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NGOの情報誌
シナジー
2011年12月1日発行

東アフリカは"今"
NGOデータブック2011
NGOのすべてがわかる
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企業×NGOの取り組み


突撃!となりのCSR室・社会貢献室


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ファイザー株式会社 経営企画統括部門 コミュニティー・リレーション部


  ファイザー株式会社(以下ファイザー)は、研究開発型の製薬企業として、医療用医薬品、動物用医薬品、農薬の製造・販売・輸出入を行っています。
 アメリカで生まれた企業ですが、現在世界150ヶ国以上、約8万人の社員とともにグローバルな事業展開をしていて、日本でも50年以上にわたって活動しています。
『"Working together for a healthier world"― より健康な世界の実現のために―』というスローガンに基づいて事業を展開する中で、今回は特に社会貢献活動について、経営企画統括部門 コミュニティー・リレーション部担当課長である鈴木映子さんにお話を伺ってきました。

ファイザーの社会貢献活動の方針
 

薬では解決出来ない「ヘルスケア」に関する様々な課題をサポートしていくことが、ファイザーの社会貢献活動の大きな方針です。
 これは、ファイザー自体が製薬メーカーであり、そもそも社会貢献度合いの高い事業であることから、そういった業態の中でどのような活動を社会貢献と捉えるか、という自問と
模索の中から生まれてきのだそうです。



主な取り組み
 

本業である「薬」の提供だけでは解決出来ない、様々な「ヘルスケア」に関することを課題ととらえて、その解決をサポートしていくことを企業の社会貢献として実施しようとの方針に基づいて、下記の社会貢献活動を、主な取り組みとして行っています。

 1.    ヘルスケア関連団体への支援
 2.    市民活動・市民研究への助成
 3.    社員のボランティア活動を応援(マッチング・ギフトプログラム、ボランティア活動支援プログ
     ラム、部署ごとのボランティア活動など。)

 例えば、1.ヘルスケア関連団体への支援では、VHO(Voluntary Healthcare Organization)と呼ばれる色々な患者団体、障がい者団体、家族、支援者団体などの個々の団体への支援に加え、団体間の連携・情報交換をすることによって生まれる相乗効果を期待して、ファイザーではそのネットワークづくりも支援しています。例えば、毎年、自社の研修施設で泊り込みのワークショップを行っており、2001年に始まったこの活動から、次々と地域学習会が誕生しました。現在それぞれの地域によって、参加する人の関心や地域の課題に合わせたテーマを設定し、学習を進めていて、ファイザーも引き続き支援活動をしています。
 また、2.市民活動・市民研究への助成では、「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援̶」として、心とからだのヘルスケアに関する社会的課題の解決に取り組むNGO/NPOなどの市民活動への助成を行っています。



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ファイザープログラムで助成している難民支援協会の活動の様子
難民の方に、日用品などを支援しているところ

 

そして、社員向けのプログラムを実施する際に、気をつけているのは"本当に意味のある社会貢献活動か"という視点です。鈴木さんは、「例えば、NGO等に寄付をする際には、単に一過性の寄付をするのではなく、その寄付は根本的な課題の解決につながるか、また、その寄付が本当に困っている人たちにちゃんと行き届くのかどうかをしつこく考えて実施することを心がけています。」と教えてくれました。


【ファイザープログラムと社員向けプログラムの詳細はコチラ】(連携事例ページへ飛びます)

NGOとの連携について
 

「NGOとの連携」について伺うと、鈴木さんは「連携というよりも、相乗効果という意味で期待をしています」とおっしゃいました。というのも、企業もNGOも行政も立場が違うだけで、そこで働く一人ひとりは、より良い社会を実現したいという目的を持っていることは一緒だと考えているからです。 
企業は、資金やビジネススキルなどのリソースを提供することによって、立場は違うけれど、よりよい社会の実現という共通の目的に向かって取り組んでいるNGOの活動を応援することで、お互いの役割を補完し合い、それが相乗効果となって目的を達成できるのではないかと期待しているのです。


最後に担当者から一言

 ファイザーで社会貢献活動を担当して6年目になるという鈴木さんに、そのやりがいや難しさを聞いてみました。
 「難しいのは、企業人であることと、社会人であることのバランスを上手くとらないといけない仕事であるということです。自分個人としての社会の様々な課題に対する考え方のものさしや、哲学をしっかりと持っている必要があり、そこから社会にとって本当に意味のある企業としての社会貢献活動とは何かを判断していかなくてはならないからです。そういった考え方のものさしをつねにアップデートしておくためにも、外部の声に耳を傾けることを心がけています。NGOが主催するセミナーや会合などは、とても役立っています。社内では、社会貢献活動について、まだあまり意識の高くない人もいますし、すべきことについての様々な意見もあります。"企業人である前に社会人である"ということを、どうやって社内に浸透させていくかというのは、課題の一つです。」

phizer2.gif         コミュニティー・リレーション部担当課長の鈴木映子さんへのインタビューの様子

ファイザーの社会貢献活動ウェブサイト:http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/philanthropy/





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2009年6月 花王株式会社