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2011年12月1日発行

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突撃!となりのCSR室・社会貢献室


突撃!となりのCSR室・社会貢献室


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味の素株式会社 CSR部

 味の素株式会社(以下味の素)は、1909年に発見された「うま味」調味料の発売から創業し、現在では食品・アミノ酸・医薬・健康事業を22カ国で展開しています。
 今回は、CSR部の北村聡さんと寺内奈津子さんにお話を伺ってきました。

 味の素グループのCSRビジョン

  味の素グループの企業理念は「地球的な視野にたち、"食"と"健康"そして、"いのち"のために働き、明日のより良い社会に貢献する」ことです。
 100周年にあたって、この企業理念に新たに "いのち"という言葉が加えられたことについて、寺内さんは「食べ物には、成長を維持し、病気を予防する基本的な機能があります。おいしく上手に食べれば健康になり、人々が健康になれば地域は明るくなり、結果的に将来にわたっても『いのち』を守ることへとつながっていきます。また人間が上手に自然と共生・共存できれば、地球の『いのち』を守ることができます(以上、弊社社長談)。CSRや社会貢献との関わりでは、たとえば、アフリカ地域における栄養不良に対するアプローチや、途上国の高齢者の健康増進のための活動支援などを行っています。それぞれ方法は異なりますが、いきいき生活してもらいたいという願いは同じです」と語ってくださいました。
 こうした企業理念を反映するCSR活動のビジョンは、「世界の人々から信頼される真のグローバル企業として、永続可能な地球環境を守り、食と健康を通じてよりよい社会の実現に貢献すること」です。

ミレニアム開発目標への取り組み

  味の素グループが世界共通の貧困削減へのゴールである「ミレニアム開発目標(MDGs)」達成への貢献に積極的に取り組む企業であることはNGO関係者でも知っている方が多いのではないでしょうか。
これについて北村氏は「MDGsはやはり世界の共通課題であり、その中での自社の位置や、得意分野を生かしてどういうアプローチができるかを考える際、大事な指標になっています。グローバルな課題へのアプローチこそが戦略的社会貢献であり、CSR部の存在意義だと捉えて仕事をしています。ですからMDGs達成への貢献を常に視野に入れていたいですね。」と説明してくれました。


主な取り組み

 今回はCSR活動の中でも、お二人のご担当である社会貢献活動における3つの取り組みについて伺いました。

1.    味の素「食と健康」国際協力支援(AIN)プログラム
 国際協力活動の最重要プログラムと位置づけています。その背景には、①事業展開地域への直接的貢献、②地球的課題に対して、グローバルな目標(MDGs)に向かって企業の特長である食・栄養を活かした貢献をしたい、という意識があります。国内外のNGO/NPO団体よりプロジェクトを公募し、現在までに12カ国38プロジェクトを支援しています。2009年9月1日より、2010年度の助成事業の公募を開始します。
【味の素「食と健康」国際協力支援(AIN)プログラム詳細はコチラ】(連携事例ページへリンクします)

2.    キャッサバ高収量栽培プロジェクト
 うま味調味料「味の素®」の原料の一つでもあるキャッサバ。この栽培に携わる農民の生活向上を支援するためにスタートしたのが、インドネシア・ランプン州におけるキャッサバ高収量栽培技術普及プロジェクトです。味の素グループは現地の農業試験場と連携して、キャッサバの栽培技術や、耕作機械のほか、指導を担当するチームの活動費用などを支援しています。2005年から始まったこのプロジェクトは成果をあげ、キャッサバ収量が2.2倍、栽培農民の収入は3倍に拡大しました。また将来にわたる安定的な栽培のポイントである、「農民協働組合の設立と運営」に向けても農民自らの活動が開始されました。

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       2008年度の接木収穫の様子            組合での打ち合わせ風景


3.    リジン強化プロジェクト
 アミノ酸のひとつである「リジン」は、体内へのたんぱく質の取り込みを2倍に強化することが出来る物質です。たとえば、リジンを添加したパン(原料:小麦粉)を食べると、同量の通常のパンを食べるのと比べて、2倍のたんぱく質栄養を得ることができるのです。
 味の素グループでは、たんぱく質摂取が十分でない状況(栄養不良)にある開発途上国の食生活において、リジンを強化することにより人々の栄養改善をはかりたいと考えています。現在はそのしくみを構築するため、2007年より西アフリカのガーナで、現地のガーナ大学とともに実地試験取り組んでいます。試験結果を踏まえて、今後は当地の政府や国連機関との連携を深め、リジン強化食品の開発を行っていきます。



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                              ガーナでの実施試験の様子



NGOとの連携について

 今まで数多くのNGOと連携をしてきた味の素グループですが、連携の際には、NGOと密なコミュニケーションをとられていることが印象的です。北村さんは、「メールだけではなく会って話をするのが基本だと考えています、もともと企業とNGOで文化が違うところがあるので、会って話をして、お互いが違いを理解し、歩み寄り、納得していくというプロセスが必要だと思っています。」と教えてくださいました。

最後に担当者から一言

 (北村さん)すこしずつ活動が形になってきたところです。まだ社会に大きなインパクトを与えるとまではいっていないが、社会を変えたいと思っている色々なセクターのみなさんと一緒に協働しながら、大きな力に変えていきたいと思います。

(寺内さん)1999年に始まったAINプログラムが11年目を迎えました。今でこそこのような機会にお話しをさせていただけるようになったけれど、立ち上げ当初はを誰も先を予期できないような状態で、よくここまできたなぁと感じています。特に時間を要したのは、外部有識者と進める審査機能の整備で、当初は有識者の方々が勧められること・社会が求めるもの・会社の意思などの共通項を探っている状態でした。
 今後も企業やNGO、教育機関などのそれぞれのセクターが、専門性とプロ意識をもって社会貢献を行おうとしたときに、互いに補完性をもって進めていくことができればよいと思いますし、これまで味の素グループが培ってきたAINプログラムの進め方(外部の有識者やNGOの方との関係づくりや、支援の仕方、成果の広め方など)もシェアすることができれば、それほどありがたいことはないと思っています。

     ain4.gif           お話を伺ったCSR部社会貢献担当課長の北村さん(右)、
                                     社会貢献担当の寺内さん(左)


味の素グループCSR活動ウェブサイト:http://www.ajinomoto.co.jp/company/csr/




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2009年8月 沖電気工業株式会社