JANIC LaboratoryはNGOの視点から援助の先端的な問題を取り上げ、第一線の講師とともに議論する連続講座です。2008年度はゼミ形式で議論をしながら学びあう「実験的な学びの場=ラボラトリー」の位置づけで、当センターの理事長の大橋と事務局長の下澤が、ファシリテーターを務めました。
参加者の皆さまと共に講師やファシリテーターも学びあい、日本のNGO活動の活性化、さらには将来のよりよい援助を創造する人材を育成することを一緒に目指しましょう!
-プチラボ 私たちは平和をどう創るのか-
主催:(特活)国際協力NGOセンター 後援:(財)早稲田奉仕園
JANIC Laboratory は、1987年の設立以来日本のNGOとその活動の発展に取り組んできたJANICが、NGOの視点から援助の先端的な問題を取り上げ議論をしながら学びあう「実験的な学びの場」です。
本年はプチラボとして、30余年の昔からヒンディー語を学びインド政府留学生・NGO・INGO・大学教員と歴任、現在はJANICの理事長でもある大橋正明が、30年の経験に基づき、最新の援助動向や日本やアジアのNGOについて議論を進めます。
私たちNGOは日頃の業務に忙殺され、「川に流されるこどもの救出」に終始し、「なぜ、こどもが流されるのか」考える余裕のない仕事ぶりになっていないでしょうか。4回のセッションを通じて、日本のNGOは西暦2009年の今日何をするべきか、何が日本の我々の役割であるのか、市民社会のおける社会的意義とは何であるのか等改めて検討し、「問題を構造的に分析する力をつける」ことをテーマとしました。
援助の構造的な問題と日頃の業務を、頭の中でもう一度リンクさせ、明日からの仕事を見直すきっかけをつかみに来てください。 主に、NGOスタッフを参加対象者としていますが、NGOや援助について学んでいる方、
将来NGOでの勤務を希望している方も歓迎します。
| 大橋正明から受講生の皆さんへのメッセージ: 私はNGOスタッフから大学教員になって、慌てて勉強を本格的に始めたのですが、もっと物事をしっかり理解して活動を行った方が良かった、と感じることが何度もありました。このプチラボは、私のこうした反省をもとに組み立ててみました。 例えば、私達は日常的に「先進国」や「途上国」という言葉を使いますが、この表現は「開発」に対する価値を前提にしています。9・11事件以降、反テロ戦争とテロの応酬が続いており、「平和構築」や「平和貢献」が課題になっていますが、「平和」とは一体何を指すのでしょうか? 4回のセッションでのやり取りの中で、皆さんの常識がひっくり返ったり、私の限界や誤りが明らかになったりすることを期待しています。 |
【大橋正明プロフィール】
1953年東京生まれ。学生時代にインドのビハール州にある、ガンディー主義の活動拠点サマンバヤ・アーシュラムを訪れて以来、インドが大好きに。78年大学卒業後、文部省系特殊法人で1年半サラリーマン生活。以降、インド政府奨学生としてデリーの国立ヒンディー語中央学院に留学。その後、シャプラニール=市民による海外協力の会バングラデシュ駐在員及び事務局長、国際赤十字・赤新月社連盟のバングラデシュ駐在団副代表兼日本赤十字社バングラデシュ駐在員等を歴任。93年より恵泉女学園大学教員。07年より(特活)国際協力NGOセンター理事長。
| 日時 | セッションタイトル | 必読文献 ①と②がある場合はどちらか、または両方を読むこと |
| 6月2日(火) 19:00-21:00 |
開発主義の見直し |
①「脱『開発』の時代」(ヴルフガング・ザックス編著、晶文社、1996)のはじめに(ヴルフガング・ザックス)、 ②「脱『開発』の時代」(ヴルフガング・ザックス編著、晶文社、1996)の開発(グスタボ・エステバ) |
| 内容:開発主義の相対化もしくはそれからの解放、NGOとは何か?、NGOの役割 | ||
| 6月6日(土) 12:00-14:30 |
NGOが持つべきODAに関する見識 |
