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JANIC Books
NGOの情報誌
シナジー

2016年4月25日発行

NGOの働き方改革

NGOの情報誌
シナジー

2015年12月25日発行

私たちのSDGs-本当に達成するために-

目標2:普遍的初等教育の達成

目標2:普遍的初等教育の達成

[画像]目標2:普遍的初等教育の達成

目標2:普遍的初等教育の達成

<すべての子どもが小学校に通えるように>
 2010年には開発途上地域において総純初等教育就学率は90%に達しました。
 特に就学率で著しい進展がみられたのはサハラ以南アフリカで1999年の58%から2010年には76%と、就学児童数は実に4300万人にのぼります。しかし、今もなお6100万人もの子どもが小学校に通っていません。その約半数がサハラ以南アフリカ、5分の1は南アジアの子どもたちです。
 男女格差という点では、サハラ以南アフリカ及び西アジアにおいて女の子の就学率が男の子の就学率に比べて低くなっています。世界の国々は、2015年までにすべての子どもたちが小学校に通えることを目標にしており、より一層の努力が必要です。 とりわけ、途上国の貧しい家庭では、小学校に入学しても授業に出席できない・途中で退学してしまう子どもが多く、就学率だけでなく、初等教育を完了できた割合を見ることも重要です。初等教育完了率はサハラ以南アフリカでは70%と他の地域に比べてかなり低く、世界全体としては90%となっています。この理由は、生活のために働かなければいけない、授業料を払えない、学校が遠くにしかない、教育の質が良くない、など様々です。
 また、紛争や政情不安の影響を受けている子どもたちは、十分な教育を受けられない可能性が最も高いのです。教育を受けないまま大人になると就労の機会が狭まるなど貧困の悪循環に陥りやすく、その国の貧困を改善するのにさらなる時間と努力を必要とします。子どもたちが安心して教育を受け、より良い社会をつくる次世代を育てていくことは、貧困問題の解決に不可欠な要素です。

[画像]総純初等教育就学率、1999年、2004年、2010年の比較(%)の表
(出典:UN The Millenium Development Goals Report 2012をもとにJANIC作成。なお、総純初等教育就学率とは、理論的な初等教育就学年齢層に属し、初等教育または中等教育を受けている生徒数を、当該年齢層の総人口に対するパーセンテージで示したものです。)


<識字率の向上は引き続きの課題>
 世界には、いまだ日常生活に必要な基本的な読み書きができない若い世代(15歳から24歳まで)が1億2200万人もいるとされており、その内訳は、女性が7400万人、男性が4800万人とされています。地域別にみると、読み書きができない若い世代の人口が最も多いのは南アジア地域で6200万人、続いてサハラ以南アフリカの4500万人です。世界的にみれば、若い世代の識字率は90%と、1990年に比べると6%改善しています。もっとも改善が見られた地域は南アジアで、次いで北アフリカと続きます。若い世代の識字率が特に低いサハラ以南アフリカ(72%)およびオセアニア(76%)の状況は深刻であり、さらなる努力が継続的に必要とされています。

[画像]15-24歳の識字率の割合(%)の表
(出典:UN The Millenium Development Goals Report 2012をもとにJANIC作成。)



■目標2「普遍的初等教育の達成」のターゲット
ターゲット2-A
 2015年までに、世界中のすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全課程を修了できるようにする。


■MDGsの8つの目標

[画像]目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
[画像]目標2:普遍的初等教育の達成
[画像]目標3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
[画像]目標4:乳幼児死亡率の削減
[画像]目標5:妊産婦の健康の改善
[画像]目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
[画像]目標7:環境の持続可能性の確保
[画像]目標8:開発のためのグローバル・パートナーシップの推進


(MDGsの8つの各目標のロゴは、(特活)ほっとけない世界のまずしさが作成したものです。)