HOME > JANICからのお知らせ > 【NGO対象】生物多様性COP10に向けた第1回研究会

【NGO対象】生物多様性COP10に向けた第1回研究会

生物多様性COP10に向けた第1回研究会
「生物多様性COP10では何が争点になるのか~グローバル・イシューに取組む市民社会の視点から」

2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されます。COP10では、途上国の貧困層や先住民族の権利保障の観点から見ると、何が争点になるのでしょうか。また、生物多様性保全は、貧困削減やミレニアム開発目標(MDGs)と、どのようにつながっているのでしょうか。
第1回研究会では、環境、貧困・開発、人権などのグローバル・イシューに取り組むNGOの皆様にお集まりいただき、論点の整理を行います。また、COP10に向けて日本の市民社会としてどのような取り組みが必要なのかを議論します。

開催日時:2010年3月10日(水)午後1時30分~5時 (3時間30分)
開催地:早稲田奉仕園 会議室 (リバティホール、他会議室)
地図:http://www.hoshien.or.jp/map/map.html
住所:東京都新宿区西早稲田2-3-18 (早稲田駅から徒歩約7分)
参加対象者:NGO関係者 (定員:50名)

主催:環境省
実施:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) 
協力:(社)環境パートナーシップ会議(EPC)、地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)
後援:生物多様性条約市民ネットワーク、(特活)持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 

<プログラム案>
Ⅰ.1時30分~2時40分 全体会「生物多様性COP10に向けた問題提起」(70分)
(1)主催者挨拶 環境省/JANIC (5分)

(2)COP10の準備状況と市民社会に期待すること(10分) 
  環境省 生物多様性地球戦略企画室 室長補佐 中島尚子氏

(3)基調講演:「COP10における重要課題と生物多様性条約市民ネットワークの準備状況」(15分)
 (財)日本自然保護協会 保全研究部 道家哲平氏 

(4)「生物多様性COP10に向けた問題提起~貧困・人権・環境の視点から~」 (30分)
問題提起1:「環境の視点から:貧困削減における生態系サービスの保全・活用の価値と、生態系サービスの劣化の現状 」 コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 代表 日比保史氏
問題提起2:「人権の視点から:先住民族の権利と生物多様性」 市民外交センター 代表 上村英明氏 
問題提起3:「貧困問題の視点から:生物多様性とミレニアム開発目標(MDGs)」 (特活)アフリカ日本協議会/動く→動かす 稲場雅紀氏
問題提起4:「名古屋からの声~COP10の準備状況と開催に向けた意気込み」 名古屋NGOセンター 理事 山﨑眞由美氏 
問題提起5:「COP10の後のフォローアップをどうするべきか~企業との対話の必要性」 「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 事務局長 足立治郎氏

(5)質疑応答:10分 ファシリテーター:JANIC 事務局長 下澤 嶽 

(休憩10分)
Ⅱ.分科会 2時50分~3時40分 (50分)
 問題提起者に各5分でご発言いただいたあと、参加者とともに議論をいたします。

分科会1「生物多様性の損失は、なぜ貧富の拡大を生むのか?」
この分科会では、生物多様性の損失がなぜ貧富の拡大を生むのかについて、「生態系と生物多様性の経済学(TEEB)」、「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」の観点から問題提起を行います。特に途上国の貧困層の視点から国際協力の視点を重視しつつ、COP10で何が重要な論点となるのかについて洗い出し、COP10に向けたNGOの政策提言に繋げていきます。
問題提起①:「生態系の破壊は、貧困層の経済にどう影響するのか」 (財)日本野鳥の会  高馬卓史氏
問題提起②:「遺伝資源の問題は、なぜ貧困層にとって大事なのか?」 A SEED Japan 小林邦彦氏
ファシリテーター:(特活)アフリカ日本協議会/動く→動かす 稲場雅紀氏


分科会2「途上国の現場から見る生態系破壊の問題」
この分科会では、途上国における森林保全の現状と課題について、特に貧困層の視点から検討し、貧困削減と生物多様性の保全のためには、どのような対策をとる必要なのかについて議論します。事例として、途上国の農村における貧困層が実際に直面している現状と、大規模な自然開発がもたらしている弊害について紹介します。

