ほんの少しの資金サポートで、苦しみから抜け出せる人たちがいます。そんな人たちのために、具体的にアクションを起こしているNGOがいます。
(特活)フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN スタッフインタビュー後編
『アンコール小児病院からカンボジアの医療水準の向上を目指す』
お話をうかがったスタッフの方
事務局スタッフボランティア担当 渡邊信子さん
自分の目でカンボジアを見てみたい
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN(以下FWAB)のスタッフになる前にも何度かカンボジアを訪れたという渡邊さん。カンボジアに行ってみたいと思ったきっかけは知人から聞いた話にあったのだそうです。
「1993年頃、ニュースや新聞では連日のように新政権設立前後のカンボジアを取りあげていました。長く続いた内戦、ポルポト政権下の虐殺行為、貧困などカンボジアには負のイメージしかありませんでした。けれど以前現地を訪れたことのあった知人が子どもたちの笑顔や長閑な風景に心を癒された話などをしていて、直接現地に足を運んでみたいと考えました。」数年後、現地に行った渡邊さんは、聞いていた通り美しい風景が立ち並ぶ様子に感動し、その後もカンボジアに定期的に足を運ぶようになったそうです。

悩むのではなく行動しよう
渡邊さんは、3回目の訪問で現地の人と話した時に「日本人が羨ましい。自分たちの国は知識階級のほとんどが殺され、もう希望も何もない。」と嘆いている若者の声を聞きました。大好きなカンボジアで人々が苦しんでいる現状に、自分は何もできないのかと非常に複雑な気持ちになったのだそうです。モヤモヤとした気持ちを抱えたまま日本に帰国したところ、ちょうどFWABの活動がテレビで取り上げられていました。
「医療においては全くの素人である井津さんが行動力と情熱をもってしてアンコール小児病院をたちあげた様子をみて、自分も悩んでいるのではなくまずはちょっとしたことでも良いから行動して門をたたこうと勇気づけられ、その翌朝にはFWABに電話していました。」最初はボランティアとして活動をサポートし、その後スタッフになったそうです。

AHCに隣接するビジターセンターで、日本からの支援物資とともに。
設立当初の苦労を経て
開院以来、のべ90万人以上の子供を治療してきたアンコール小児病院。その活動は日本やアメリカでのスタッフの苦労と努力によって支えられていました。「FWAB開設当初は代表も含め皆、本業を持ちつつその傍らで団体を運営しており、今のようにオフィスもなく、常勤スタッフもいませんでした。私自身、自宅でスカイプやメールなど顔を合わせずに事業を進めていくという状況を1年ほど経験しました。根気のいる作業に気が滅入ることもありましたが、当時の苦労があったからこそ、長きに渡って支援を続けていただける団体になったのだと思います。」と渡邊さんは話してくれました。

アンコール小児病院の外観
子どもたちの気持ちを第一に
渡邊さんは、現地で活動するときは、自分は外国人であることを自覚してなるべく表に出ないように気をつけていると教えてくれました。「FWABはアンコール小児病院の自立を常に意識しています。AHCの外国人スタッフは、指導者でありサポーターでしかありません。
主体はあくまでもカンボジア人です。また、AHCでは病気を抱え、ナーバスになっている子どもたちとその家族のプライバシーへの配慮を徹底しています。私も子供たちの気持ちを最優先にしたいと考えています。AHCを見学したいというお声をいただきますが、そういったプライバシーの問題や感染への配慮などから外国人の院内への立ち入りは禁止となっており、隣接した広報センター(フレンズセンター)で様々な対応を行っています。」

外科手術のようす(c)Shigemi Iyota
日本にボランティア文化を広めていきたい
現在FWABで、ボランティア活動のサポートを担当されている渡邊さんの夢は日本でのボランティア仲間を増やすことだと語ってくれました。「日本は欧米諸国に比べて寄付やボランティア文化が根付いていないと言われていますが、3.11の後、多くの人が募金を呼び掛け、現地に足を運んだ様子をみて、人のために行動したいと思っている人は実は沢山いるのだと気付いた方も多いと思います。欧米とは違うからと最初から消極的になるのではなく、ボランティア活動への参加を積極的に呼びかけていきたい。また、日本には町会や自治会など自分の住んでいる地域のために活動している方が多くいます。個人や団体、人と人をつなげていくことで日本のボランティア文化を発展させたいと思っています。」

国際イベントにて、他のスタッフと一緒に。(c)Koji Ota
<インタビューを終えて>
現地では現地人が中心となって活動を行い、外国人は前に出ないというスタンスがとても魅力的に感じました。またインタビューに応じてくださった渡邊さんが学生時代からもっていたカンボジアへの強い思いが伝わってきました。今その思いがかたちになり、日々挑戦なさっている渡邊さんはとてもかっこよかったです。
(JANICユース 総務チームリーダー 山内智加)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)
[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
総務チームリーダー 山内智加
総務チーム 吉野宮奈
インタビュー
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団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/_japan_1.php
参加しているNGOサポート募金
保健医療支援 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
(特活)フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN スタッフインタビュー前編
『アンコール小児病院からカンボジアの医療水準の向上を目指す』
お話をうかがったスタッフの方
事務局スタッフボランティア担当 渡邊信子さん
渡邊さんからのメッセージ
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーはUSAとJAPANの共同事業としてアンコール小児病院(AHC)を設立しました。
開院から10年余り、シェムリアップの街に根差し、カンボジアの人々から信頼される病院となりました。現在、300名を超えるカンボジア人スタッフも大きく成長し、将来的には、カンボジア人による自立運営を目指しています。
しかし、カンボジアの人々の生活は未だに厳しく、初診患者の半数近くは初診料1000リエル(約30円)を支払うことができません。
AHCを運営していくためには、国境なき友人(フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー)のサポートがまだまだ必要です。どうぞご支援をよろしくお願い致します。
今回は、事務局スタッフボランティア担当の渡邊信子にお話を伺いました。
写真家が途上国でNGOをつくる
ニューヨークで写真家として活躍している井津建郎氏は、1993年に古代遺跡撮影のためにカンボジアのアンコール遺跡群を訪問しました。ところが、撮影の目的で行ったものの、シェムリアップで治療費が払えないため亡くなっていく子供たちの惨状に遭遇し、小児病院設立を決意したのだそうです。
彼はまず自らの活動の軸であったニューヨークに、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー(以下FWAB)のオフィスを設立し、翌1996年には東京オフィスを開きました。写真家の井津氏にとってはNGO、医療のどちらも未知の領域。大学時代の写真家の仲間や、途上国支援、病院運営、建築など各分野に精通している友人からアドバイスを受け、直接協力してもらうことで、1999年にようやく病院を開院することができたのだと、渡邊さんは話してくれました。

