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はいいいえ

(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会 スタッフロングインタビュー後編

『本当に必要な支援』

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お話をうかがったスタッフの方


支援企画グループ 京井杏奈さん

 シャプラニール=市民による海外協力の会(以下シャプラニール)で国内活動に携わる京井さんに国際協力に関わるようになったきっかけを伺いました。

「なんで?」の疑問

 「私は小さい頃に父親の仕事の関係でインドネシアに住んでいたんです。 10歳でインドネシアの空港に降り立ったとき、空港の外のきれいな道にはやしの木がずらっと並んでいて、 こんな綺麗な場所で暮らせてラッキーと思いました。でも、自分の暮らす街に近づくと、風景が変わって、車が止まるとたくさんの子どもたちが窓に近づいてきて、『これを買って、あれを買って』と寄ってきたんです。 その風景に衝撃というよりも疑問を抱いたんです。何で自分と同じくらいの子がこんなことをしてるんだろう、 学校は行かなくていいのかな、親はどこにいるんだろう、そもそも何をしているんだろう、そんな疑問ばっかり浮かびました」。 インドネシアで初めてストリートチルドレンに出会い、隣り合わせで過ごした2年間は京井さんの人生にとって大きな影響を残しました。

あの子たち、何をしてるのだろう

 インドネシアでの2年間の生活の後、日本に戻った京井さん。日本に戻るとすぐに、勉強、部活、 受験に追われ、ストリートチルドレンのことも忘れかけていたそうです。「でも、、自分が大学で何を勉強したいか考えた時、 ふとインドネシアにいたあの子たちってなんであんな風になっちゃったんだろう、日本との違いは何なんだろうと思ったんです。 自分の目で確かめたいなって思いました」。 そんな思いをもって大学に入り、バックパッカーをしてアジアを旅したり、ボランティア活動を始めた京井さん。 国際協力と関わるもう1つのきっかけはワークキャンプを通して得た気付きだったと話してくれました。


ワークキャンプでお世話になったホームステイ先の子どもたちと

お金はないけど、心の豊かさがある場所

 「大学在籍中にあるNGOのワークキャンプに参加ました。1ヶ月くらい孤児院でお手伝いをしながら過ごして、 孤児院で暮らす彼らが持つ心の豊かさをひしひしと感じたんです。過剰消費しすぎる自分のライフスタイルを 見直すきっかけにもなりました。その時の経験や出会った仲間や子どもたちが私の中でずっと残るものになったんです」と京井さん。


ワークキャンプの様子

自分の生活が豊かになる

 その後、京井さんは企業に就職しました。しかし、数年後に国際協力のフィールドへと帰ってきます。 そのきっかけは何だったのでしょうか。 「企業での仕事にも慣れてきて気持ちに余裕ができてきた時に、あの時の気持ちをもう一度思い出したんです。 国際協力に関わることで自分の生活が豊かになるんじゃないかなって思ったんですよ。企業では毎日同じ仕事で、 ただ歯車のひとつになってしまったと感じていて、フラストレーションがたまっている状態でした。そんな時に、 もう一度国際協力に関わりたいと思ったのがきっかけですね」。

援助をしない・互いに学ぶ姿勢

 もう一度、国際協力のフィールドに戻った京井さん。数あるNGOの中からシャプラニールを選んだ理由について聞きました。 「理念にすごく共感したんです。自分たちが「援助する」のではなく、あくまでも主人公は現地の人だと考えて、 その生活を側面から応援している点です。それから、お互いを学びあう姿勢を大事にしているところ。 自分がワークキャンプに行った時に、何かしたいという思いで行ったけど、学んだことのほうがはるかに多かったように思うんです。 シャプラニールの理念に自分の経験と気持ちが一致したんです」。


バングラデシュ農村部に住む少女たちと

決まっていない、いろんな仕事

 こうしてシャプラニールで働くようになった京井さん。しかしNGOで働くのは初めて、大変なこともあったと言います。 「企業では基本的には決まった業務をしていれば良かったけれど、今は担当の仕事にもいろんな種類の仕事があるんです。 たとえば、イベントの企画・運営、講座でのプレゼン、チラシ制作。最初は戸惑って、大変でしたね。 人の前で話すのも苦手だったし、イベントの企画・運営もやったことがなかったんです。でも、 今自分の目の前にある仕事を精一杯やろうと思って取り組みました」。 入職して2年たった今は、最初の「やったことのない仕事ばかり」という不安な気持ちよりも「いろんな仕事ができる」 というポジティブな考えに変わったといいます。


イベントでサリーの着付けとバングラデシュのお菓子作りをしました。

次の世代につなぐこと

 最後に京井さんに今後のシャプラニールでの夢と京井さん自身の夢を聞きました。 「自分がインドネシアで貧富の差に衝撃を受けたのが10歳のころで、今になってようやく あのころのストリートチルドレンと向き合えているかなという気がするんです。 これからは、次の世代を担っていく日本の子どもたちに国際協力を伝えていきたいなぁと思っています。 小学生とか、日本や世界のことがまだよく分からない時期に国際協力に出会うというのはその子にとって 大きな影響力を与えると思うんですよ」。


毎年夏に行う、中学生、高校生を対象とした宿泊型イベントの様子



<インタビューを終えて>

昔ストリートチルドレンと出会い交流したことがきっかけとなり、 今シャプラニールでストリートチルドレンや途上国の人たちを支援する活動に関わるようになったというお話からも、 出会った人とのつながりを大切にしたいというあたたかい思いが伝わってきました。
(JANICユース 小松崎 瞳)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)


[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
広報チーム 権 智娜
マネジメントチーム 小松崎 瞳 (編集)

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