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FROMe-Education
NOV.05.2025

私たちe-Educationは、「最高の教育を世界の果てまで」というミッションのもと、これまで15カ国5万人以上の子どもたちに、映像授業やオンライン家庭教師などITを活用した教育支援を届けてきました。
2010年、大学生3人がバングラデシュを皮切りに始めた活動は世界各国に広がり、これまで60人を超える学生が現地でプロジェクトを立ち上げ、現地パートナーとともに子どもたちの教育環境を改善してきました。
今回は、現在活動しているフィリピン(カガヤン・デ・オロ市、カミギン島)における教育支援活動の推進を図るプロジェクト推進インターンの採用を行います。
学びが ‟希望”に、教えることが‟誇り”になる場所づくり
私たちe-Educationは、フィリピン・ミンダナオ地域において、教育を通じた「雇用創出」と「教育格差の解消」に取り組んでいます。
ミンダナオ島はフィリピンの南に位置する2番目に大きな地域で、フィリピンにおける貧困層の約40%がこのミンダナオに集中していると言われています。
プロジェクトの舞台は、ミンダナオ島の中にあるカミギン島と地方都市カガヤン・デ・オロ市の2ヵ所で行っています。それぞれの地域が抱える異なる課題に向き合いながら、「最高の教育」を届けるための活動を展開しています。
カミギン島では、日本の歴史ある教科書会社とともに日本の高校生に生きた英語を学ぶ機会を届けるオンライン英会話事業を通して、フィリピンに雇用を創るソーシャルビジネスを行っています。
フィリピン国内の大きな社会問題の一つとして、若者の雇用機会不足があります。若年層である15-24歳の失業者が全体の44.8%で仕事を得ることが出来ない若者が沢山います。
特に、カミギン島では雇用機会が限られており、この傾向はより顕著で多くの若者が就職を理由に島を離れてしまいます。
一方で日本では英語のスピーキングに課題があり、アジアの英語力ランキングでは30ヵ国中26位となっています。
そこで、今までは日本の技術を使って途上国の課題を解決する国際協力が主流でしたが、フィリピンの強みである英語力と優秀な若者の力を借りて、日本の課題解決に挑戦する「国際協力の逆転」をテーマに掲げて途上国の雇用問題と日本の英語力向上に同時に挑戦しています。
2026年度からは、新規事業として既存のオンライン英会話の事業にAIを組み合わせることで、さらなる学習効果の向上が期待できる新しいサービスを開発予定です。
また、フィリピンは著しい経済成長にともない経済格差が拡大しつつあり、選択肢が拡大する富裕層とは対照的に、生まれた環境(貧困家庭・地域)を理由に十分な教育機会を得られない生徒が多くいます。
その結果、将来の選択肢が制限されてしまい、貧困の連鎖から抜け出すことが困難です。
そこで、カガヤンデオロ市では、2024年度からバングラデシュのオンライン家庭教師モデルを参考に、フィリピンのトップ大学合格を目指すための無償の大学受験支援をスタートしました。
プロ教師による集団授業に加え、経済的理由でアルバイトができない学生と、学習支援を必要とする高校生をマッチングし、大学生による個別指導をも提供しています。
オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型の授業を通じ、より多くの生徒に質の高い教育を届け、一人でも多くの生徒の可能性を広げるために活動しています。
このようにフィリピン・ミンダナオ島を舞台に、
現地の教育局と連携して、貧困層の子どもたちへの教育支援を行う「草の根事業」と、
日本の歴史ある教科書会社と連携して、日本の中高生への英語教育支援と途上国の雇用創出を目指す「ソーシャルビジネス」、
という<教育>と<雇用>の2つの課題に挑戦しています。

※カミギンのオンライン英会話のチューターと副代表
活動実績
フィリピンでは2013年より活動を開始し、カガヤン・デ・オロ市教育局、カミギン島教育局の信頼を得てパートナシップを構築してきました。
現在カガヤンデオロ市では、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリット式大学受験支援を提供しており、大学受験支援の開始初年度である2025年度では延べ350名を超える生徒を支援できました。
続々と合格の喜びの声が届いています。
また、日本のパートナー会社とJICAと共同開発した日本式数学のデジタル教科書の販売拡大を図っており、これまでに合計1,000名以上を越える生徒に利用してもらっています。さらなる拡販に向けて、現地教育局と協力し各自治体や私立高校との議論を進めています。
カミギン島でのオンライン英会話事業では現在までに30名を超える講師が就業機会を手にしており、これまでに10,000名を超える日本の高校生にオンライン英会話サービスを提供しています。
また、これまでの英会話事業の経験を活かし、カミギン島内の公立大学と英語学習に関する連携講座を現地の大学生向けに提供しています。