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー、アンコール小児病院創設者の井津建郎氏
より多くの子供を救うために
こうしてFWABによって設立されたアンコール小児病院。当初は内科・外科のみでしたが、やがて歯科・眼科の開設や24時間態勢の救急救命室の設置と徐々に活動の幅を広げていき、現在は1日平均400人もの患者が病院を訪れています。
FWABでは資金やノウハウが蓄積されていくにつれて、より多くの子供に対応できるよう工夫をしていくことを心がけているのだそうです。例えば、外来待合室では常に沢山の患者が椅子に座って、暑いなか診察の順番を待っています。こうした患者を効率的に診察していくために、看護師が事前に外来患者の重症度に優先順位をつけ、診察に当たるようにしています。渡邊さんは、「これはカンボジア保健省の推奨するIMCI(小児疾患統合管理システム)をとりいれることでできたシステムです。」と教えてくれました。

IMCIを取り入れた外来待合室(c)Shigemi Iyota
コミュニテイ活動も積極的に
アンコール小児病院は院外での活動も積極的に行っています。「カンボジアの人口の8割が暮らす農村部では、保健・衛生習慣が浸透していないため病気になる患者が後を絶ちません。各地域にある、政府が運営する保健センターの職員に対して、助産婦トレーニング、地域巡回診療などの地域医療支援や各地に出向いて病気予防などの健康管理の知識を持ってもらうための保健教育活動などを行い、カンボジアの保健衛生の向上を目指しています。」

AHCまで通うことが困難な患者宅への定期的訪問看護活動のようす(c)Karl Grobl
まだまだ厳しいカンボジアの現状
小児病院の病院運営経費、年間2億5000万円のほとんどは、日米などからの資金によってまかなわれています。最終的には病院がカンボジア人により自立運営をされることを大きな目標とし、余裕のある方には初診で約30円、再診で約15円の寄付をお願いしているのですが、渡邊さんは「支払うことができるのは患者全体の半分程度というのが現状です。」と教えてくれました。長く続いた内戦が、未だに国民の生活に深刻な影響を与えている状況が垣間見えました。

外来での診察のようす(c)Shigemi Iyota
病院の主役はカンボジア人
FWABは国際的なNGOですが、アンコール小児病院はあくまでも現地の人が主体となる運営を心掛けているのだと渡邊さん言います。「よく私たちはニューヨークを司令塔として、日本、カンボジアでの活動が行われているという風に誤解されがちなのですが、創設者の井津はアメリカ、日本、カンボジアは一つのチームである、と表現しています。日本・アメリカでそれぞれの土地にあった支援をよびかけ、カンボジアではアンコール小児病院自体が主体となって医療水準の向上を目指しています。現在、アンコール小児病院では353名のスタッフがいますが、そのうち外国人スタッフはたったの9名です。」

外来待合室での子ども(c)Shigemi Iyota
<インタビューを終えて>
写真家の井津さんがカンボジアの子供たちのために必要な医療システム構築に着手するその行動力と正義感に感銘を受けました。井津さんのその勇気によって、今カンボジアでは多くの子供が救われ、より良い社会へと発展しています。先ずは誰かがコミュニテイ再生に向けて一声あげる。途上国支援の原点を再認識させられました。
(JANICユース 総務チーム 吉野宮奈)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)
[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
総務チームリーダー 山内智加
総務チーム 吉野宮奈
インタビュー
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団体の詳細
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参加しているNGOサポート募金
保健医療支援 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
インタビューカンボジア現地編⑥ シェア=国際保健協力市民の会
2011年夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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現地代表 佐藤真美さん
(特活)シェア=国際保健協力市民の会 SHARE すべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、"いのちを守る人を育てる"保健医療支援活動を、アジア・アフリカ・日本で進めているNGOです。
>>シェア=国際保健協力市民の会 インタビュー バックナンバーへ
訪問先:カンボジア SHAREプノンペン事務所 |
佐藤さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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駐在員の仕事は様々で、特に決まったルーティーンはないそうです。 「1ヵ月のうち、1週間くらいは現場に行って、残りの3週間くらいはプノンペンのオフィスで事務作業をしています。」
まずはプノンペンでのお仕事についてお聞きしました。
朝は、自宅からバイクタクシーで出勤。オフィスでは、スタッフとの会議、東京本部との業務調整、会計業務、報告書執筆などを行います。外の会議もありますが、パソコンの前でする仕事の方が多いそうです。
お昼休みは長いので、いったん自宅に帰り、お昼を食べ、シャワーを浴びて、少し休んでから仕事に戻ります。カンボジアは日本に比べてお昼休みが長いのですが、そんな習慣にもすっかり慣れたそうです。
現場に出る日は、朝のミーティングの後、約2時間かけて事務所のあるプレイベンへ。お昼ごはんを食べて、そこから約1時間かけて村に到着。村で活動を行ったあと、プレイベンの宿舎に戻ります。
ちょうど本インタビューを行った時期(夏)は、村の調査を行っていたそうで、現地のスタッフは毎日朝7:30から村に出て、2歳以下の乳幼児の身長・体重測定を行なっているとのことでした。 |

