします。 |
| 言語 |
英語(一部日本語での発表あり)。
同時通訳のご用意はありませんが、ZoomのAI翻訳機能はご利用いただけます。
|
| 申込 |
https://forms.gle/sJ841d3qj3YhCiNNA |
| 主催 |
JANICワーキング・グループ「NGO2030」 |
◆ プログラム
|
18:00~18:05
|
開始挨拶
|
| 18:05〜18:30 |
ALNAPによる発表 |
| 18:30~18:55 |
事例共有やディスカッション |
| 18:55~19:00 |
閉会挨拶 |
| 19:00~19:30 |
放課後トーク(自由参加)
※録画を消して少人数で自由に意見交換・相談ができる時間を予定しています。
|
◆ 登壇者紹介
ジェニファー・ドハティ / Jennifer Doherty
97年に設立された国際人道支援分野の学びと説明責任を強化するネットワーク、ALNAP(Active Learning Network for Accountability and Performance)のシニアリサーチフェローであり、次回の「人道支援システムの現状(The State of Humanitarian System:SoHS)」レポートの主担当者。前回のSoHAレポートでも共著者を務めた。過去18年間にわたり人道支援と開発分野の課題に取り組み、研究活動に移る以前は、現場で人道支援(特にガバナンス・アカウンタビリティの実務者として)にあたっていた。昨今の重点研究課題は、被災者への説明責任、HDP(人道・開発・平和)ネクサス、最前線で活動する人道支援関係者の学びの活用。ジョージ・ワシントン大学で博士号、ウォーリック大学で修士号取得。
◆ 問い合わせ先
NGO2030担当 小美野:t.komino★cwsjapan.org
*★を@にかえて送信してください。