JANICは、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の「第11回新規案件募集」中止に関して、世界の市民社会によって行われた「行動の呼びかけ」に賛同しました。
<世界基金の新規案件募集中止の背景>
世界経済危機は開発援助に大きな影響を及ぼしつつあります。世界基金は、一部ドナー国による拠出誓約の下方修正や不払い、運用資金の金利下落などにより、資金不足に陥りました。その結果、昨年11月21-22日に行われた第25回理事会において、8月より呼びかけられていた「第11次新規案件募集」の中止が決定されました。また、2014年まで新規案件への拠出を行わないことになりました。これにより、世界基金を軸とするHIV/AIDS、マラリア、結核対策のスケールアップは、今後、十分な資金が集まらない限り、2014年までほぼ不可能となりました。これは、世界経済危機により今後、欧米ドナーの援助が急速に下落する可能性を予見させるものです。
<MDGs6の達成に向けて>
このままでは、ミレニアム開発目標6「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止」の達成が危ぶまれます。MDGs達成のためには、途上国、先進国、新興国が力をあわせて、世界基金の資金不足の解消を始めとして、責任を果たす必要があります。
<世界基金の資金不足解消のための行動の呼びかけ>
JANICは、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の第11回新規案件募集中止に対する「行動の呼びかけ」に賛同しました。この声明は、アフリカの「南部アフリカエイズ権利同盟」(AIDS & Rights Alliance in Southern Africa: ARASA)などが中心となって取りまとめ、以下の2点について訴えています。市民社会は、MDGsの達成に向けて積極的に貢献していきます。
(1)ドナー国が緊急に資金を拠出して2012年に何らかの資金拠出機会を設けること
(2)上記はなるべく来年7月に米国で開催される国際エイズ会議までに行うべきこと
声明文(和訳)は、こちら(PDF:391KB)をご覧ください。
関連情報:
1.世界基金に関する声明「行動の呼びかけ」声明(英語)と賛同団体一覧は、こちらに掲載されています。
2.世界基金に関する2011 年度第1次補正予算に関する日本政府への声明についてはこちらをご覧ください(JANICは賛同)。







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