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なぜ募金が必要なの? NGOのお金のこと

NGOの活動資金ってどこから集めてるの?

 個人や団体からいただく募金・寄付が一番大きな資金源になっています。
またほとんどのNGOは会員制度をもっているので会費収入があります。会員は年会費を払って継続的にNGOを応援します。募金と同じく主に一般の個人や団体が入会しています。

 スタディツアーやセミナーの参加費、物品販売費など、NGO活動の特性を生かして行う事業(自主事業と呼ばれます)の収入も貴重な資金源です。その他にはプロジェクトごとに民間の財団に費用を申請する助成金や政府や自治体からの補助金、委託費などを活用するNGOもいます。

収入の内訳 会費7.8% 寄付金41.8% 基金運用益0.4% 自主事業収入6.2% 受託事業収入9.8% 助成金11.2% その他収入6.0% 前年度繰越金16.8%募金・寄付が一番の資金源なんだよね!

活動資金は、どんなことに使われている?

 NGOの活動資金は途上国のプロジェクトを実施するために使われます。同時に、それらのプロジェクトを日本で企画・管理するスタッフの給与や、事務所賃料などの「事務管理費」と呼ばれる費用も必要です。
 NGOの平均データを見てみると、事業費が約7割を占め、事務管理費が1割強になっています。

 事業費には途上国のプロジェクト実施に使われる費用以外に、日本の支援者に活動内容を説明したり、よりよい支援のための政策づくりに取り組むスタッフの給与や費用も含まれています。

事業費のうち、7割が海外での事業に、2割が国内での事業(広報や提言活動など)に使われているよ!

NGOサポート募金でNGOに寄付すると、どんなことに役立つの?

 NGOサポート募金は、NGO組織に対する使途を限定しない募金です。
 現地での支援プロジェクト実施はもちろんのこと、現地の人々のニーズについての調査やモニタリング、安定した支援活動を継続するための国内本部の維持、政府への提言や本部と現場との通信費、そして支援活動の現場で働く NGOスタッフの給与など、支援活動に関係するさまざまな活動に活用されています。

途上国の人びとのための活動に、幅広く活用されるんだ

 現場でのよりよい援助の実現は国内外での地道な積重ねに
よって支えられています。皆さんからの募金はさまざまなかたち
をとって、途上国の人々の生活向上に役立てられています。

NGOで働く人とは

 「NGOスタッフ=無給でボランティア活動をする人」と思っている人がまだまだ多いようですが、実際にはNGOで働く人の多くは有給の職員です。JANICの調べでは、NGOで働く総数4,806名のうち、2,835名が有給職員として働いています。そのうち途上国の現場で働く人は約1割です。年収の平均は250万円から300万円のあたりに集まっています。
 一方で、別に職業を持ち、週末やその他の空いた時間を使ってNGO活動を行っている人たちもいます。

職業としてのNGOスタッフも、定着してきたんだ

NGOの年度決算

 NGOは営利を目的としない、非営利組織です。年度決算は収入と支出がプラスマイナスゼロになれば良い、というのが基本的な考え方です。
 しかし、NGOにとって重要な活動が急展開したとき、財政上のリスクが高まったとき、大口の資金提供を受けていたドナーと価値観がぶつかったときなど、柔軟に財政構造を変更したり、自分たちの価値観を守るために、繰越金は多い方がいい、年度予算額同等かそれ以上あっていいという考え方が増えてきました。
 NGOは自分たちの価値観を訴え、持続的な活動をするためには、ある程度資金的豊かさを組織内にもつ必要があります。

持続的な活動のために、ある程度貯金も必要なんだ

欧米と日本、NGOが集める募金額は、どのくらい違うの?

 NGOの募金収入額の国際比較をしてみると、上位を占めるのは欧米のNGOです。
データ を元に1ドル100円で計算すると、募金収入額の最も多い団体はケアUSA、次がワールド・ビジョン(WV)USAで、各団体年間450億円以上の募金を集めています。
 一方、日本のNGOの募金収入額を見てみると平均値は235万円です。1千万円を越す募金収入を得ているのは全体の約3割で、半分の団体が300万円未満の募金収入を得ていることになります。

日本でももっと寄付文化を広めないとね!日本のNGOの活動資金はどれくらい?欧米のNGOと比べたら?

 日本のNGOの全収支規模は、約286億です。各団体にばらつきがありますが、平均的な団体の収支規模は1,200万円ほどといえるでしょう。
 欧米では、1つの団体の収支規模が300億円を越す団体もあり、多くの市民に支えられています。こう見てみると、日本のNGOの財政状況が厳しいことがうかがえます。

日本のNGOの活動資金を全部足しても、欧米の大手NGO1団体ぶんにも満たないんだね
出典
  • ・ 国際協力NGOセンター発行「NGOデータブック2011数字で見る日本のNGO~」、2011年
  • ・ 国際協力NGOセンター発行「NGO職員の待遇・福利厚生と人材育成に関する実態調査」報告書、2007年
  • ・ simoのブログhttp://ameblo.jp/simosimota/
  • ・ 今田克司・原田勝広(編著)『連続講義国際協力NGO-市民社会に支えられるNGOへの構想』、日本評論社、2004年

当ページに掲載しているしろくま親子のイラストは、経 真珠美さんが作成したものです。
当ページに掲載しているデータは、集計方法の都合上、合計に端数がでるものがあります。

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