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必要な質と量のODAを本当に求められる場所に-OECD-DAC諸国に対してCSOが声明を発表

MAY.09.2022

必要な質と量のODAを本当に求められる場所に-OECD-DAC諸国に対してCSOが声明を発表

経済協力開発機構(OECD)と対話を実施するCSO側のネットワークであるDAC CSO Reference Groupは、2021年のOECD・開発援助委員会(OECD-DAC)メンバー諸国のODA実績発表に際し、声明を発表しました。この声明は、OECDが2021年の開発援助委員会メンバーのODA実績(暫定値、贈与相当額計上方式)を4月12日に公表を受け発表され、JANICをはじめとする世界のCSO 76団体が賛同しています。なお、DAC CSO Reference Group は、OECDと世界の市民社会組織(CSO)の定期協議にCSO側のネットワークとして 参加しており、JANICも同活動に参加・協力しています。

声明概要

• 2021年、GNI比0.7%を目標に国際援助に割り当てるという国際公約を達成した高所得国はわずかであった。ODAに充当されたGNIの平均値が0.33%では、国際公約の半分も達成できていない。

• 2021年のODAの速報値は、ドナー国内の難民定住や留学生の費用だけでなく、余剰ワクチンの寄付の報告によって膨らんでいる。余剰ワクチンは開発パートナーの利益のために購入されたことがなく、そのようにカウントされるべきではない。

• ODAは、最も困窮状態にある人々を支援し、パンデミックの継続的な影響や長引く紛争や脆弱性に対処するために、独自の役割を果たす重要な資源。DACメンバー諸国はODAの0.7%目標および後発開発途上国(LDCs)向けのODAの0.15%から0.2%目標を達成すべき。

声明全文(英語/日本語訳)

A world in turmoil requires much more from ODA providers: CSOs call again for higher levels of ODA

混乱する世界はODAドナーに追加支援を要求:より高いレベルのODAを市民社会組織(CSO)は再び呼びかける

参考

• 外務省「2021年の各国ODA実績(暫定値)の公表」

関係連絡先

・DAC-CSOリファレンス・グループ、ポリシー・リエゾン
マシュー・サイモンズ(Matthew Simonds) msimonds@csopartnership.org
・DAC-CSOレファレンス・グループ、コーディネーター
カルロ・イパック(Carlo Ipac) cipac@realityofaid.org
・日本での連絡先
高柳彰夫(JANIC政策アドバイザー) t-akio@msj.biglobe.ne.jp

 お問い合わせ先

特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター janic-advocacy@janic.org(堀内)

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