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これまでに一番やりがいを感じたこと
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 村での体重測定の様子
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一番のやりがいは「人材育成」だそうです。 特に「カンボジア人スタッフが成長したと感じるとき」が一番嬉しいとのこと。
「SHAREカンボジアの日本人スタッフの役割は、現地のスタッフがいい活動を続けていけるように、後ろからサポートすることです。彼らが地域の人びとと協力して、いい活動ができるようになっていく姿を見るのがやりがいです。
同様に、カウンターパートの変化を感じる時もとても嬉しいです。『地域の人たちが自分たちの手で健康づくりに取り組む』ことを目指すSHAREの活動は、成果が出るまで時間がかかります。最初は協力的でなかったカウンターパートが、活動の意義を理解し、積極的に関わるようになる様子を目にすると、とても嬉しいですね」 |
力を入れていること ~人づくりを通した住民主体の保健・健康づくり~
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「SHAREカンボジアでは、特に保健状況の厳しい農村地域で、公的保健サービスの強化を通した『健康なコミュニティづくり』に取り組んでいます」
現在は子どもの健康に焦点をあてたプロジェクトをプレイベン州で行っているそうです。
「カンボジアの保健状況は周辺国に比べてもまだまだです。乳幼児死亡率はここ数年減少傾向にありますが、実際は予防可能な病気で亡くなる子どもがまだたくさんいます。
国の保健制度上は、住民1万人あたり1箇所の公的保健センターが設置されていますが、建物がなかったり、薬や器材が不足していたり、また十分なスキルをもった保健スタッフがいなかったりで、『住民に一番近い公的保健サービス機関』としてうまく機能していないのが現状です。SHAREは地方の保健行政機関と協力して、地域住民を巻き込みながら、保健センターのサービス強化に取り組んでいます。
2009年からは、プレイベン州で乳幼児健診サービスの強化を行っています。保健センターと地域のボランティアが協力して、定期的に子どもの体重を測定して成長をモニタリングし、必要に応じて診察・治療を行えるよう、サポートしています。乳幼児健診という基本的な保健サービスがきちんと行われることで、地域の人びとの子どもの健康に関する意識にも徐々に変化が見られるようになってきました。」 |
 乳幼児健診の様子
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活動をする中で大切にしていること
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 離乳食の試食
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活動の中で一番大切にしていることは「地域の人びとが自分たちで継続して活動を続けるための仕組みづくり」だという佐藤さん。
「以前10年間関わったコンポンチャム州の活動地では、SHAREが撤退した後も、地域の行政や保健スタッフが自分たちの力で活動を続けています。NGOからの支援についても、安易に全てを受け入れるのではなく、自分たちの活動に活かせるよう交渉して上手に取り入れています。『自分たちの手で健康づくりに取り組む』という、私たちが一番伝えたかったことが伝わっているなと感じました。」
そのためには「既存の仕組み」を活かして活動を行うことが重要だと言います。
「SHAREが独自の活動を行うのではなく、既存の仕組み、例えば、保健センターや保健ボランティアという制度があるならば、そこがうまく機能するようにサポートします。
また「援助」にどう入るかという問題もあります。本来無償であるはずの保健ボランティアに、給料を払うことで「支援」するNGOもありますが、そのことが逆にボランティアの仕組みや人間関係を壊して、悪影響を与える場合もあります。
短期的に見ればお金をくれるNGOの方が良く見えることもあるかもしれませんが、援助に入っているNGOは、いつかその地域からいなくなるのですから、地域の人たちが自分たちの力で継続できる仕組みを作ることが一番重要だと考えています。」 |
佐藤さんからのメッセージ
「国際協力に関わりたいという方から、『専門スキルや留学経験がないとだめですよね。』という言葉を聞くことがよくあります。
自分の中でハードルを高くするのは、悪いことではないですが、チャンスがあったら飛び込んでみてもいいと思いますよ。現場に来ないとわからないこともたくさんあります。
ただその一方でもうひとつ思うのは、自分がどういう立場で国際協力活動に関わりたいのか、立ち止まって考えることの必要性です。『助けてあげたいという気持ちで行えば、結果は悪いわけがない』という前提を疑ってみることも時には大事だと思います。」
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカンボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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佐藤さんからは、本当にいろいろなお話をお聞きし、短い記事にまとめるのがもったいないくらいに勉強になりました。
特に考えさせられたのは、「援助」とは何か。 援助も入り方を間違えれば、むしろ問題を引き起こしたりすることもあるのだということを深く考えさせられました。
SHAREでは、人材育成の中でも特にチームワークの強化に力を入れているそうです。個人の能力を強化する研修は、外でたくさん行われているそうですが、必ずしも現場で活かせる内容とは限らず、それを活かすための職場環境も整っていないのが現状だそうです。
きちんと情報共有すること、スタッフ同士が協力しあうこと、つまりチームワークができていれば、職場は働きやすい環境になり、いい仕事ができるようになります。そのことをOJTでぴったりくっついて経験として伝えているそうです。
次回カンボジアに行く時は、ぜひプレイベンにも行ってみたいです。
佐藤さん、ありがとうございました!
(JANIC 佐藤) |
 保健教育の活動
 オフィスにて記念撮影(中央が佐藤さん)
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_101.php
参加しているNGOサポート募金
保健医療支援 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
世界の「貧しい」を半分に。MDGs2015まとめて募金
インタビューカンボジア現地編⑤ シャンティ国際ボランティア会
2011年夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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カンボジア事務所 所長 山本英里さん
(公社)シャンティ国際ボランティア会 Shanti Volunteer Association タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタンにおいて、こどもの教育・文化の支援をおこなっているNGOです。
訪問した事業地:カンボジア 訪問先:カンボジア SVAカンボジア事務所 移動図書館(プノンペン市内のスラム) |
山本さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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駐在員の仕事は日々や時期によって様々だそうです。 「典型的な1日というのはないですが、今の時期(インタビュー時点では雨季)は、フィールドに出るよりもオフィスワークが多いですね。」
朝は、5~10分の朝ミーティングから始まるそうです。週のはじめは、タスク会議があり、その後各セクションからの書類に目を通してサインをします。メールチェックも午前中に済ませます。
その後は、各事業からの相談に対応したり、外の会議に出たり、東京との調整を行ったりします。同じ分野に関わっている他団体との会議も頻繁にあるそうです。
通勤は車で約10分。帰ってから自由な時間があるときには、他の駐在員の方とごはん食べに行ったり、ジムに行ったりすることもあるそうです。
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これまでに大変だったこと
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 移動図書館に同行させていただきました。 スラムの一角にブルーシートを敷いて、 カンボジア人スタッフが紙芝居をしている様子。
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最初の半年が特に大変だったそうです。女性所長ならではの苦労もあったとか。 「SVAカンボジア事務所は今年で20年経ちますが、女性の所長は私が初めてでした。そのため、着任当初は内部のスタッフにもとまどいがありましたし、省庁等とのやりとりの中でも男性とは違う対応があったりしました。最初は大変でしたが、今は女性であることのメリットとデメリットの両方を感じながら働いています。」
着任当初は身に付けなければならない知識も膨大だったそうです。 「カンボジアは、今、NGOを取り巻く環境や、教育などの転換期にあり、制度や法律が複雑になっています。日々の業務に差し支えないよう、膨大な制度や法律を知る必要がありました。」
さらに、新しい組織体制の導入も行ったそうです。 「新しい執行体制を作ったことで、最近ではカンボジア人のスタッフが積極的にイニシアティブをとって実行する体制ができてきました。現地の方が自分たちの力で活動できるよう、今後人材育成にもフォーカスしていきたいと思っています。」
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力を入れていること ~自立発展的な活動のために~
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SVAカンボジアでは、図書館事業、スラム事業、ドリームスクール事業、伝統文化事業の4つの活動を行っています。 「コミュニティーと協力して、自立発展的な活動にすることが1つの大きな目標です。」
図書館活動では、本の質の向上にも力を入れているそうです。 「SVAが扱っている絵本は約110タイトルありますが、世界のいい絵本と比べると質はまだまだです。
これまでは、カンボジアのアイデンティティとなる民話を掘り起こすことに重点を置いてきましたが、今後は、質の高い絵本を作っていくために、こどもの年齢にあわせた文章や絵を使った編集や、画家・作家のステータスの向上が必要だと考えています。
また、本の幅広い可能性を知ってもらうということも重要です。絵本は、単に学習向上のツールではなく、人として生きていく上で重要なライフスキルを得られる機会でもあるのです。」
同時に、読書の機会をどう届けるかが重要だと山本さんは言います。 「支援の手が届きにくい貧困地域のこどもたちに、私たちの活動をどう届けるかが課題です。また、地方では、こどもの時に学校で読み書きを習っても、生活の中で読む機会がないことで、識字率が悪化するケースもあります。 持続可能な教育の機会が、都市部だけではなく、地方にもあることが重要です。」 |
 読み聞かせの後、こども達が自由に本を読む 時間の様子。
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活動をする中で大切にしていること
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 お行儀よく絵本を読むこどもたち。
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「私たちのビジョンを表現する言葉として、 『共に学び、共に生きる』 という言葉があります。
私たちがやりたいことをやるのではなく、どこにニーズがあるのか、現地の方たちができることは何なのかを常に考え、そのお手伝いをしているという姿勢を心がけています。
自分達の活動が何を目指し、どう持続させてくのかを、早い段階からコミュニティーや協力者と共有することも、大事にしています。」 |
山本さんからのメッセージ
機会があれば、ぜひ実際にカンボジアに来てみてください。
最近、カンボジアでは、都市部と地方の差が広がっています。ぱっと見て、発展したような印象を受けても、その裏を見てみることが大事じゃないかと思います。その中で、一生懸命に生きている方々に目を向けてみてください。
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカンボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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「移動図書館」と聞いて、みなさんはどんな活動を想像するでしょうか?
私たちが見たのは、図書館というより、「お話のお姉さんが来た!」という表現がぴったりな、楽しくてマジシャンのようなお姉さんでした。
文字は、ただ目で追うものではなく、耳から入って学ぶもの。 こどものことを考えて組み立てられた「移動図書館」は、歌やクイズからはじまり、紙芝居があったり、絵本の読み聞かせがあったりと、こどもたちの興味と集中力をとぎれさせない、楽しい工夫がたくさんありました。
こどもたちがちゃんと座って静かにお話を聞くのも、長く活動を続けてきた成果だといいます。そんな素敵な読み聞かせをしてくれたステラさんの紹介がSVAブログに載っています(ほっとシャンティ SVAブログ)
SVA事務所では、以前JANICでアルバイトをしていた江口くんにも会うことができました。
山本さん、ステラさん、江口くん、素敵な時間をありがとうございました!
最後にご報告ですが、在カンボジアNGO日本人ネットワーク(JNNC)に参加する有志の皆様から、 東日本大震災 支援活動まとめて募金への寄付をいただき、JNNCを代表して山本さんに感謝状をお渡ししてきました。カンボジアからあたたかい支援を寄せてくださった皆様に、深く御礼申し上げます。
(佐藤) |
 絵本の読み聞かせをするステラさん
 寄付の感謝状をお渡ししました。
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_103.php
参加しているNGOサポート募金
教育支援 まとめて募金
平和構築・難民支援 まとめて募金
世界の「貧しい」を半分に。MDGs2015まとめて募金
インタビューカンボジア現地編④ 日本国際ボランティアセンター
2011年夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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JVCカンボジア 現地代表 若杉美樹さん
(特活)日本国際ボランティアセンター Japan International Volunteer Center アジアやアフリカの農村で環境保全型の農業を通して生活改善に取り組むほか、紛争の混乱にあるパレスチナやアフガニスタンでは医療をはじめとした人道支援を行っているNGOです。 >>日本国際ボランティアセンター インタビュー バックナンバーへ
訪問した事業地:カンボジア JVCプノンペン事務所 自動車整備士養成技術学校 |
若杉さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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「毎日、同じ日はないです。」とおっしゃる若杉さん。駐在員の仕事に「典型的な1日」はないようです。日々のいろいろな業務をお聞きしてきました。
まず、月の半分はシェムリアップの事業地(農村)に行きます。 月1回はJVC全スタッフの月例会議があり、その前2日間は農業・環境教育スタッフとのプロジェクトミーティング、資料情報センターのミーティングと、会議が続きます。日本人との会議も多いそうです。
事務所での業務は、メールチェック、原稿書き、日程調整、会計、事務作業、雑務と多岐に渡ります。レシートを1枚1枚確認して、不備があったら処理するなど、地道な作業も多いそうです。
その他、JVCが支援するプノンペンの郊外の自動車整備士養成技術学校に行ったり、見学者の対応やスタディーツアーの受け入れなども行っています。
1年目は残業が多く事務所と家とスーパーを往復するような日々だったそうですが、最近はオンとオフを切り替えるようにしてメリハリをつけるようにしているそうです。充実した毎日がうかがえました。 |