①「援助の潮流がわかる本」(JICA、国際協力出版会、2003)の1章「総論:開発を巡る昨今の援助動向」 ②「援助効果(Aid Effectiveness)とJANICの取り組み〔仮題〕」(遠藤衛他、シナジー通巻142号) |
| 内容:日本のODAの現状、MDGs、パリ宣言と援助効果・協調、開発資金とグローバルタックス、人間の安全保障など | ||
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6月16日(火) 19:00-21:00 |
NGOの銀行化 | 「グラミン銀行とは何か」(大橋正明、『環』Vol.27, 2006Autumn所収) |
| 内容:バングラデシュのNGOの現状、方法論の変遷、最貧困層に届かない支援、ローカルNGOの自立とマイクロクレジット | ||
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6月23日(火) 19:00-21:00 |
日本のNGOの課題と展望 | 「国家・社会変革・NGO」(藤岡美恵子他編著、新評論、2006)の「序文:なぜ国家か、なぜ社会変革かーNGOの可能性と『限界』」 |
| 内容:プロジェクト主義の相対化、パートナーシップ論、平和協力と積極的平和 | ||
1.必読文献と要旨のまとめについて
1-1.内容をより深く広く、そして確実に理解するために、毎回指定された必読文献を読み、A-4で1枚程度に要旨をまとめ、各セッション開始時点で提出してください。①、②
とあるところは、どちらか、あるいは両方をお読みください。
1-2.要旨のまとめは、受講者各自の事前学習の伴走者の役割です。必ず自主学習を行い、それを成果物としてまとめ提出するようにしてください。
1-3.必読文献のコピーをセッション開始前に郵送にて送付します。郵送費等は受講費に含みます。
2.コーヒー、紅茶等飲み物を用意します。各自カップを持ってきてください。
3.所属NGOの団体案内やイベント案内等を置けるスペースを設けますので、ご利用ください。但し、JANIC事務局にはスペースがありませんので毎回必ずお持ち帰りください。
1.NGOのスタッフを主な対象者としていますが、NGOや援助について学んでいる方、将来NGOでの勤務を希望している方も歓迎します。30名定員です。
JANIC正会員・協力会員・企業協力会員・個人会員及び(財)早稲田奉仕園会員 ¥8,000、
その他の方 ¥10,000
1.下記フォーマット記載事項をメール本文に記入し、件名を「プレラボ申し込み」とした上で lab@janic.org までお申し込みください。
2.お申し込みを確認後、5月8日より受講費振り込み先をメールにてお知らせします。振り込み期日等、詳細については同メール本文をご参照ください。
3.お振込みを確認後、確認をご連絡するメールと、必読文献のコピーを送付します。これをもって受講の確定とさせていただきます。
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受講お申し込みフォーマット記載事項> ①お名前 ②所属団体 ③郵送物(必読文献等)発送先 ④NGO活動歴 ⑤お申し込みの動機・プチラボに期待する事・学びたい事、など(600字程度) |
受講申込者のお申し込みの動機や、プチラボへの期待などを考慮した上で、定員に満ち次第締め切ります。お早めにお申し込みください。
3回以上の出席と各セッションの必読文献の要旨のまとめの提出状況を加味して、修了書を発行します。
(財)早稲田奉仕園 東京都新宿区西早稲田2-3-1
第1回セッション、第3回セッション、第4回セッション:YouIホール
第2回セッション:リバティホール
会場までのアクセス:http://www.hoshien.or.jp/map/map.html
JANICでは、ご入会、ご寄付、セミナーやボランティア活動等にご参加いただく際、ご本人の同意に基づき、公正な手段を用い、目的の達成に必要な範囲内で皆様から個人情報をご提供いただきます。今回ご提供いただく情報は、以下の目的達成に必要な範囲内で利用いたします。