![[画像]目標7:環境の持続可能性の確保](/mt/img/more/mdgs/mdgs07_logo.gif)
世界で改良衛生施設を利用できない人は約25億人にのぼり、安全な飲料水源を利用できない人は約10億人にのぼります。また世界の40%を超える約28億人が、何らかの水不足問題を抱える河川地域に暮らしています。そして2005年の時点で、途上国の都市人口のうち、3分の1以上の人がスラムに暮らしています。
途上国の貧しい人たちは、温暖化や森林の破壊などによる地球環境の悪化で真っ先に影響を受けてしまいます。過去100年間で地球は0.74度温暖化し、現在も人間が排出する温室効果ガスの影響により気温の上昇が加速化しています。このまま気候変動への対応が遅れ続ければ、人間開発は前例のないほど後退し、さらに不平等が拡大すると言われています。例えば、農業生産が減少し貧しい人たちの食糧が不足する、洪水の発生や氷河の融解により水不足になる、異常気象の増加による被災者の増加、沿岸部や小さな島国の水没、生態系の崩壊、マラリアなどの感染リスクが高まることなどの悪影響が懸念されています。こういった命を脅かされる危険に、途上国の貧しい人たちはさらされているのです。
また現在、1年間に日本の国土の5分の1くらいの面積にあたる、7万3000平方キロメートルもの面積の森林が伐採され消滅しています。森林が消滅すると、温暖化に拍車をかけるだけでなく、多くの生き物たちが絶滅し、洪水などの自然災害も増えてしまうのです。
世界人口の5人に2人にあたる最も貧しい人たちは、気候変動の脅威に最もさらされるのに、その状況を変える力がありません。また、気候変動の原因を生み出した先進国の政治的選択に対しても発言権はないのです。私たち先進国は地球のために、温室効果ガスを削減し、気候変動による悪影響を減らせるように途上国を支援し、森林をまもる責任があるのです。
![[画像]改良衛生施設を利用する人々の割合のグラフ](/mt/img/more/mdgs/mdgs07_1.gif)
(出典:United Nations "MDG Report Statistical Annex 2008"のデータをもとにJANICが作成)
■MDGs目標7「環境の持続可能性の確保」のターゲット
ターゲット7-A
持続可能な開発の原則を各国の政策や戦略に反映させ、環境資源の喪失を阻止し、回復を図る。
ターゲット7-B
生物多様性の損失を2010年までに有意(確実)に減少させ、その後も継続的に減少させ続ける。
ターゲット7-C
2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生設備を継続的に利用できない人々の割合を半減させる。
ターゲット7-D
2020年までに、最低1億人のスラム居住者の生活を大幅に改善する。
MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。