※オンライン高校受験支援の様子
今後のプロジェクト計画
2026年度も”最高の教育を届ける”を軸にカミギン島とカガヤンデオロ市の両拠点で活動を更に展開します。
カミギン島では、「現地での雇用創出」を軸に、現地パートナー企業との連携を通じて、日本の高校生が英語で世界を広げることを目指すオンライン英会話事業の拡大に取り組んでいます。
現在は新規事業として、AIを組み合わせることで学習効果をより高める新しいサービスの開発を進めています。
今後は、高校生に限らず、社会人や小学生など、より幅広い層に英会話学習の機会を届けるための実証実験とサービス展開を推進していきます。
オンラインとオフラインのハイブリット式の教育支援をカガヤンデオロ市を中心に引き続き展開します。
現地パートナー企業や教育局との連携を強化しながら、受験支援の拡大を図り、逆境の中でも生徒が共に学び、挑戦できるコミュニティー作りに挑戦します。
いずれの事業においても、テクノロジーを活用し、日本やフィリピンの生徒が教育を通じて将来の可能性を広げるとともに、フィリピンでの雇用創出にも取り組んでいます。
募集要項
| 職種(採用人数) | 海外プロジェクト推進インターン(1名) |
|---|---|
| 活動内容 | ・英語教育に関する市場調査(マーケット・現地ヒアリング等) ・教材作成支援 ・e-Education案件の推進支援、プロダクトの効果検証 ・新規事業のトライアル実践~ビジネス化 ・採用、新メンバー向け研修 ・現地メンバーのチーム作り、組織強化 |
| 対象 | 大学生・大学院生 |
| 活動国 | フィリピン(カミギン島、カガヤン・デ・オロ市) ※国内事前研修あり |
| 活動期間 | 1年間(2026年9月〜2027年8月) ※休学を原則とします(要相談) ※渡航時期や期間の相談は応相談とします。 ※渡航前に日本国内で事前研修があります |
| 活動開始予定時期 | 2026年9月〜2027年8月
※渡航の時期や期間は応相談とします。 |
| 得られる経験やスキル | ・行政や企業等を巻き込み、インパクトの大きいプロジェクト展開ができる力 ・関係者を巻き込みながら事業を改善/推進するリーダーシップスキル ・様々なステークホルダーに事業を説明する交渉力 ・社会課題に取り組む学生・社会人とのネットワーク ・英語添削事業のグローバル展開に挑戦する経験 |
| 求める人物像 | ・e-Educationの理念や活動に原体験を持って共感していること
・途上国の社会課題解決に対して強い想い・情熱を持っていること -TOEIC 730点以上 ※あくまで参考値ですので、達していない場合でも面接でご相談ください。 ■上記に加え、フィリピン担当インターンにおいて求めるもの ・途上国への支援だけではなく、途上国の若者の力を借りて日本の教育課題に挑戦することにも興味がある人 |
| 特にこんな人にオススメ | ・途上国でテクノロジーを活用した教育支援の立ち上げに興味のある人 ・日本の教育企業との協働を通じて新しい価値創出に興味のある人 ・教育事業を通して若者の未来に貢献したいと考えている人 ・ソーシャルビジネスを通して途上国における社会課題の解決に挑戦したい人 ・他国展開を視野に入れた事業モデル確立に挑戦したい人 ・自分がやりたいことを大切にしながら、現地で必要なことに全力を注げる人 ・忙しさの中から楽しさや意義を自ら見出だせる人 |
| 募集期間 | 〜2025年12月14日(日) 23:59 エントリー〆切
※エントリー頂いた方に選考書類をお送りしますので、お早めのエントリーをお待ちしております。 |
| 待遇 | 給与の支給はありません ■以下の費用は団体が負担します・ビザ取得及び更新にかかる費用(手数料及び交通費実費込み) ・海外旅行保険代 ・国内研修費用(インターン合宿参加にかかる交通費および宿泊費)・その他現地でプロジェクトを実施する上でかかる費用(長距離交通費、教材制作費、ワークショップ開催費など)■一定の家計基準を満たしている方には、団体内規定により以下の支援を行います。 ・活動支援金 ・往復航空券代(1往復分)※他助成機関からの活動費支給を受けられる方は対象外になります。 ※待遇の詳細は、応募フォームにてエントリー後に送付される、募集説明動画をご覧ください。 |
| 選考プロセス | ①エントリー エントリーはこちらから エントリーいただきました方へ、書類選考課題および募集職種の詳細を送付させていただきます(詳細を見てから応募を判断いただくことも問題ないので、少しでも関心のある方はぜひお申し込みください)②書類選考 書類選考課題を記入・提出いただいた方から、順次選考いたします。 ③面接(2回程度) |
| 座談会など | 12月上旬に、現役インターン生の生の声を聞くことができるイベントを実施します。
詳細は追って公開しますので、より詳細を知りたい方からご応募を迷われている方まで、ぜひご参加ください。 |
先輩インターン生のインタビュー記事をご紹介
過去に海外プロジェクト推進インターンとして現地で活躍してくれたインターン生のインタビュー記事をご紹介します。
▼大岡美葉さん
繋がりが国際協力の現場を動かす:迷いながら進んだ、海外インターンの半年
▼杉田さらさん
現地に引き継がれるものを目指して:“ロボット”だった私が、ネパールで見つけたもの
本インターンにご応募、内定となった方には、新たなe-Educationの一員として、「最高の教育を世界の果てまで」というミッションに向かって、私たちと共に様々な活動に挑戦して頂きたいと考えています。
途上国の子どもたちに教育の機会を届けることを通して、彼らが夢や想いを実現することをサポートし、誇りを持って生きていける社会の実現に、一緒に挑みましょう。
熱い意思を持った方のご応募をお待ちしております!
FROM | セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
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