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これまでに1番やりがいを感じたこと
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 JVCが支援する技術学校の授業を 見学させていただきました
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一番のやりがいは「人材育成」だそうです。
「スタッフの成長を見る時が一番嬉しいです。
どのNGOも共通する悩みかと思いますが、前例やモデルケースがなかったり、団体によって得意・不得意な分野があったりする中、『じゃあどうしたらうまくいくのか』と常に自問しながら活動を行っています。
その中で、人が成長して何かができるようになったり、事業がうまくいくようになったりするのを見るのは、本当に嬉しいです。」 |
力を入れていること ~活動の連携と日本人が「普通」に思っていること~
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「全ての事業に力を入れているのですが、特に農業開発と環境教育の連携について、4月以降強化していく予定です。
この2つは関係性を持ちつつも、それぞれが別個で実施することが多かったのですが、例えば環境教育は小学校だけではなく、地元住民も含まないと、将来リーダーとなり得る人材は育ちませんし、地域にも浸透しません。現在は、農業分野のスタッフが環境教育対象学校で研修をするなど、相互に連携を取って進めています。
また、ロジなどに関しても、日本人が普通に持っている経験や機会がないこともあるので、気づいた点はアドバイスしたり、カンボジア人スタッフと反省会で話し合ったりと、お互いに共有し活かせるようにしたいと思っています。」 |
 JVC事務所の中
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活動をする中で大切にしていること
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 インタビューの様子。JVC事務所にて。
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自分たちはあくまでも外国人だということを忘れないように心がけているという若杉さん。
「カンボジアで、私たちは異色な存在です。私たちがやりたいからやるのではなく、本当のニーズが何なのか、常に考えています。
最大の受益者である方たちが、自分たちのやり方を見つけ、長い目で見ても、短い目で見ても「いい」と言える、持続性のある開発に近づくことが目標です。
そして、自分たちの行ったことが本当に効果的だったのか、常に厳しい目でプロジェクトを見ていくことも大事だと思っています。」 |
若杉さんからのメッセージ
「現場に来て実感してください。現場はおもしろいです。」
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカンボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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若杉さんとは、インタビューの前に、シェムリアップの国際会議(CSO開発効果に関するNGOの世界大会)で偶然お会いしました。休憩時間に、カンボジアでの生活や、前職のお話まで、いろいろお聞き出来てとても楽しかったです。
若杉さんは以前、労働組合員として、NGO-労働組合国際協働フォーラム にも関わっていたとのこと。偶然にも私は今年からこのフォーラムの担当になったばかりでした。世界って案外狭い...と思うと同時に、労働組合と国際協力の関係って面白いなぁと思いました。
インタビューでも、ここに書ききれないくらい様々なお話をお聞きでき、とても勉強になりました。
若杉さん、ありがとうございました!
(佐藤) |
 技術学校では日本から提供された部品や工具、 教科書が活用されています。これは懐かしのOHP。
 若杉さんと偶然お会いしたシェムリアップでの 国際会議の様子
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_152.php
参加しているNGOサポート募金
農業・農業開発まとめて募金
保健医療支援まとめて募金
インタビューカンボジア現地編③ 国境なき子どもたち
2011年 夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、 インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします 。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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KnKカンボジア プロジェクトコーディネーター 小坂井真季さん
(特活)国境なき子どもたち KnK アジアには、「学校に行くのが夢」という子どもたちがいます。国境なき子どもたち(KnK)は、貧困や自然災害、騒乱などにより教育の機会を得られずにいる青少年を支援し、その真の自立を促進しています。
>>国境なき子どもたち インタビュー バックナンバーへ |
小坂井さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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KnKカンボジアでは、バッタンバンにおいて主に3つのプログラム活動を行っています。
1つ目が、自立支援施設「若者の家」における衣食住や教育・訓練機会の提供。2つ目が、刑務所における未成年収監者への教育と職業訓練。そして3つ目が収入創出活動としてセンター内での職業訓練と、併設されたショールームでの製品販売です。 日本人スタッフは小坂井さん1人で、他に30人弱のカンボジア人スタッフが働いています。
プロジェクトコーディネーターである小坂井さんの主な仕事は、全般的なマネジメントや資金管理。そして、基本的には「その日によって、何でもやっている」そうです。
朝の仕事は、メールチェックから始まります。東京事務所とは毎日メールで連絡。現地スタッフとの打ち合わせも頻繁に行います。プノンペンへの出張や、子どもの家の調査等があるときは、1日中外出することもあるそうです。
街から少し離れたところにあるセンターは、夜になると暗くなってしまうので、夜は早めに帰宅するよう心がけているそうです。 |

