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FROM日本NPOセンター
JAN.22.2018
「団体からSOSが寄せられたけど、どうサポートすればNPOの力になるのだろう?」
NPOが力を発揮するには、その活動を陰に陽に支える力強い味方、中間支援の存在が欠かせません。日本NPOセンターは、そんな「支えるプロ」の皆さんに向けて「NPOの力をもっと引き出すには?」を、事業評価の切り口から学ぶ講座を開催します。よい事業が生まれるところには、よい作戦とよい学びがあります。NPOの力を引き出すような評価のあり方を一緒に考えていきましょう。
*本事業は、トヨタ財団イニシアティブプログラム助成を受けて実施しています。
■ 講座の趣旨
この講座では、(1)教室学習 (2)自宅学習 (3)実習の過程を通じ、事業に役立つ評価の基礎を専門家から学ぶとともに、NPOに望ましい評価はどのようなものなのか、NPOの力を引き出すにはどのような支援のあり方がよいのか、講師も交えながら参加者同士で議論を重ねることを大切にします。
NPOの主体的な事業評価の実践を『NPO事業評価コーディネーター』が支えることで、NPOが第三者から「やらされる評価」ではなく、評価を通じて学びとやる気を高め、事業に力を発揮できるようになることをめざしています。講座修了後は、参加者がそれぞれの地域で、NPOの事業評価をサポートしたり、関係者の間で評価に必要な知識や資金をつなげるなど、NPOによる主体的な評価の実践に伴走していくことが期待されます。
■NPO事業評価コーディネーターとは?
✔ NPOが事業評価をやってみようと考えた時、最初の窓口として相談に乗り、それぞれの事業にどのような評価デザインがよいのかを一緒に考える人。
✔ NPOが事業評価を実施する過程で、アドバイスしたりファシリテーションしたりする人。
✔ NPO・資金提供者・評価専門家などの間に立ち、それぞれの組織文化や意識などの違いを理解した上で、事業評価をめぐるコミュニケーションを促進し、資金や知識、スキルなどのリソースを効果的につなげる人。
■ NPO事業評価コーディネーターの養成が求められる背景
日本NPOセンターが2017年に実施した「事業評価をめぐるNPOの意識調査」の結果によれば、「事業評価を実施したところ、役に立った」「もし適切に事業評価ができたら、組織運営や事業改善に役立つ」と回答したNPOが多くを占めました。一方で、実践するには時間やスキル、資金不足が大きな壁になっていることも分かりました。また、NPOのスタッフがやりがいを感じ、社会から応援してもらうのに事業評価が期待されている一方で、成果主義で現場が萎縮したり疲れたりしてしまうのではないかという不安があることも浮かび上がってきました。
日本NPOセンターは、こうした調査結果を踏まえ、NPOが自らの事業を評価する自己評価を基本とし、評価に必要な知識や資金をコーディネートできる人材が必要と考えました。
◎ 事業評価をめぐるNPOの意識調査の結果:http://www.jnpoc.ne.jp/?p=13946
■ 講座概要
構 成:
(1) 教室学習(座学、ワーク、対話) 2日間×3回=6日間
(2) 自宅学習(課題への回答、実習と連動した評価デザインの作成等)
(3) 実習 (NPOとのコミュニケーションを通じ、評価のプロセスを実地で学習)
*実習は4人1グループで行います。
主 催:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協 力:特定非営利活動法人日本評価学会
日 程:2018年3月~8月(全体)
3月 自宅学習
4月1日(日)~2日(月) 第1回教室学習
4月~5月 実習
5月13日(日)~14日(月) 第2回教室学習
5月~7月 実習
7月23日(月)~7月24日(火) 第3回教室学習
7月~8月 実習
*実習は、グループメンバーや実習先とで都合のよい日を調整いただきます。
場 所:
教室学習 都内
実習 各地
*実習地域は、参加者の居住地から実習先へのアクセス等を考慮し決定します。
参加費:20,000円(税込)
◎ 首都圏以外からの参加者の長距離往復交通費(原則東京駅を起点に片道100㎞以上)、都内宿泊費(上限あり)は、実費を支給します。
◎ 実習にかかる往復交通費は、実費を支給します。
本講座で学べること:
(1) 事業評価の基礎理論と手法
(2) NPOの事業評価の特性と評価設計の考え方
(3) ステークホルダー間の関係構築と参加型評価の基礎
(4) データの収集と分析、解釈、報告
(5)(1)~(4)の実践と応用
本講座で議論すること:
(1) 「なぜNPOに評価か?NPOに望ましい評価とはどのようなものか?」
(2) 「ステークホルダーとどのような関係を構築するのが望ましいのか?」
(3) 「NPO事業評価コーディネーターの役割と評価倫理」 など
■ 応募について
要 件:以下の全てにあてはまる方
(1) 原則として講座の全過程(教室学習、自宅学習、実習)に参加できる方
(2) 市民社会の視点に立ち、事業評価をNPOの力にしようという意欲のある方
(3) NPO等の支援業務に従事した経験が2年以上あり、現在も従事している方。且つ、今後もNPO支援に従事する意思のある方(中間支援組織のスタッフ、NPOコンサルタントなどを歓迎しますが、これに限りません)。評価の知識やスキルは問いません。
(4) 講座修了後に、NPOの事業評価への伴走や、資金提供者・NPO・評価専門家の間に立ちリソースをつなげること、事業評価の基礎を伝えるセミナーの実施などが、業務として可能であること(応募時点で、必ずしも所属団体にこれらの実施の了承を得る必要はありませんが、自組織の事業として提案し、実現できる環境を段階的に整えていく力が求められます)
応 募:以下のフォームにご記入のうえ、ご送信ください。
https://goo.gl/forms/bB2yNfjMvDUEKnZ12
締 切:2月22日(木)
定 員:15名
結果通知:3月2日(金)頃までにメールにて選考結果をお知らせします。
■問合せ:
日本NPOセンター(担当:清水)
メール:mshimizu@jnpoc.ne.jp
電話:03-3510-0855(平日9:30-18:30)
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