HOME > MDGsを達成しよう > お母さんをまもろう!
JANIC Books
NGOの情報誌
シナジー

2016年4月25日発行

NGOの働き方改革

NGOの情報誌
シナジー

2015年12月25日発行

私たちのSDGs-本当に達成するために-

目標5:妊産婦の健康の改善

目標5:妊産婦の健康の改善

[画像]目標5:妊産婦の健康の改善

目標5:妊産婦の健康の改善

<妊産婦死亡率は1990年から半減するも、目標達成には程遠い>
 2010年には全世界で28万7000人の女性が妊娠や出産で命を落としています。
 妊産婦の死亡のうち、サハラ以南アフリカは56%、南アジアでの死亡は29%を占め、この2つの地域の死亡者数が全体の85%を占めています。途上国では1990年に出生10万人あたり440人だった妊産婦死亡率が2010年には240人まで減少しているものの、妊産婦死亡率は先進国と比較しても15倍もの開きがあります。
 妊産婦が安全な出産をするためには、十分な知識と技術がある医療関係者が出産に立ち会うことや、妊婦に適切な産前の検診とケアを行うことが必要です。妊娠中に医療関係者の訪問ケアを最低一度は受けた女性は、途上国全体で1990年の63%から2010年には80%、推奨される頻度(4回あるいはそれ以上)の訪問ケアを受けた割合も1990年の37%から2010年には55%と、一定の改善をみせています。しかし、特にサハラ以南アフリカと南アジアでは訪問ケアを受ける割合は低いままです。

[画像]出生10万人あたり妊産婦死亡率(1990年、2000年、2010年の比較)
(出典:UN The Millenium Development Goals Report 2012をもとにJANIC作成。)


<リプロダクティブ・ヘルスへの援助は減少傾向に>
 妊産婦が安全に出産するためには、妊娠・出産の時だけでなく、未成年の早すぎる妊娠を防いだり、家族計画が必要な女性の希望を満たすことも重要な施策です。しかし、援助全体のうち家族計画に伴うサービスへの配分率量は2009年から2010年に2.5%から3.2%と、わずかな上昇に留まり減少傾向が続いています。発展途上地域における、出産適齢期の女性の人口増加や、これに伴う避妊具の利用を女性が望むことを鑑み、避妊具の需要への資金援助が継続的に必要とされています。

[画像]保健医療へのODA額(百万US$)及びリプロダクティブヘルスと家族計画へのODAからの配分割合(%)
(出典:UN The Millenium Development Goals Report 2012をもとにJANIC作成。)



■MDGs目標5「妊産婦の健康の改善」のターゲット
ターゲット5-A
 1990年と比較して妊産婦の死亡率を2015年までに4分の1に削減させる。
ターゲット5-B
 2015年までにリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)への普遍的アクセス(必要とする人が利用できる機会を有する状態)を実現する。



■MDGsの8つの目標

[画像]目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
[画像]目標2:普遍的初等教育の達成
[画像]目標3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
[画像]目標4:乳幼児死亡率の削減
[画像]目標5:妊産婦の健康の改善
[画像]目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
[画像]目標7:環境の持続可能性の確保
[画像]目標8:開発のためのグローバル・パートナーシップの推進


(MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。)