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これまでに1番やりがいを感じたこと
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 センターの様子(絹織物)
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カンボジアに来てまだ8ヶ月(インタビューを行った2011年7月現在)、海外駐在も初めてだという小坂井さん。組織の大幅な再編成に着手するなど、大変なことも多かったようです。
そんな中で、一番やりがいを感じたのは、子どもの笑顔と成長を見た瞬間。
「私が来たばかりのころ、センターに入った子どもが、最初は全然笑わなかったのに、時が経つごとに笑うようになったり、まわりの子になじんでいったりするのを見て、本当に嬉しかったです。子どもが喜んでくれるのが一番のやりがいです。」
センターで職業訓練を受けているのは、15歳から20歳すぎくらいまでの子たちだそうです。 |
力を入れている事業 ~身に付けた技術を収入につなげる~
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KnKカンボジアの3つのプログラムの中から、今回は収入創出活動(Income Generating Activities)についてお話くださいました。
「KnKカンボジアでは、収入創出活動(Income Generating Activities)に力を入れています。
絹織物、ラタン家具、縫製(ミシン)の訓練をして、訓練を終えた若者を職員として雇用し、作った製品を売ることで収入に結び付けています。
製品は、市場に売ったり、ショールームで直接売ったりしています。KO&Co.(コーアンドコー)という合同会社を設立して、日本でも販売しているんですよ。」 >>KO&Co.のホームページへ
その他、ソーシャルワーカーが職業先の斡旋をしたり、縫製(ミシン)のコースを卒業した若者が、自分の家で店を開いたりすることも多いそうです。 |
 KnKカンボジアが制作している製品
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活動をする中で大切にしていること
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 真ん中が小坂井さん
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「できるだけローカルの人が納得行く形で、押し付けずに、コーディネートすることを心がけています。
カンボジアに来てすぐに、組織の再編成をすることになりましたが、人事の面でも私が決めるのではなく、ローカルスタッフ、マネージャークラスの意見も聞いて、出来る限り取り入れるようにしました。」 |
小坂井さんからのメッセージ
「子どもたちも一生懸命訓練して、楽しさを見出しながら仕事をしています。職業訓練をして収入に結びつける活動や、子どもたちのがんばる姿を、ぜひ見に来ていただきたいなと思います。」
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカン ボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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今回は、プノンペンに出張にいらした小坂井さんに私たちが宿泊するホテルまで来ていただき、インタビューを行いました。
時間の都合で、バッタンバンの事業地を見に行けなかったのがとても残念です!次に機会があったら、ぜひ、子どもたちのがんばる姿とKnKさんの素敵な製品の数々を見に行きたいと思います。
「子どもの支援」というと、幼い子どもの支援を思い浮かべがちですが、青少年が自分の行き場と収入の手段を得ることも本当に大事だと感じました。
小坂井さん、ありがとうございました!
(佐藤) |
 インタビューしたホテルのロビーにて (左から小坂井さん、佐藤、杉本)
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_147.php
参加しているNGOサポート募金
教育支援 まとめて募金
保 護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
世界の「貧しい」を半分に。MDGs2015まとめて募金
インタビューカンボジア現地編② 幼い難民を考える会
2011年夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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カンボジア事務所所長 関口晴美さん
(特活)幼い難民を考える会 Caring for Young Refugees 復興をめざすカンボジアで、幼児期の子どもたちが安心して暮らせる環境をつくるための保育活動と、女性の自立を支援するための伝統織物の技術訓練活動に取り組んでいるNGOです。 >>幼い難民を考える会 インタビュー バックナンバーへ
訪問した事業地:カンボジア CYK(Caring for Young Khmer)プノンペン事務所 スバイパ保育所 ローコンバオ保育所 |
関口さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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朝は早起きで5:30起床。事務所に寝泊まりしているので、通勤時間はゼロだそうです。朝は、朝礼や連絡業務をしたあと、それぞれのスタッフが現場やミーティングに行ったり、事務所内で仕事をしたりします。
関口さんも、訪問者のアテンドや、栄養ワークショップなどで現場に行くことがあるそうですが、事務所での仕事の方が多いそうです。午後は主にオフィスワーク。東京との連絡調整などを行います。
ローカルNGOの「ケマラ」とは、月一回ミーティングを行なっていて、支援している保育所の問題点や現状報告、今後の方針について話し合っているそうです。
事務所のスタッフは、ガードやお掃除の人も入れて10人。日本語を話せるカンボジア人スタッフもいます。 |

