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FROMウォーターエイドジャパン
DEC.03.2021
水・衛生と栄養は、UHCを達成するための基盤であり、多様な形で相互に関連しています。不衛生な水や野外排泄、衛生習慣の欠如は、慢性的な下痢、寄生虫や腸の機能障害を引き起こし、これによって栄養をしっかり吸収することも難しくなります。発育阻害(stunting)の4分の1は、満2才までに5回以上下痢を発症したことに起因することが分かっているほか(注1)、他の調査では、清潔で安全な衛生設備(トイレ)を利用できないことが、発育阻害の2番目に大きな要因であることが示されています(注2)。
このように、水・衛生のアクセスがないことは、栄養不良の根本的な原因の1つであることから、各国の保健・栄養分野の計画・政策やプログラムに水・衛生、特に手指衛生を組み込むことで、水・衛生、保健、栄養分野の相乗効果が期待できます。
ウォーターエイドは、この保健、栄養と水・衛生の関連に焦点をあて、東京栄養サミットの公式サイドイベント「UHC達成に向けた取り組みの一環として、栄養と水・衛生を実践的に統合するには?(How to practically integrate nutrition and WASH as part of efforts to achieve UHC?)」を開催します。
本イベント(ウェビナー)では、水・衛生と栄養の統合、保健医療施設における水・衛生、手指衛生のロードマップ策定など、水・衛生、栄養、保健を効果的に統合している実践的な教訓や経験を共有します。また、UHCの達成に向けて、各国政府やドナー、NGO、その他パートナーが、水・衛生、栄養、保健を統合した取り組みをより効果的に支援する方法について考えます。
【登壇者】(敬称略)
●南博・内閣官房 健康・医療戦略室次長 兼 広報外交担当日本政府代表・大使
●アルンダティ・ムラリダラン ウォーターエイド・インド 学校・保健・栄養と水・衛生政策担当
●ピーター・ファイリ ウォーターエイド・マラウイ 水・衛生テクニカルアドバイザー
●他 政府、NGOより登壇予定
【イベント(ウェビナー)概要】
●日時:2021年12月15日(水)17時半~19時(日本時間)
●開催方法:zoomウェビナー
●言語:英語(日英同時通訳あり)
●主催:特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
●後援:GII/IDIに関する外務省/NGO定期懇談会
注1:Walker, C.L, et al. (2013). Global burden of childhood pneumonia and diarrhea.
注2:Danaei G et al. (2016). Risk Factors for Childhood Stunting in 137 Developing Countries. A Comparative Risk Assessment Analysis at Global, Regional & County Levels
FROM | ブリッジ エーシア ジャパン
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