HOME > NGOサポート募金 > まとめて募金NGOスタッフロングインタビュー

(特活)幼い難民を考える会 スタッフロングインタビュー後編

『子どもたちの笑顔を大切にしたい』 

インタビュー前編へ

お話をうかがったスタッフの方

02.gif

総務・経理担当  一寸木(ちょっき) 純子さん

きっかけはないんです。

 現在CYRで総務・経理に携わる一寸木さん。国際協力に興味を持ったきっかけを聞いてみると、「よく、どうして国際協力に興味を持ったんですかという質問を受けますが、びっくりするかも知れませんが、私自身きっかけといえるようなものがないんです。」という答えが返ってきました。
 「自分でもそのことに気付いていなくて、気付かされたのはある研修を受けた時でした。その研修では、『みなさんの国際協力との出会いを、絵に描いてください』とクレヨンと画用紙を渡されたんですね。その時27人いた研修生の中で、絵を描けなかったのは私だけだったんですよ。その時に、自分にきっかけがないことを知りました。他の人はみんないわゆる途上国に行った経験から、そのとき出会った風景を書いた人が多かったんですけど、私はほとんど訪れたことはなかったんです。周りの方にもじゃぁどうしてNGOにいるの、と聞かれましたね」。


一寸木さん。カンボジアで子どもと一緒にワークショップをしたときのひとこま。

差っていったい何だろう

 しかし、胸の中には小さな頃から変わらないある考えがあったと言います。「学校でもどこでもそうなんですけど、成績がすごくいい子とそうじゃない子、足の速い子、遅い子って必ずいるじゃないですか。それに対する先生や周りからの対応の差とかって何なんだろうって、よく考えていたんです。「途上国」と「先進国」という言葉があるからには、その間にはボーダーラインがあると思うんですけど、たとえそのボーダーラインを引かれていても、途上国の人たちは、自分たちが途上国にいるなんて思っていないんだろうなって、ずっと考えていたんですよ。同じ人間同士だから違いはあっても、なんで差別や区別があるんだろうなっていう思いは、ずっとありました。それで、違いはあってもたくさんの人たちと一緒に「嬉しい」という気持ちを分かち合いたいなと思っていたところ、気づくとこの世界に入っていっていました。」


プノンペンのセントラルマーケットの風景。(C)小林正典

助け合える空間

 大学卒業後、別のNGOに3年勤務した後にこのCYRに経理として入職したという一寸木さん。CYRに入ったきっかけは、何だったのでしょうか。「研修で知り合った友人を通じ、CYRの事務局長に会って、経理担当を募集しようと考えていると話をいただき、応募しました。その時に、事務局長から「私たちは、1人1人のスタッフもインターンもボランティアも区分なく、一緒に助け合って、人と人とのつながりを大切にしている」という言葉をいただいて、そのあったかさに惹かれて入りましたね。助け合えるあったかい空間が、CYRのいいところだと思いましたね」。

03.gif

ピダンと呼ばれ、お寺などによく飾られる。仏陀の誕生や一生が描かれている。

今につながる経験

 一寸木さんに、今までで苦労したことをお伺いしました。「やっぱり社会経験、企業での経験がいかに大事かということを思い知らされたときですね。私は企業経験が無くNGOに入ったので、名刺の渡し方、電話の出方一つにしても、企業だったらオリエンテーションでやることが、全然知らないまま自分で覚えてやっていたんです。最初は、恥ずかしいことをいっぱいしたんだろうなって思います。でも、最初のNGOでも今まで経験のなかった経理や労務など、現地での活動だけではなくて国内で後方支援として支えている部署があることを知ることができ、またその大切さを知ったからこそ、この部署で経験を積みたい、この仕事を続けていきたいという思い、それが今にも?がっていると思っています」。

日本とカンボジアの橋渡しに

 最後に一寸木さんに、今後の夢をお伺いしました。「今は支援者の方々の担当も任せてもらっていて、CYRでは寄付をしてくださった方、お一人お一人に手書きのお礼状送っているんです。CYRは支援者とのコミュニケーションが、すごく密なんですね。それで最近は支援者の方々とカンボジアの人たちの橋渡しというか、ちょうど真ん中にいるのかなと感じるんです。それから、国際協力に踏み出せないでいる日本の一般の人と、カンボジアで暮らす人たちとが何らかの形で繋がれるようなアクションを、仕事の中で起こしていきたいなと思っていますね。国際協力が難しそうと思っている方々にそんなことないよと伝えられる、一スタッフになれたらと思っています」。


インタビューを終えて

 幼い子どもたちの笑顔を見守っていきたいと活動を続けて30年も経つ、幼い難民を考える会さま。そのきめ細かい保育所のサポート活動の内容に、感動しました。そしてそのノウハウを新しい支援地のスラムでも生かしていくお話しを聞いて、これからも各地でその活動を展開して、幼い子どもたちに笑顔をもたらして欲しいと思いました。
(JANICユース 総務チーム 吉野宮奈)


 CYRと支援者様の関係、CYRの中でのスタッフさん方同士の関係、どちらの繋がりにもとても深くあたたかいものを感じました。人と人との?がりを大事にする団体さまだからこそ、カンボジアの子どもたちのことを『一緒に考える』ことができるのではないかなと思いました。国際協力の入り口として、たくさんの方にカンボジアとのあたたかい?がりを築いてほしいと思います。
(JANICユース マネジメントチーム 小松崎 瞳)JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)

[インタビュアー]
国際協力NGOセンター有志グループ(JANICユース)
広報チームリーダー 石下 由加
総務チームリーダー 吉野 宮奈
編集: マネジメントチーム 小松崎 瞳


 




インタビュー前編へ

参加しているNGOサポート募金

女性の自立支援 まとめて募金
保護が必要なこどもの生活支援まとめて募金
NGO個別募金:(特活)幼い難民を考える会

>