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これまでに1番やりがいを感じたこと
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 スバイパ保育所の様子 クメール語の文字の学習
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カンボジアで長く支援を続けてきたからこその成果が、最近見え始めてきたという関口さん。最近一番嬉しかったことを教えてくださいました。
「わたしたちが直接支援している保育園の卒園児が、今年、国立教員養成学校を卒業して、自分が通っていた保育園の先生になります。長く支援してきたからこそ、子どもたちの成長が見られるというのが一番嬉しいですね。
卒園した子どもたちの調査を2~3年に1回実施していますが、大学に入って勉強を始める子も出てきました。保育園のころ『日本人と遊んだ、歌を歌った』とか、『ゆでたまご食べた』など、覚えていてくれる子もいました。
これからの卒園児達の活躍が楽しみです。」 |
1番力を入れている事業 ~地域の人が、自分たちの力で保育所を維持できるように~
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「地元の人が、自分たちで保育所を継続していけるようにするにはどうしたらいいかということが一番の課題です。」 中でも保育所を運営していくための資金集めが大変だそうです。
「バンキアン村、プレイタトウ村の保育所では、村長や村の委員会、保護者の協力を得ています。
まず、給食費として各家庭から毎日500リエル集めています。本当は給食を出すのにもっと費用がかかっているのですが、保護者に払える金額で協力してもらっています。
また、地域の人にお金を貸して、その利子を収入にしています。
それでも足りないので、お米の栽培を始めました。昨年はもみ殻で約800キロ収穫でき、給食に使いました。今年からは、近くの池を整備して、魚の養殖も始めます。一部を給食に使う他、売上を先生の給料にする予定です。」 |
 ローコンバオ保育所 休み時間の遊び
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活動をする中で大切にしていること
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 CYKオフィスの様子
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「カンボジアの人がぜひやりたいということを優先して、それをサポートするように心がけています。
私たちは、言われなくても『これがあったらいいんじゃないか』、『この方が効率的じゃないか』と考えてしまいがちですよね。でも、良かれと思ってしたことが、現地の人のやる気をそいでしまったり、依存心を育ててしまったりすることもあります。
やる気を出すためにはどうしたらいいのか、常に考え、将来的には私たちがいなくても成り立つ事業になることを目指して、後方支援に徹するように気をつけています。」 |
関口さんからのメッセージ
「関心を持っている国や地域の人たちが、実際に何を考えて、どんな生活をしているのか、まず知ってほしいです。私たちの活動もそこが基になっています。そこに暮らす人たちが、『生活を良くしていこう』と思い、取り組むことを手伝うのがわたしたちの役割だと思っています。」
最後に「そこが難しいんですけれどね」と付け足した関口さん。「貧しい人が対象だと、その日を生きていくのに精いっぱいで、明日や5年後、10年後の将来を考えられないことも多いんです。」これまでのいろいろな苦労がうかがえました。
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカンボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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今回は、CYKさんが支援するローカルNGO「ケマラ」が運営している、2つの保育所を視察させていただきました。お行儀よく列になって座る子どもたちの真剣なまなざしと、子どもの集中力を途切れさせない先生の明るい話し方、そしてきれいに飾りつけられた教室が印象的でした。
保育所に通う一人一人の事情はいろいろですが、より小さい子にはまわりの子どもが自然に手を出して、面倒を見てあげていました。
家庭が貧しかったり、スラムで生活していたりと大変な状況にいる子どもたちですが、保育所はとても明るく、活気に満ちていました。
インタビューにご協力いただいた関口さん、また、現場を案内してくださった重富さん、 レッケナーさん、ありがとうございました!
(佐藤) |
 絵本の読み聞かせに聞き入る子どもたち
 オフィスで記念撮影
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_86.php
参加しているNGOサポート募金
女性の自立支援 まとめて募金 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
インタビューカンボジア現地編① かものはしプロジェクト
2011年夏、JANICスタッフ2人が、カンボジアで活動するNGOサポート募金参加団体を訪問し、インタビューを行ってきました。
6回にわたって現地の様子をレポートします。 [インタビュアー 佐藤祐美子・杉本香菜子]
■お話をうかがったスタッフの方
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共同代表 青木 健太さん
(特活)かものはしプロジェクト Kamonohashi Project 強制的な商業的性的搾取を防止する活動を、持続的かつ発展的に行うことにより、全ての子どもたちが未来への希望を持って生きられる世界を実現させることを使命として活動するNGOです。 >>(特活)かものはしプロジェクト インタビュー バックナンバーへ
訪問した事業地:カンボジア シェムリアップ州 クチャ:コミュニティーファクトリー |
青木さんの1日のスケジュールは? ~駐在員のある日~
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カンボジアのオフィスはどこも朝が早く、昼休みが2時間程度あるようです。 インタビューした週はオフィスの引っ越しがあったため、変則的なスケジュールだったとのこと。「駐在員の仕事と言っても、日によっていろいろだし、地味なんですよ」と言いながら、その週の主なスケジュールを教えてくれました。
月曜:コミュニティーファクトリー全体での3か月に1度のパーティー 火曜:新規スタッフの採用 水曜:オフィス引っ越し、日本と財務関係の打合せ 木曜:大型案件の品質管理の相談、日本からのゲストの現地案内、 夜行バスでプノンペンに移動 金曜:子どもケアに関する会議、日本との打ち合わせ、 顧客との打ち合わせ、夜行バスでシェムリアップに移動 土曜:事業地案内・インタビュー対応
今は商品開発の仕事が一番忙しく、スタディーツアーの時期は学生のアテンドで忙しくなるそうです。 |

