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【特別対談イベント】海外ルーツの子どもたちが学びを諦めない社会にするために〜現場から考えるNPOの役割と作りたい未来〜

FROMe-Education

JUL.14.2025

【特別対談イベント】海外ルーツの子どもたちが学びを諦めない社会にするために〜現場から考えるNPOの役割と作りたい未来〜

年々増える、日本に住む海外ルーツの子どもたち。

NPOが担う役割と、作りたい未来を考える

 

「クラスに外国人の同級生がいたので、どんな問題を持っているのか気になる」

「国籍や出身に関わらず、支え合える社会に興味がある」

そんな方にぜひ来ていただきたいイベントを7月28日に開催します!

 

イベントに申し込む

 

昨年、私たちは日本に住む海外ルーツの子どもたち(越境児童)の支援プロジェクトをスタートしました。

本当に多くの方に応援いただき、母語や継承語(家庭内で用いられている言語:例 フィリピン南部出身者にとってのヴィサヤ語など)を使った算数などのオンライン授業の仕組みを作ることができました。オンライン授業は教科理解だけでなく、学校へ行くモチベーションにもつながっているようです。

一方で、活動を通じて越境児童が日本で安心して学び続けるために解決するべき課題も新たに浮かび上がってきました。

そこで今回のイベントでは、海外にルーツを持つ子どもたちへの支援を続けてこられたNPO法人希望の光代表・山家(やまけ)ヤスエさんをお迎えし、e-Education代表・三輪開人との対談を行います。

「今、海外ルーツの子どもたちに必要な支援とは?」
「その支援のためにNPOが果たすべき役割とは?」

といった問いを軸に、現場で活動する二人が語り合います。

山家さんは、愛知県豊田市を拠点に海外ルーツの子どもたちへの支援活動に取り組まれており、ご自身も子どもの頃にブラジルから来日されています。
その背景を活かし、日本に暮らす海外ルーツの子どもたちへの包括的な支援を続けていらっしゃいます。

海外ルーツの子どもたちの支援の今について話しながら、私たち一人ひとりができることをともに考える場にできたらと思っています。

登壇者紹介

山家 ヤスエ(やまけ やすえ)さん

ブラジル学校エスコーラネクターを運営するNPO希望の光の代表。ブラジル/リオデジャネイロ生まれの日本育ち。ブラジル学校と公立校のダブルスクールを経て、青山学院大学・大学院を修了。自身も移民として育った経験を活かし、日本の外国人の子どもに関わる包括支援を展開。

三輪 開人(みわ かいと)/認定NPO法人e-Education代表

早稲田大学法学部在学中に、NPO法人e-Educationの前身を設立。大学卒業後は、JICA(国際協力機構)で東南アジア・大洋州の教育案件を担当。アメリカの経済誌Forbesが選ぶアジアの若手リーダー「30 UNDER 30」選出。NHK『明日世界が終わるとしても』出演。

2024年の成果と新たに見えてきた課題

海外ルーツの子どもたちの支援における主な課題として、支援人材の不足、教科学習(特に算数・数学)の支援不足、そしてコロナ禍による学習の遅れが挙げられています。

さらに、活動の中で見えてきた新たな課題が「心の孤独」です。


言葉の壁や文化の違いからクラスメイトとうまく話せず、休み時間をひとりで過ごす子。
母語では算数を理解できても、日本語で発言する勇気が出ず、授業中は黙ってしまう子。
放課後も、親が共働きで夜遅くまで帰ってこない家庭もあり、気持ちを話せる機会があまりない子——


子どもたちは、自分の抱えている気持ちに共感してくれる人が多くはいない中で、孤独を感じやすい環境にあります。

こうした課題に対し、e-Educationは6月2日から【ひとりじゃないから、学びは育つ。】と題したキャンペーンを開始し、新たに「憧れの先輩と共に歩む」メンターモデルの構築に取り組みます。

 

特設ページを見る

 

このモデルでは、小〜中学校時代に来日した先輩越境児童が、後輩たちをオンラインで個別伴走支援(メンタリング)をし、全国どこからでもサポートできる仕組みを整えます。

オンラインなので、地域に1人しか越境児童がいないような外国人散在地域の生徒にも、継続的な個別伴走支援が可能になります。

私たちは、メンターモデルを育むことで 「自分もあんなふうになりたい」 と思える人に出会う環境を作ることができ、越境児童が自分らしく生きられる人生を切り開く力になると信じています。 そんな未来への展望を体感していただけるイベントとなっています。

こんな方におすすめです!

「クラスに外国人の同級生がいたので、どんな問題を持っているのか気になる」

「海外ルーツの子どもたちがどんな支援を必要としているのか知りたい」

「国籍や出身に関わらず、支え合える社会に興味がある」

実施概要

■日時

2025年7月28日(月)19:30〜21:00(19:25~受付)

※10分程度の延長の可能性があります。

■実施方法Zoomを用いたオンライン開催

※お申込みいただいた方に参加用URLをお送りいたします。

■参加費:無料

■定員:50名

※定員になりましたら締め切りますので、お早めにお申込みください。
※当日やむを得ずキャンセルされる場合は、イベント開始1時間前までにevent[at]eedu.jpにご連絡いただけますと幸いです。([at]は@に変換して下さい。)

 

 

皆さんのまわりに、海外にルーツを持つ方はいらっしゃいますか?
実は、越境児童と呼ばれる海外ルーツの子どもたちは、私たちのすぐ身近にもたくさんいます。身近でありながら、その背景やリアルを知る機会はなかなかないのではないでしょうか。

今回のイベントでは、そんな子どもたちと関わってきたNPOのリアルを聞くことができます。 きっと、新しい気づきが多くあるはずです。どうぞお気軽にご参加ください!

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