NGO インフォメーション 日本全国の国際協力ＮＧＯからの新着情報を掲載しています。

【カンボジア僻地の6万人の命を救いたい！安全で安心できる出産を！】

https://readyfor.jp/projects/aozora5

認定NPO法人あおぞらでは、2018年より途上国の医療者を対象に生まれたばかりの赤ちゃんを救う方法である「新生児蘇生法」の講習を行って参りました。

途上国では、赤ちゃんだけではなく、分娩時にお母さんも命の危険に晒されています。

理事長の葉田は、向井理さん主演映画にもなった著書『僕たちは世界を変えることができない。』の際にカンボジアに訪れてから、現在までカンボジアの支援を続けてまいりました。

今回のプロジェクトでは、カンボジア僻地にかかる医療支援、お母さんの命を守るため、　「分娩が行われる保健施設の環境を整備する」という課題に対して、クラウドファンディングを実施しております。

何十年も使って壊れてしまった分娩台、分娩に必要な器具を消毒するための機器、新生児蘇生をするための物品、陣痛が始まったお母さんが待機する場所、出産後、赤ちゃんとお母さんが一緒に過ごす場所・・・

いずれも安全な出産のために必要な設備です。

4月19日（金）よりスタートしたクラウドファンディングは、10日目にファーストゴールの300万円を達成いたしました。

しかし、資材の高騰や円安の影響により想定していた予算を大幅にオーバーする見込みとなっており、現在セカンドゴールを目指して奮闘しております。

皆様のお力をお借りいただけますと幸いです。

https://readyfor.jp/projects/aozora5

＜プログラムディレクター嶋岡より皆さまへ＞
いつも温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
コロナ禍でもあおぞらはなんとか前に進もうと様々な活動をしてきました。

途上国の保健省と交渉したり大学の教授と話したり、WHOやJICAの担官と話したり、、、

それは国際支援の形としては1段階成熟したもので、より大きな範囲で実効性のあるものとなったのだと感じます。
しかし、活動としてはご支援頂いている皆さまには少し見えにくくなったのかもしれません。

この何年間かは、その模様をうまくお伝えすることができなかったように思います。
今後わかりやすくお伝えしていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス流行中の渡航制限であおぞらが失いかけていたものもあります。

途上国の僻地に直接入って現場の過酷な現状を直接この目で見ること。
お母さんと赤ちゃんが亡くなっている事実を知って、心を動かすこと。
過酷な状況で頑張っている現地の医療者の努力を知り、その思いと共感すること。
何かできることがあるだろうかと考え、支援を形にして実行に移すこと。
何かできるかもしれない、と言う期待。
ワクワク感、ちょっとした高揚感。
そして皆さんを含めた「僕たち」が世界を少しだけ良い方向へ変えられるかもしれないという可能性。

かつて僕たちを突き動かしていたそんな衝動を少しずつ取り戻そうとしています。
「命を救いたい」という思いを社会に伝え、「あの人」のために活動を行うことはあおぞらの原点です。

今回のクラウドファンディングは再起動したあおぞらを見ていただき、皆さんと共にもう一度世界を変えようと頑張るプロジェクトとなります。
温かいご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。

【クラウドファンディングページ】
https://readyfor.jp/projects/aozora5

〈認定NPO法人あおぞらホームページ〉

https://npoaozora.org/index.html

理事長　葉田甲太プロフィール

医師(総合診療医)/認定NPO法人あおぞら理事長/エレコムヘルスケア株式会社取締役社長/関西学院大学フェロー

資格：家庭医療専門医 総合診療指導医 渡航医学認定医
東京女子医科大学 総合診療科 非常勤講師
東京医科⻭科⼤学⼤学院 総合診療科 医学博⼠課程
⽇本医科⼤学医学部医学科卒業
長崎大学大学院熱帯医学講座修了

略歴

• 1984年5月28日生まれ
• 国境なき医師団に憧れ医学部に入学
• 学生時代にカンボジアと出会い、現地に小学校を建設
• 2008年にその経験を綴った本「僕たちは世界を変えることができない」を出版
• 著書は台湾や韓国でも出版され累計10万部を突破
• 2011年に向井理さん主演で映画化
• 僻地医療、離島医療から東京のICUで総合診療医として勤務し、2018年地域医療支援大賞を受賞