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これまでに1番やりがいを感じたこと
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 ファクトリーの様子(ミシンでの作業)
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駐在員の生活は毎日アクシデントが一杯で、日々やりがいを感じているという青木さん。
「中でも1番うれしいのは、最初は元気のなかった女性たちが、コミュニティーファクトリーで働くことで自信をつけ、活き活きしてくることです。」
コミュニティーファクトリーでは、約80人の貧困家庭の女性たちがハンディクラフトを作る仕事をし、収入を得ています。 |
1番力を入れている事業 ~コミュニティーファクトリー~
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「かものはしプロジェクトでは、児童買春・人身売買をなくすための活動をしていますが、このコミュニティーファクトリー事業は最貧困家庭に仕事を提供する、いわば『売らせない』ための取り組みです。
仕事を提供することで家庭が安定し、働く女性が自信と生きる力を身につけ、子どもが学校に行ける状態を実現することを目指しています。」
いろいろな可能性の中でハンディクラフトの製造を選んだのは、ここを巣立った後も、女性たちが技術や知識を活かして続けていける仕事を提供しようと思ったからだそうです。 |
 ファクトリーで製造されたクラフトと それを説明する青木さん
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活動をする中で大切にしていること
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 ファクトリーで働く女性の家
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かものはしプロジェクトでは、ファクトリー事業を実施するにあたり、大切にしていることが3つあるそうです。
「1つめは、女性たちが生きる力をつけ、経済的、精神的に自立できるようになること。そのために、商品の製造と並行して家庭訪問や識字教育などを実施しています。 2つめは、最貧困、またはそれに近いような状況にある方を優先的に雇用すること。採用にあたっては自治体と連携し、家庭訪問を実施しています。 3つめは、マーケットを使ってきちんと"ビジネス"をすること。ファクトリーの製品はカンボジア国内の市場を中心に販売し、販売するためのプロセスも女性たちの成長につながっています。」
ここ2年くらいで、この事業を黒字化して、現地のスタッフだけでも運営していけるようにすることが目標だそうです。 |
青木さんからのメッセージ
「カンボジアに来て、興味を持ってくれる人が増えるといいなと思います。ファクトリーに見学に来たり、インターンとして働いたり、スタディーツアーに参加したり、どんな方法でもウェルカムです。あまり怖がらずに、まずは見てみてください。来てから考えるのもありだと思いますよ。」
<インタビューを終えて>(2011年夏、JANICスタッフの佐藤・杉本がカンボジアを訪問し、インタビューを行ってきました。)
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お忙しいところ、青木さんにはたくさん時間をとっていただき、直接のインタビューの他、農村を訪問して働く女性のインタビューもさせていただきました。とても充実した、考えさせられることの多い時間でした。書ききれなかったことがたくさんあるので、印象に残ったお話の一部をここで書いておこうと思います。
・カンボジアの児童売春は減ってきている:実際、お客さんのふりをして調査に入ることもあるそうですが(!)、国やNGOの取り組みによって「児童」売春は減ってきたという実感があるそうです。
・クラフトを日本ではほとんど売っていない:カンボジアの市場を中心に売ることで、将来的に現地のスタッフだけでも持続していける事業にする、という視点に「なるほど」と思いました。
・失敗を次のステップに:事業で「うまくいかなかったこと」も明確に話し、その上で今どうしているのかをきちんと説明してくださったのがとても印象的でした。
今後、ファクトリーを経験した女性がどう成長し自立していくのか...今後がとても楽しみです。青木さん、本当にありがとうございました!
(佐藤) |
 インタビューの前日に正式採用されたばかりの イヤップさん
 ファクトリーのお昼休みの風景
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[インタビュアー]
国際協力NGOセンター(JANIC)
渉外グループ 佐藤祐美子
調査・提言グループ 杉本香菜子
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_90.php
参加しているNGOサポート募金
女性の自立支援 まとめて募金 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金
(特活)ピースウィンズ・ジャパン スタッフインタビュー後編
『必要な人びとに、必要な支援を』
お話をうかがったスタッフの方
海外事業部 西野ゆかりさん(写真右)、広報/窓口担当 山下智子さん
国際協力が職業として成り立つということ
以前は永田町で政策秘書をされていたという西野さん。NGO職員になろうと決めたのは2005年の年末、ちょうどパキスタンで地震が起こった直後の事でした。「パキスタンの地震のような大きな災害の時に、次の日にはスタッフを送り、現場のニーズをスタッフ自身が目で見て、何千何万という単位の人に支援をする。そしてそれが職業として成り立つ。それって面白いな、と思ったんです。」
以前のお仕事との違いを聞いてみました。「政策秘書は、出来た仕組みを維持することが大切なお仕事です。それに比べて今の仕事は、災害や紛争後の何もない所で、何をどう支援するかという大きな計画を自分たちの力だけで立てることが出来ます。」大きくて華やかな仕事よりも現場に近い仕事がしたいと思っていた西野さんは、そんなダイナミズムに魅力を感じて転職を決めのだそうです。
現地で求められるものは何か
西野さんは、PWJに就職後、パキスタンに3カ月、南スーダンに2年間赴任することになりました。その後スリランカで2年間支援を行い、今年日本に帰国しました。
スリランカでは、内戦後故郷に帰省した人々への生活再建支援を行っていました。内戦で今までの暮らしを失った人々が戦争の被害を受けた自分たちの村へ戻ります。PWJは彼らに対して、仮設住宅の提供、農業再開のための道具の提供、逃げ出した家畜を集める等の支援を行いました。
現地での支援活動を通して、西野さんはこのように感じられたそうです。「このお仕事って、気持ちだけじゃ続かないし、気持ちだけを求められるわけじゃなくて、効果を求められるお仕事ですから、私以外の人が関わった方がよかったと思われるのはすごく申し訳ないと思うんです。だから現場での支援活動を通して自分をもっと成長させなくてはと思わされますね。」

打ち合わせ中のPWJ西野さん
密着してはじめて知った現地の文化
現地滞在中は四六時中仕事と繋がった生活を行います。張り詰めた生活の中で西野さんを支えていたものとは何だったのでしょう。
「現地に長期間滞在していると、文化・衣食住・歴史・宗教・自然など、旅行者では知ることのできない部分に触れる事が出来ます。そういう事を経験できるのはすごく新鮮で、これが私のモチベーションなんだろうなあと思います。普段から関わるローカルスタッフと他愛もない話をしたり、提供する家畜がとても可愛かったり、そんな日常にある何気ない事が楽しく、栄養になるんです。」

現地の方との交流
PWJがそこに行かなければあり得なかった事
現場に入った段階で事業を組む、そんなPWJだからこそやり遂げることのできた支援は少なくないはずです。「事業を展開している最中に、追加的に起きた災害への対応の速さはどこよりも強いと思います。」と西野さん。また具体的な部分でPWJならではの支援だと感じたのは、村の人と仮設住宅の建設について話し合っているとき、住居内の暑さ対策をするべきだと気付き、内側から耐熱材を入れる事業を展開した時でだそうです。「他の団体の方にもこの事業をみて良いね、と言っていただきアイデアを活用していただけました。」と西野さん。

