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FROM国境なき子どもたち
JUN.23.2026
国境なき子どもたち(KnK)は、海外で困難な状況にある子どもたちの現状を日本にいる人々、特に若い世代に伝えることを目的に、2004年から写真展を開催しています。
バングラデシュの首都ダッカにあるショドルガット港は、人と物資が行き交う国内最大級のターミナル港です。ダッカには約30万人のストリートチルドレンがいるといわれ、港周辺にも厳しい環境で暮らす子どもたちがいます。
KnKが運営するセンターには毎日40~50人が訪れ、温かい食事や衛生面の支援、学びの機会などを通じて、ひとときの安らぎを得ています。
本展では、写真家・小澤太一氏が約1ヵ月のあいだ、港で生活する子どもたちと時間を共にしながら彼らを撮影した写真を展示します。
会期中、9月19日(土)は司会に渡辺真理(KnK理事/アナウンサー)を迎え、小澤氏とのギャラリートークを行います。また、21日(月・祝)は小澤氏によるソロトークを開催します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

1. 小澤太一×渡辺真理(聞き手)
日時:9月19日(土)14:00~15:30【参加費:500円】
※要申込 (定員60名、申込先着順とさせていただきます)
※参加費500円は、当日受付にて現金でお支払ください。
【ギャラリートーク申込方法】
下記フォームより、必要事項をご記入の上、お申込ください。【お申込〆切:9月17日(木)】
2. 小澤太一のソロトーク
日時:9月21日(月・祝)14:00~15:00
※参加費無料、申込不要 当日、直接会場にお越しください。
写真展に寄せて
世界一人口密度が高いバングラデシュの首都・ダッカを流れるブリガンガ川沿いに、巨大なフェリーの船着場・ショドルガット港がある。多くの旅人や物売りでごったがえす港には、たくさんの「ストリートチルドレン」と呼ばれる子どもたちもバングラデシュ全土から集まってきている。「そんな彼らにまずは会いに行く」。そこから先の予定は考えないまま、ぼくは港へ向かった。
子どもたちと最初に会ったのはKnKが運営する「ほほえみドロップインセンター」の中だ。子どもたちは好きなときに集まり、それぞれの時間を過ごしており、その姿は、まるで普通の子どもと変わらない。
それでも多くの子どもたちは、ランチを食べ終わった14時過ぎには姿が見えなくなる。対岸のショドルガット港へ仕事に行くのだ。彼らの多くは、使用済みペットボトルを拾い集め、水道水を詰めて売ることで生計を立てている。大人の物売りに負けないよう大きな声を出しながら、フェリーの中を何時間も、重たい水を持って売り歩く。
そんな様子を見て、子どもたちのリアルな日常をもっと深く見てみたいと思った。そこでまずは多くの時間、子どもたちにそっと寄り添うことにつとめた。港で一緒の時間を過ごし、ときにはぼくも毛布にくるまって朝まで寝たりした。子どもたちが日々何を見て、どんな環境の中で生活しているのかを近くで見続けた。
撮影者の意図をなるべく入れないように、子どもが見せるリアルな表情や仕草を追い続けた一ヶ月だった。ベンガル語の『JIBON』には、「暮らし」「人生」「命」という意味がある。子どもたちがぼくに見せてくれたものは、まさしくその『JIBON』ではないか。そんな気がした。
子どもたちは大人以上にたくましく港で生きている。それはとても頼もしい姿だった。きっと彼らは力強く生きていけるだろう。それでも、時折ふと見せる子どもならではのあどけない表情もぼくには忘れられない。子どもが子どもでいられる時間はそんなに長くないのだから。
子どもたちの『JIBON』が、より輝くことを願って…。
写真家 小澤 太一(カラー約50点)

1975年名古屋生まれ。東京都在住。日本大学芸術学部写真学科卒業後、アシスタントを経て独立。人物撮影をメインに、写真雑誌での執筆や撮影会の講師・講演など、活動の範囲は多岐にわたる。ライフワークは「世界中の子どもたちの撮影」で写真展も多数開催。主な写真集に『ナウル日和』『SAHARA』『赤道白書』『HEROES』『回』など。身長156cm 体重39kgの小さな写真家である。キヤノンEOS学園東京校講師。日本写真家協会会員。
写真家・小澤太一の『logbook』 ameblo.jp/kozawataichi/
www.kozawataichi.com
FROM | NPOサポートセンター
FROM | 聖心女子大学グローバル共生研究所
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