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はいいいえ

(特活)かものはしプロジェクト スタッフロングインタビュー後編

『子どもたちを守る』 

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お話をうかがったスタッフの方

 
サポーター事業部 岩澤美保さん

授業で受けた衝撃

 岩澤さんが国際協力に関心を持ったきっかけは大学1年生の時。授業で、タイで児童買春問題に取り組むNGOで働いているニュージーランド人の方の話を聞いたことがきっかけだったそうです。「児童買春問題の存在は何となくは知っていたのですが、まさか5-6歳という小さな子どもたちまでが被害にあっていて、日本から飛行機で5、6時間しか離れていないところに、そんな許されない世界があるのかとただ怒りを感じました。その時、自分の人生は、そういう人のために使いたいと思ったんです。その頃私の専攻は英文科で、シェイクスピアがすばらしいとかやっていたんですが、確かにすばらしかもしれませんが、そんな子どもを助けたい私にとってはそれってなんの役に立つんだろう、なんで自分は英文学を勉強しているんだろうと思っていたんです。今まで人生やりたいことを探し中でしたが、この問題に出会い、これだと思いましたね。」と楽しそうに話してくれました。


児童買春の被害から守るための孤児院、そこで生活する子どもたち

新卒でNGOへ

 岩澤さんはイギリスの大学で学部を開発学に変え、グローバリゼーションやジェンダーを勉強し、「やっぱり世の中の不公平を少しでも公平にするために働きたい」という強い思いを持って帰国、新卒でかものはしプロジェクトの職員となりました。
 「NGOといったら人材育成にコストをかける余裕はなくて、即戦力を求めると聞いていました。なかなか新卒では入れない、と。しかし、かものはしプロジェクトは共同代表の村田自身が大学生の時に設立した経験を持っているため、『スキルはないけど、でもやりたい』っていう気持ちを理解していただき、採用されました」
 しかし、熱い思いを持つ岩澤さんでも新卒であるために経験やスキルがなく苦労をされたそうです。「新卒で入った分、気持ちにスキルが追い付かず、苦しみました。大学で開発の基礎的な理論はありましたが、それだけじゃ駄目でした。資金を調達するので、NPOには意外と思われるかもしれませんが、企業と同じ、ファイナンスやマーケティング、マネジメントのスキルの必要性を感じて、どうやって獲得しよう・・・と壁にぶつかりました。」
 克服方法を伺うと、2つあると教えてくれました。ひとつは意識的に知識をつけたことだそうです。「活動のためには資金が必要。NPOだからって甘えちゃだめだ。解決したい問題があって、それに必要な資金なのだから。と思ったんです。とにかくビジネス書や経済の本を読みあさりました。」と岩澤さん。読んだら実際に仕事で本に書いてあったことを試してみて、失敗したら上司やサポーターの方にアドバイスをいただいて、また実践、本を読む。これを繰り返し、どういうスキルが自分に足りないのか把握していきました。
 ふたつ目はモチベーションを持ち続けること。「初めのころはスキルがないから私は役に立てない、駄目だ、と思っていたのですが、モチベーションが一番大切なことだと思いなおしました。"絶体に児童買春問題を解決したい、解決する!"という思いがあれば、スキル習得の努力も楽しいし、できない部分は、同僚や上司、かものはしプロジェクトを支えて下さっているアドヴァイザーの方々から学んでいけばいいじゃない、かものはしには応援してくださる人がたくさんいる!とポジティブに考えるようになってから良くなった気がします。」


カンボジアの女性たちと岩澤さん

みんながしあわせになれる募金

 かものはしプロジェクトが支援者をつのるサポーター事業には、3つの方法があります。共同代表の村田さんの講演を通じて会員を募る場合と、WEBを通して会員を募る場合、そして楽しく参加しやすい企画を通じて募金を集める場合です。岩澤さんはこの「楽しい企画を作ること」を担当しているそうです。そして、こんな話をしてくれました。「『1 L for 10 L』って知っていますか?私はこれが成功している理由は、かかわったすべての人がハッピーになれたからだと思います。消費者はいつもの商品を買うだけで社会貢献ができ、企業は本業で社会貢献ができて売り上げも伸び、ユニセフはそのお金で活動し、現地の人を幸せにできた。こうやってかかわった3者ともハッピーになる仕組みこそ、まさに私がやりたいことなんです。」
 一方的に寄付をして、もらった人は感謝しなくてはいけない仕組みではなく、かかわった人みんなにメリットがある形でこの事業を成功させたいという岩澤さん。「私は一生、このようなPRやマーケティング等のクリエイティブに関わり、女性や子どもの問題の解決に貢献できたら幸せです。」と話してくれました。


社会貢献を身近に! チャリティスポーツ大会!

親しみやすさを大切に

 NGOやNPOの強みについて伺ったところ、大きな国際機関と比べて、現地の人や、支援してくれる日本の人と近い存在であることだと話してくれました。「組織や財政は小さいけれど、現地の人のニーズを細かくとらえることができ、日本の人にとっても参加しやすいと思いますので、どんどん関わってほしい。その仕組みをつくりたい」と岩澤さん。 そのためには、「困っていることや現地の状況を、もっとクリエイティブでポジティブな方法でアピールしていくこと」が必要だと言います。
 「一般の人は、暗い問題を知りたくないわけではないけれど、すごく身構えたときでないと受け止めてくれない。NGOは厳しい現状を訴えかけるけど、受け取る人は『ちょっと準備ができてない』という人が意外と多いんです。だがら、親近感のある方法でやらないといけないなと思います。」日々、楽しく参加しやすいモデルを考える岩澤さんの大切にしていることがにじみ出ているお話でした。


スタディーツアーの参加者とかものはしの工房で働く女性たち


国際協力を身近に感じてもらえるイベント、グローバルフェスタ 


インタビューを終えて

 日本は募金の文化が浸透していないので、かかわった人みんなが幸せになれる仕組みや、楽しく参加しやすいモデル作りはとても大切だなと思いそれを追求している岩澤さんの姿勢に感動しました。
(JANICユース 権智娜)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)

[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
副代表  渡辺もえ
総務チームリーダー 吉野宮奈
(編集) 広報チーム  権智娜


 




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保護が必要なこどもの生活支援 まとめて募金

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