環境をよくしよう!

目標7:環境の持続可能性の確保

[画像]目標7:環境の持続可能性の確保

 <安全な飲み水にアクセスできる人たちの割合は改善>
 安全な飲み水を利用できる人々の割合は、一部の地域を除いて順調に改善しています。1990年には安全な飲み水にアクセスできる途上国の人口の割合は72%でしたが、2008年には84%になりました。地域別に見ると、この18年間では東アジアにおいて最も顕著な改善が見られましたが、オセアニアはほとんど改善していません。


[画像]安全な飲料水を利用できる人の割合、1990年、2008年比較のグラフ
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2011"のデータをもとにJANICが作成)


 <どんどん減っていく森林>
 環境をまもるためには、地球上の森林面積が増加傾向になることが重要です。しかし、世界の森林面積はどんどん減っています。FAO 「2010 年世界森林資源評価」によると、2000年から2010年にかけて、年間約1,300万haの森林が他の用途に転換されるか、自然災害で失われました。一方で、年間700万ha 以上の新たな森林面積の増加がみられており、結果的に森林の純減少面積は、年間520 万haとなっています。これは、日本の国土の約7分の1の面積にあたります。
 特に森林資源の豊富な東南アジアやラテンアメリカ・カリブ海地域での減少傾向が顕著です。森林が消滅すると、温暖化に拍車をかけるだけでなく、多くの生き物たちが絶滅し、洪水などの自然災害も増えてしまいます。


 <環境破壊で最も被害を受けるのは貧しい人たち>
 途上国の貧しい人たちは、温暖化や森林の破壊などによる地球環境の悪化で真っ先に影響を受けてしまいます。このまま生物多様性が保全されず、気候変動への対応が遅れ続ければ、途上国の人々の生活はさらに悪化し不平等が拡大すると言われています。例えば、農業生産が減少し貧しい人たちの食糧が不足する、旱魃の多発や砂漠化により水不足になる、異常気象の増加による被災者の増加、沿岸部や小さな島国の水没、マラリアなどの感染リスクが高まることなどの悪影響が懸念されています。こういった命を脅かされる危険に、途上国の貧しい人たちはさらされているのです。
 私たち先進国は、温室効果ガスを削減し、気候変動による悪影響を弱めるために途上国を支援し、自らの生活スタイルを見直して資源や食料の大量消費・大量廃棄を改めるなど、地球環境をまもる責任があります。

[画像]国土面積に対する森林面積の割合、1990年、2000年、2010年の比較のグラフ
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2011"のデータをもとにJANICが作成)


■MDGs目標7「環境の持続可能性の確保」のターゲット
ターゲット7-A
 持続可能な開発の原則を各国の政策や戦略に反映させ、環境資源の喪失を阻止し、回復を図る。
ターゲット7-B
 生物多様性の損失を2010年までに有意(確実)に減少させ、その後も継続的に減少させ続ける。
ターゲット7-C
 2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生設備を継続的に利用できない人々の割合を半減させる。
ターゲット7-D
 2020年までに、最低1億人のスラム居住者の生活を大幅に改善する。


■MDGsの8つの目標

[画像]目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
[画像]目標2:普遍的初等教育の達成
[画像]目標3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
[画像]目標4:乳幼児死亡率の削減
[画像]目標5:妊産婦の健康の改善
[画像]目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
[画像]目標7:環境の持続可能性の確保
[画像]目標8:開発のためのグローバル・パートナーシップの推進


(MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。)


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