JANICからのお知らせ JANICの最新情報を発信しています。

JANICは、新事業年度を迎えるにあたり、真に社会に求められる組織となり、ビジョン・ミッションを実現するため、組織改革を進めてまいります。

近年、事業や組織運営において、これまでの枠に捉われない、新しい取り組みに挑戦してまいりました。一定の成果や前進が出ている一方、時代の求める変化に追いつく状況には至ってはいません。

そこで、組織の価値の再定義、運営、事業、財務における改革を行い、今の社会におけるJANICの役割を見極めていくことを決断いたしました。
改革の方向性については、今年6月に開催いたします総会にて会員の皆さまと議論をさせていただくと共に、組織運営、事業、財務の改革においては本年度より実行を進めてまいります。

組織運営では、NexTreams合同会社の支援のもと、「働く一人ひとりが自発的、主体的に動き力を発揮すること」を目指し、2020年度より導入している自己組織化組織を継続してまいります。
事務局長は、2017年度より就任していた若林秀樹より水澤恵（前事務局次長）に交代し、JANICで働く皆が責任および役割を分担することで、事務局業務の運営を行います。

設立35周年を迎える中、大きな転換期にあるJANICに、会員をはじめとしたステークホルダーの皆さまの引き続きご支援およびご協力をお願いいたします。

事務局長交代

事務局長退任のメッセージ－若林秀樹

2017年4月、事務局長として採用されて以来、5年の歳月が流れ、2022年3月末をもって事務局長を退任することになりました。この間、皆さまより、過分なご指導、ご協力、そしてJANICに対する大変なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

そして後任は、大幅に世代交代を進め、事務局次長の水澤にバトンを渡すことになりました。女性としては、初めての事務局長になります。皆さま方におかれましては、変わらぬご厚情、ご指導を賜りますよう、よろしくお願いします。

私自身は、JANICのアドボカシー業務をさらに強化すべく、4月1日にシンクタンク部門を立ち上げ、引き続き関わっていくことになりました。

国際社会を見渡せば、新型コロナの影響もあり、SDGsの目標も、一部達成が難しくなりつつあります。またウクライナなど世界各地で民主主義や人権が否定され、市民社会スペースが悪化しています。このような状況を打破するには、市民社会のポテンシャルをさらに引き出すことが必要であり、その答えの一つが、政策で市民の諸活動を後押しするシンクタンクです。ぜひ、共に学び、考え、行動しましょう。

事務局長就任のメッセージ－水澤恵

4月1日より、JANICの事務局長に就任いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
私は2004年からJANICに入職し、一つの団体ではできないことを、NGO同士やNGOとさまざまなセクターがつながることで、実現していけるJANICの魅力にひかれ、長年JANICで活動してきました。これまでNGOの組織強化、調査・提言活動、他セクター連携、管理部門などさまざまな業務に携わってまいりました。私生活では3人の男子の母親をしています。
今年10月、JANICは設立35周年を迎えます。
国内外で社会問題が深刻化し、急速に変化する世界情勢の中で、NGO・NPOも国際協力業界も、今の時代に合わせた大きな変化を求められています。その中で、JANICはこれまでの伝統や特性を活かしつつも、新しいチャレンジをどんどんしていきたいと考えています。
私の今年の事業実施のキーワードは「会員が活発にJANICを活用するネットワーク」「多中心の組織へ」。また、組織基盤と管理部門の強化をしていきます。

JANICでは、「市民の力を解き放ち、共に生きる社会を共に創る」をモットーに、多くの皆さまと新しいJANICを創っていきたいと考えています。何卒よろしくお願い申し上げます。

水澤恵 プロフィール

立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科在学中の2002年よりJANICで勤務を開始し、NGOの組織強化・研修事業、調査・政策提言、国際連携事業など幅広く担当。2020年4月に3度目の育休より復職。2021年度より事務局次長として、経営管理部門を中心に担当すると共に、自己組織化組織を推進する役割を担ってきた。2022年4月より現職。3人の男子のママ。