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JANIC Books
NGOの情報誌
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2011年12月1日発行

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突撃!となりのCSR室・社会貢献室


突撃!となりのCSR室・社会貢献室


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株式会社博報堂 CSR部

博報堂は1895年に創業され、現在赤坂Bizタワーに本社を構える広告会社です。今回は広報室CSR部の藤井慶太さんにお話を伺ってきました。

博報堂のCSR方針ができるまで

 博報堂のCSRの方針は「生活者と社会の幸せのために」に集約されます。

広報室CSR部は、発足3年目のまだ新しい部。創業以来100年という長い歴史の中で、これまで社内外で様々に行われてきたCSRの取り組みが初めて「部」としてまとめられることになり、藤井さんは入社してから約20年間の営業経験を経て、3年前に新たに立ち上がるCSR部に配属になりました。
 配属後すぐに、藤井さんは博報堂のCSRを1年をかけてまるごと考えるという使命を受けます。そのために各部署から社員を集めてCSRを考えるチームを結成しました。チームメンバーは全部で7人、社内の中心的な業務に関わっている、非常に多忙な人たちです。彼らと4~5ヶ月かけて、これからの博報堂のCSRの方針と体制についてじっくり考えていく過程で、創業以来の幹部の発言(公に残っているもの)をすべて検証するという作業も行いました。そのなかで、広告会社である自社の特性として、本業とCSRはnearly equal(ほとんど同じ)であり、切り離すことはとても難しいということに気がついたそうです。
 そこで、最終的にはCSRの方針を「生活者と社会の幸せのために」と決めました。これは博報堂という会社が創業の頃から思っていた理念そのものであり、「本業としてもCSRとしても、社員の中にDNAとして残っているもの」だと藤井さんは言います。

主な取り組み-Advanced CSR-

博報堂のCSRは、「Basic CSR」と「Advanced CSR」に分けられます。今回はAdvanced CSRの中から、①クリエイティブ・ボランティアと②教育CSRをご紹介します。

①クリエイティブ・ボランティア
 これは、社員が仕事を通じて培った独自の知識や技術を活かし、NPO/NGO等、社会的に意義のある活動のコミュニケーション活動への支援を行うことです。たとえば、最近では国連UNHCR協会への広報戦略アドバイスや、「国際協力の輪を広げよう~NGOつながりキャンペーン~」が作成する冊子「国際協力NGOガイド」への編集アドバイスがあります。
【詳しくはコチラ】(連携事例ページへリンクします)

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   編集・デザインのアドバイスを受けできあがった「国際協力NGOガイド」。
  無料配布しています。詳細はコチラ(JANICの該当ページへリンク)

②教育CSR
 社員が行う講義・講演活動です。これは、CSR部が発足するずっと前から多く行われている活動で、博報堂の社員が、その専門性である広報、広告、ファシリテーションなどの作り方や考え方の秘訣を、小学校、大学やNPO等の集まりで伝える活動です。

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   法政大学における約200名の学生を対象とした特別講座。 講義、ワークショップ、
   実習からなる14回の講義では9名の社員が講師となっ た。



社員の力が作るCSR

 これら以外の活動でも、自ら活動している社員が多く、よく藤井さんに企画の報告や相談に来られるそうです。「色々な案件が社員からあがってきていて、これはとてもありがたいことですね。」と藤井さんはいいます。
 社内でCSRを推進する際に気をつけていることを聞いてみると、第一に、極力社員の力を生かしていくことだと答えてくれました。「メーカーと違って私たちの仕事は形が決まっているものではなく、社員の頭と心にある発想などが全てといっても良い。これを最大限生かしてもらうことを常に意識しています」。二つ目は、「自由と自律」。最大限の自由の中でこそ、よりよい発想ができるというポリシーの元、会社がやろうと指針を出すよりも、できるだけ社員の自発性を引き出して、一緒に作っていくことが大事だと考えているそうです。
 「社員の方、意欲的ですね」と聞いてみると、藤井さんはこう説明してくれました。「やっぱり、思うのは博報堂の若い世代の社員は色々考えているということ。学生時代にボランティアをしたりNPOに参加をしていたり、社会貢献に対する意識が高いと思います。また、博報堂にはテーマを持って企画し、得意先を巻き込んでより大きなムーヴメントを作ろうとする社員が多いと思います。CSR部はそういった社員の気持ちをまとめたり、後押ししたり。普通の企業であればCSR部が担うコンプライアンスや環境への取組みなどは他のセクションでも行ってくれているため、より社員と一緒にCSRをやっていくことができるのではないでしょうか。」



最後に担当者から一言

 「もともと営業職を通じて取引先などのCSR活動の取り組みにかかわってきたことはありますが、自社の話となるととても難しいと感じています。正直手探りで悩みながらやってきた部分があり、3年経って最近ようやく方向が見えてきた気がします。CSRは地道なことでも、ひとつずつやっていくことに意味があって、一歩一歩積み上げていかないといけない、と真面目に思っています。その会社、会社の持っている気質や社員にあわせて活動していくことが必要だと思っています。」

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     お話を伺ったCSR部部長の藤井慶太さん

博報堂CSR活動ウェブサイト:http://www.hakuhodo.co.jp/csr/




2009年7月 ファイザー株式会社
2009年8月 沖電気工業株式会社
2009年9月 味の素株式会社
2009年10月 ソニー株式会社