![[画像]目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止](/mt/img/more/mdgs/mdgs06_logo.gif)
<HIV感染者は減少傾向ではあるが・・>
HIV/エイズの予防プログラムの改善と治療サービスの普及により、新たなHIV感染者と、エイズによる死亡者は減少傾向にあります。サハラ以南アフリカは、他の地域と比べてHIV感染率が非常に高いものの、2001年から2009年にかけては大幅に減少しています。
しかしながら、改善の程度は地域ごとに異なり、サハラ以南のアフリカ以外の地域では目だった成果は見られていません。また、中央アジア・コーカサス地域ではHIV感染者の割合は、わずかに上昇しています。このように、サハラ以南の感染者の割合が減る一方で、他の地域では不安要素があることも忘れてはなりません。
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2011"のデータをもとにJANICが作成)
<すべてのHIV感染者に治療サービスを!>
2009年のWHOによるガイドラインによれば、抗レトロウイルス薬(*注)の普及率は2008年から2009年にかけて、28%から36%に増加しました。この普及率は性別や年齢によって異なっています。2009年の普及率は女性が39%に対して男性は31%でした。また、低所得国と中所得国の子どもへの普及率は大人へのそれよりも低くなっています。
ターゲットは2010年までにHIV/エイズの治療への普遍的アクセスを実現するというものでしたが、2009年のデータに基づくと実現は困難と見込まれています。しかしながら、ボツワナ、カンボジア、クロアチア、ルワンダなど、一部の国ではすでにターゲットが達成されており、一定の評価ができるでしょう。
(注)「抗レトロウイルス薬」とは、「HIVウイルスの増殖を抑制し、エイズの発症を遅らせる薬。いわゆるエイズ治療薬」のこと。
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2011"のデータをもとにJANICが作成)
<マラリアで命を落とす子どもたち>
世界保健機関(WHO)によると、2009年にマラリアで命を落とした人は78万人以上に及びます。その内、90%がサハラ以南アフリカの人々で、大半は5歳未満の子どもです。この地域の死亡率が高い原因は、致死率の高い熱帯熱マラリア原虫が比較的多いこと、熱帯熱マラリアの治療薬に対する耐性をもつ原虫が増加していることや、保健医療制度の不備が挙げられます。
HIV/エイズやマラリアなどの病気の広がりを防ぐには、適切な予防と治療が不可欠です。貧しい人たちが病気になると、仕事を失い更なる貧困の悪循環に陥ることがあります。また、病気で親を失ってしまった子どもが世帯主となって、幼い妹や弟たちを養わなければならない場合もあります。
■MDGs目標6「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止」のターゲット
ターゲット6-A
HIV/エイズのまん延を2015年までに阻止し、その後減少させる。
ターゲット6-B
2010年までにHIV/エイズの治療への普遍的アクセスを実現する。
ターゲット6-C
マラリアおよびその他の主要な疾病のまん延を2015年までに阻止し、その後減少させる。
■MDGsの8つの目標
(MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。)