仮設住宅を建設している
日本のNGOの壁を越えて
最後に、西野さんに今後の支援活動の目標をお聞きしました。「世界にはとても大きな規模で活動を展開するNGOが多くあります。それに比べて私たち日本のNGOは小さな規模で支援を行っているため、もっと大きな規模で大きな資金を持っていたら更に良い支援が出来るのに、と壁を感じてしまいがちです。これからもPWJではその壁を越えた支援を行う努力を続けて行きたいですね。」まだまだ成長中の日本のNGOですが、だからこそこの先の飛躍が期待できるのだと思います。

喜んでいる現地の方々
<インタビューを終えて>
私たちに事業についてだけでなく、文化の違いを楽しんでいらっしゃることをいきいきと話してくださった西野さん。活動にたいする情熱を強く感じました。(JANICユース 中村衣里)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)
[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
広報チーム 粟根 夕貴
中村 衣里
インタビュー
前編へ
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_133.php
参加しているNGOサポート募金
教育支援 まとめて募金
平和構築・難民支援 まとめて募金
(特活)ピースウィンズ・ジャパン スタッフインタビュー前編
『必要な人びとに、必要な支援を』
お話をうかがったスタッフの方
海外事業部 西野ゆかりさん(写真右)、広報/窓口担当 山下智子さん
西野さんからのメッセージ
「紛争、災害からの復興に取り組む人々を私たちは支えていきます。PWJの活動にご協力をお願いいたします。」。
今回は、事務局の西野さんにお話を伺いました。
災害・紛争によって困難な状況にある人びとのために
ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は日本発祥のNGO団体。世界の災害・紛争に対応した緊急支援・復興支援を目的に1996年に設立しました。過去に21カ国への支援実績があり、現在はイラク・アフガニスタン・南スーダン・スリランカ・モンゴル・東ティモール・ハイチ・日本の8カ国にて支援活動を展開しています。
インパクトのある支援を
「PWJのモットーは、『必要な人びとに、必要な支援を』、つまりニーズを見極め、ニーズに合わせた支援を行うことです。紛争や自然災害直後に現地に向かい、ニーズ調査をし、他団体・国連・現地政府等と調整をした上で緊急人道支援事業を展開します。わかりやすく喩えるなら、「外国で中小企業をひとつ起ち上げて軌道に乗せて撤収してくる"という感じです」という西野さん。事務所を借り上げて、ローカルスタッフ(現地の職員)を雇うところから始めて、周囲の治安の確認、資材の買い付け、現地政府との調整など、あらゆる事を行います。
「PWJは組織としてのマネジメントや事業への考え方が普通の企業と変わらないと思います。中身が物を売ったりすることではなく支援事業、という違いはありますが、事業として目指す目的と成果を明確に示して、シャープでスピーディーな支援活動をかなりの規模で展開できるのが、PWJの魅力だと思います」。

現場へ向かうPWJ車両(スーダン)
ローカルスタッフと共に
現地で事業を実施するには、ローカルスタッフを雇うことが不可欠とのことです。「地震や紛争後の状況では、スタッフ自身が被災者であることも多くあります。だからこそ自分たちの国や地域のために何かしたいと思う気持ちが強いので、彼らが何を一番必要だと考えているのかを話し合い、事業として実施する上での手順や地域的な優先順位などを考慮して、効率的に組み立てます。」PWJが撤退した後でも支援の効果が続くように、日本人スタッフは全体を見つつも黒子的な役割をするように心掛けていると教えてくれました。
宗教や政治に偏らないPWJは、ローカルスタッフを雇う際にも出来るだけそれぞれの宗教信者を満遍なく雇うような配慮もしているそうです。外国人という中立的な目線を有効に利用しつつ、PWJが撤退した後にその土地にできるだけ負の影響を与えないように工夫しています。

ローカルスタッフと(スリランカ)
アクターの多い仕事
緊急人道支援の現場では、さまざまな立場や利害の違いから、意見が衝突する事もよくあるそうです。こういった場合の調整も仕事のうちだと西野さんは話してくれました。「この仕事はとてもアクターが多いんです。国連、他の国際NGO、ローカルNGO、現地政府、軍人、政治家、業者など、日々、説明や説得、交渉をしながら、着実に事業を実施する力が求められます。無理な注文や要望がきたときには、毅然と落ち着いた態度でPWJの方針を示して理解を得ることが必要です。そういう意味では、コミュニケーション力・知力・体力。この3つ全てがすべて高いレベルで要求される仕事だと思いますね。...現場にいると毎日が修行です」。

現場での情報交換(スーダン)
民間企業の入る前のギャップを埋めるために
事業の種類によっては、民間業者を使うこともあります。スーダンで水衛生事業を実施したときには、当初は隣国ウガンダやケニアの業者に井戸掘削機と掘削チームを派遣してもらったそうです。「緊急人道支援でNGOが入る段階というのは、まだ、いわゆる民間企業が営利活動として入るにはインフラが整っていない状態なんですね。ですので、10年後なら入ってもいいけれど今は嫌だ、機械が壊れる、治安が悪い、と現地に入りたがらない業者がほとんどです。そのため、私達が事業管理をしてお金を払うと約束し、現場監督をきっちりしながら、しっかり仕事をしてもらうようにしています。私達はこういった、現場のニーズに対して、企業が入る前のギャップを埋めるような役割を担っていると思っています」。

井戸掘削の様子(スーダン)
必要な人びとに必要な支援を
PWJの今後のビジョンについて山下さんに答えていただきました。「私達の事業はひとつの国に限っていないので、緊急支援という面では世界のどこで何が起きても対応しうるような能力をつけたいと思っています。NGOが社会と同じ動きをしていてはいけないと思います。社会で何が起きているのか、これから何が起きるのかというのを予測していく力、つまり『先を見越す力』をつけていく必要があるなと感じています。」
<インタビューを終えて>
現地の人々のニーズを叶える支援を行う事の大切さを改めて知ることが出来ました。ピースウィンズ・ジャパンには、ニーズ実現のために徹底した現地調査を行い、的確な支援を提供できる体制があり、それもまた魅力的に感じました。
(JANICユース 粟根夕貴)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)
[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
広報チーム 粟根夕貴 中村衣里
インタビュー
後編へ
団体の詳細
http://www.janic.org/bokin/funddetail/post_133.php
参加しているNGOサポート募金
教育支援 まとめて募金
平和構築・難民支援 まとめて募金