問題提起①:「途上国の貧困層が直面する生物多様性の問題:ラオスの事例から」  (特活)日本国際ボランティアセンター ラオス事業担当 川合千穂氏
問題提起②:「大規模な自然開発が何をもたらすか:伝統的な社会における生物多様性の価値の尊重を」  FoE Japan  「森林」「開発金融と環境」プログラム 満田夏花氏
問題提起③:「インドネシア産の植林木由来のコピー用紙購入と熱帯林地域住民・先住民への影響」 熱帯林行動ネットワーク 運営委員/レインフォレスト・アクション・ネットワーク 日本代表部 川上豊幸氏 ファシリテーター:JANIC 事務局長 下澤 嶽

分科会3「持続可能な開発(SD)/そのための教育(ESD)と生物多様性-自然・社会・文化の多様性を増しつつ地域が生きるには」
日本や途上国の多くの地域では、長年、地域の生物多様性による恵みに根差した社会、文化、経済が構築されていました。都市化や経済のグローバル化が進み、地域固有の社会・文化・経済そのものが壊れるとともに、原生自然が破壊されるとともに人の手が入ることで管理されていた地域の生物多様性が失われ、地域が機能しなくなっています。さらに、地域の知恵が失われ、その知恵を培ってきた人びとの地域への誇り、そこに住む自分自身への誇りが失われています。 この分科会では、地域の生物多様性を保全していくうえで、どのような地域社会を構築するべきかと、そのための人づくりをテーマに取り上げます。日本、途上国に共通した形で、地域の自然・社会・文化の多様性を認識しながら地域の誇りと経済を再生するプロセスを検討し、CBD/COP10に向けて、途上国・先進国の立場を超えて地域から地域へ経験を共有していくことの意義について皆さんと検討をします。

問題提起①: 日本の地域開発史の中の農山村の変化と21世紀の「生き残り戦略」の取り組み~福島県奥会津の取り組み事例から~ (特活)環境文化のための対話研究所 嵯峨創平氏
問題提起②:多様性を増す地域づくりにおける合意形成のあり方-2つの干潟保全の教訓から (特活)持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 理事/(特活)エコ・コミュニケーション代表  森良氏
問題提起③:地域それぞれの暮らし方の回復に向けて 一般社団法人あいあいネット 理事 壽賀一仁氏
ファシリテーター:(特活)持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 理事/(特活)エコ・コミュニケーション代表 森良氏

(休憩 10分)

Ⅲ.3時50分~5時 全体討議 「COP10で争点になるテーマは何か~グローバル・イシューに取り組む市民社会の視点から」(70分)

①各分科会からの報告 (15分)
各分科会の問題提起者またはファシリテーターより、各分科会で議論されたことを各5分間で発表し、質疑応答を行う。

②生物多様性COP10に向けた論点整理 (50分)
基調講演における基礎的な情報提供と、全体会、各分科会における問題提起を受けて、生物多様性COP10の主要議題のうち、途上国の貧困層や先住民族の立場から見て争点になるテーマを洗い出します。その上で、開発・人権・環境などグローバル・イシューの解決のために行動する市民社会として、COP10に向けてどのような準備が必要なのかについて議論します。
ファシリテーター:JANIC 事務局長 下澤 嶽

③終わりの挨拶 環境省/JANIC (5分)


*3月24日(水)午後2時30分~5時に第2回研究会を早稲田奉仕園で開催する予定です。第2回研究会では、第1回研究会の議論のフォローアップをする予定ですので、ぜひご参加ください。(定員:20名。第1回研究会へのご参加を前提とします。(所属NGOの他の方が第1回研究会に参加し、その方から引継ぎを受けて第2回研究会に参加する場合は、第2回のみの参加も可能です)。

<お申込・お問い合わせ>
第1回研究会にご参加を希望の方は、所属NGOの団体名、NGOでのお役職名、お名前、Tel、メールアドレス、参加を希望する分科会(分科会1~3)、第2回研究会(3月24日開催予定)へのご出欠を明記のうえ、以下のご連絡先までe-mailにてお申込ください。定員に達し次第締め切ります。

(特活)国際協力NGOセンター(JANIC) 担当:宮下 
メール:advocacy○janic.org  ○を@に変更してお送りください
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F
Tel: 03-5292-2911 Fax: 03-5292-2912