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NOV.01.2024
日本では、少子高齢化に伴う人口減で、人手不足の解消に向けて外国人労働者を受け入れる動きが加速しています。6月には、技能実習制度を廃止し、「転籍」を可能とする育成就労制度を創設する関連法案が成立するなど、今後、さらにその機運は高まることが予想されます。一方で、これまでの外国人施策では「生活者としての外国人」としての視点が乏しく、
―など、社会的インフラの整備が進んでいない現状があります。 新型コロナウイルスの拡大に伴い、JANIC会員の中にも国境を越えた行き来が制限され、国際協力NGOの中には、海外での知見をもとに、コロナ禍で困窮した日本国内の外国人住民の支援、いわゆる多文化共生領域に乗り出す団体が増えてきました。そこで、有志メンバーにより、2023年11月に「多文化共生ワーキンググループ」を設立。関係省庁・団体と、多文化共生社会の実現に向けたインフラづくりについて意見交換を重ねてきました。本報告会では、ワーキンググループの2023年度の活動を報告するとともに、さらなるコアメンバーの拡大に向けて参加の呼びかけを行えたらと考えています。
セッションタイトル | 国際協力NGOの多文化共生領域への活動拡大 |
日時 | 2024年12月16日(月)14:00~16:00 |
対象 |
・多文化共生分野に取り組むNPO・NGO |
申込方法 | こちらのフォームに必要事項をご記入ください。 |
主宰 | JANIC多文化共生ワーキンググループ |
石川 えり
(特活) 難民支援協会(JAR) 代表理事
1994年のルワンダにおける内戦を機に難民問題への関心を深め、大学在学中、JAR立ち上げに参加。大学卒業後、企業勤務を経て2001年より難民支援協会(JAR)に入職。直後よりアフガニスタン難民への支援を担当、日本初の難民認定関連法改正に携わり、クルド難民国連大学前座り込み・同難民退去強制の際にも関係者間の調整を行った。2008年1月より事務局長、2014年12月に代表理事就任。
黒田 夏子
総務省 自治行政局 国際室長
2004年総務省入省。これまでに主に地方行政や独立行政法人制度等の分野に携わるとともに、石川県財政課、横浜市政策経営局への出向を経験。2024年7月から現職。
田村 太郎
(一財)ダイバーシティ研究所 代表理事
兵庫県生まれ。阪神・淡路大震災で被災した外国人への支援を機に「多文化共生センター」を設立し、地域における多文化共生の推進に従事。同センター代表や「自治体国際化協会」参事等を経て、2007年に「ダイバーシティ研究所」を設立。CSRや自治体施策を通じた人の多様性への配慮に取り組んでいる。東日本大震災直後に内閣官房企画官となり、官民連携での被災地支援を担当。現在も復興庁・復興推進参与として東北復興に携わる。 共著に『好きなまちで仕事を創る』『多文化共生キーワード事典』『自治体施策とユニバーサルデザイン』『阪神大震災と外国人』など。
新居 みどり
(特活)国際活動市民中心(CINGA)コーディネーター
東京外国語大学多言語多文化教育研究センター(現多言語多文化共生センター)、国際移住機関(IOM)コンサルタントを経て、2011年より現職。外国人総合相談支援センター、外国人技能実習機構母語国相談や地域日本語教育事業など、事業実施に関わるコーディネーターを務める。2017年より民生・児童委員など地域活動にも参加し、コミュニティにおける多文化共生実現にむけて日々実践模索中。
山路 健造
(一社)多文化人材活躍支援センター
1984年、大分市出身。立命館アジア太平洋大学卒業。西日本新聞社で7年間、記者として九州の国際交流、国際協力、多文化共生の現場などを取材。退職後、JICA青年海外協力隊でフィリピンへ派遣。自らも海外で「外国人」を経験したことから多文化共生に関心を持つ。帰国後(特活)地球市民の会入職し、国内の外国人支援のための「地球市民共生事業」を立ち上げ。18年にタイ人グループ「サワディー佐賀」を設立し、代表に。タイをキーワードにしたまちづくりや多言語の災害情報発信が評価され、21年、総務省ふるさとづくり大賞(団体表彰)受賞。ウクライナ侵攻では、佐賀県の避難民支援の官民連携組織「SAGA Ukeire Network~ウクライナひまわりプロジェクト~」で事務局を担当。同10月(一社)多文化人材活躍支援センターを設立。24年2月より能登半島地震支援で、外国人住民支援、多文化炊き出しなどに携わり、輪島市社会福祉協議会輪島市災害たすけあいセンター生活支援相談員も兼務。
(特活)国際協力NGOセンター
担当:伊藤 <hapic@janic.org>
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