分野、規模を問わずNPO/NGOは、事業や組織が会員、寄付者など多様な人々の「参加」で成り立っています。組織基盤強化の観点でNPO/NGOにとっての「参加」の力を改めて考えます。
事業規模の拡大、リーダーの交代などは、組織の在り方を見直すタイミングです。この転機を迎えた組織には、「現在の経営メンバーで考え、実行する道」の他に「経営メンバーだけではない組織のステークホルダーと一緒に考え、実行する道」というような選択肢が生まれます。
NPO/NGOが取り組む社会課題は緊急性が高く、組織運営においてもスピード・効率が重視されますがその一方で多様な人々と話し合い、共に取り組むことは、一人ひとりの意思で立ち上げられ、多様な人がかかわれるNPO/NGOだからこそできることでもあります。
「自分たちは目標にむかってどんな人たちと一緒に組織を運営しているか」は日常ではなかなか見えづらいものです。だからこそ、組織の在り方を見直すなどの組織基盤強化のタイミングでは目指す社会や組織の使命にもとづいて誰と一緒に組織を運営していくのかを考える必要があるといえます。
今回のフォーラムでは、まず組織のミッション・ビジョンに共感する人たちの参加を大切にしながら組織運営を行っている団体から、NPO/NGOにおける「参加」の意義と価値を学びます。後半のパネルディスカッションでは、サポートファンドの助成を通じて「参加の力」の重要性を実感した団体の事例を紹介いただき、組織基盤強化の視点での参加の価値・意義を話し合います。
<プログラム>
15:00 開会挨拶
15:10 基調講演 「NPO/NGOにおける参加の意義と価値」
[登壇者]
認定特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会 事務局長 小松豊明さん
15:50 NPO/NGOサポートファンド助成先団体による事例発表
[発表団体・発表者]
認定特定非営利活動法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 理事長 栗林知絵子さん
認定特定非営利活動法人 ウォーターエイドジャパン 事務局長 高橋郁さん
16:20 パネルディスカッション「組織運営で実感した参加の価値とは?」
[登壇者]
認定特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会 事務局長 小松豊明さん
認定特定非営利活動法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 理事長 栗林知絵子さん
認定特定非営利活動法人 ウォーターエイドジャパン 事務局長 高橋郁さん
[コーディネーター]
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 事務局長 吉田建治
16:55 クロージング
17:00 終了
<開催概要>
- 日時 2023年1月27日(金)15時00分~17時00分
- 場所 オンライン(Zoomウェビナー)
- 定員 200名
- 参加対象
・組織基盤強化に関心を持つNPO/NGO
・全国各地(都道府県、市町村)のNPO支援センター
・行政
・企業のCSR担当
・助成財団 など
※ご入力いただいた個人情報は日本NPOセンターの個人情報保護方針(
https://www.jnpoc.ne.jp/?page_id=105)に基づいて、以下の目的の範囲内で適正に管理・利用・保管いたします。また、目的の範囲内で講師・共催者と共有することがあります。
個人情報取得の目的:本事業における参加者管理、今後の類似のセミナーのご案内
<登壇者紹介>
北海道出身。国際交流団体での勤務等を経て2001年にシャプラニールへ入職。フェアトレード担当、ネパール事務所長、東日本大震災被災地支援担当、国内活動担当を歴任し、2014年より現職。現在、NGO-JICA協議会コーディネーター、G7市民社会コアリション監事などを務める。社会福祉士。
2004年より池袋本町プレーパークの運営に携わり地域活動を始める。自他共に認める「おせっかいおばさん」である。地域の子どもを地域で見守り育てるために、プレーパーク、無料学習支援、子ども食堂など、子どもの居場所を介し、子どもと家庭を伴走的に支援している。
ロンドン大学東洋アフリカ研究所にて開発学修士号取得。緊急支援のNGOにてファンドレイズ、広報、企業連携等に従事したのち、教育関連企業勤務を経て、2012年7月より現職。唯一の事務局スタッフとして、特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパンの設立に携わる。現在は、ファンドレイズ、広報、アドボカシー、講演等、幅広い業務に取り組んでいる。
<お問い合わせ>
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター(担当:中川、三本)
Mail:kibanwsアットマークjnpoc.ne.jp
*アットマークを@に変えて送信ください。
*新型コロナウイルス感染拡大に対応した勤務体制になっておりお問い合わせはできるだけメールにてお願いいたします。