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目標5:妊産婦の健康の改善

[画像]目標5:妊産婦の健康の改善

 <出産で命を落とす女性>
 日本で妊娠した女性の多くは、子どもを産むための十分な栄養を取り、医師や助産師の補助のもと、安全で衛生的な環境で出産しています。しかし世界では、年間に35万人以上の女性が妊娠や出産が原因で命を落としており、99%が途上国で起きています。そのうちサハラ以南のアフリカが半分以上を、南アジアが3分の1を占めています*。アフリカでは、22人に1人のお母さんが、妊娠や出産中の合併症で命を落としています。一方で先進国では、7300人に1人の確率にすぎません**。
 開発途上国における妊産婦死亡原因の3分の1は出産時の出血であり、その多くは医療関係者による適切な処置と適切な設備によって防ぐことができます。MDGsの目標5は、1990年比で妊産婦死亡率を2015年までに4分の1に削減することを目標としています。途上国では1990年に出生10万人あたり440人だった妊産婦死亡率が2008年には290人まで減少していますが、ミレニアム開発目標の達成にはさらなる努力が求められています。
 妊産婦が安全な出産をするための鍵は、十分な知識と技術がある医療関係者が出産に立ち会うことや、妊婦に適切な産前の検診とケアを行うこと、未成年の早すぎる妊娠を防ぐこと、家族計画が必要な女性の希望を満たすことなどが挙げられます。

[画像]出生10万人当たり妊産婦死亡率、1990年と2005年の比較のグラフ
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2011"のデータをもとにJANICが作成)


*文中データは以下、世界保健機関(WHO)公表の資料を参照
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs348/en/index.html
**http://endpoverty2015.org/goals/maternal-health

■MDGs目標5「妊産婦の健康の改善」のターゲット
ターゲット5-A
 1990年と比較して妊産婦の死亡率を2015年までに4分の1に削減させる。
ターゲット5-B
 2015年までにリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)への普遍的アクセス(必要とする人が利用できる機会を有する状態)を実現する。


■MDGsの8つの目標

[画像]目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
[画像]目標2:普遍的初等教育の達成
[画像]目標3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
[画像]目標4:乳幼児死亡率の削減
[画像]目標5:妊産婦の健康の改善
[画像]目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
[画像]目標7:環境の持続可能性の確保
[画像]目標8:開発のためのグローバル・パートナーシップの推進


(MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。)


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