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はいいいえ

(特活)チャイルド・ファンド・ジャパン スタッフロングインタビュー前編

『すべての子どもに開かれた未来を約束するために』 

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お話をお伺いしたスタッフの方

伊藤さん  
伊藤 久平さん(募金グループ マネージャー)

スタッフからのメッセージ

 「何かをしないと何も始まらないという気がしますね。お金を出すだけでは自己満足になっちゃうのかもしれませんけど、でもやらないと。何か始まるかもしれないし、何かが自分の中で変わるかもしれない。ですから、皆さん何か始めてみませんか?」(伊藤さんより)

愛のバトンタッチ

 現在、日本は世界の中でも裕福な国として発展途上国に支援をしています。しかし、第2次世界大戦直後の日本はむしろ外国から支援される側でした。チャイルド・ファンド・ジャパンは、日本の戦災孤児を支援するアメリカの民間団体、キリスト教児童基金(CCF)の窓口として活動を始めました。そして日本が経済成長を遂げると、今度は日本がアジアの国々に支援の手を差し伸べようということになりました。支援の受け手から担い手として、現在のチャイルド・ファンド・ジャパンは厳しい生活を強いられているアジアの子どもたちや地域を支える活動を展開しています。


戦後、支援を受けた日本の子どもたち

子ども・家族・地域

 チャイルド・ファンド・ジャパンと聞くと、子どもたちを支援している団体という印象を受けるかもしれません。しかし、チャイルド・ファンド・ジャパンが支援しているのは子どもだけではありません。「チャイルド・ファンド・ジャパンはビジョンとミッションに基づいて、子ども、家族、地域の自立を目指した支援を行っています」と伊藤さんは言います。
 チャイルド・ファンド・ジャパンが掲げているビジョンとは、「すべての子どもに開かれた未来を約束する」ことであり、ミッションとは、「生かし生かされる国際協力を通じて子どもの権利を守る」ことです。
 子ども一人一人の成長を支援するだけでは子どもの生活は良くなりません。子どもの家族、地域の自立があって初めて子どもの住んでいる社会が良くなっていくのだそうです。

フィリピンでの支援活動

 そんなチャイルド・ファンド・ジャパンが実際に行っている活動を紹介したいと思います。まずは、フィリピンでの「パラワン生活改善支援プロジェクト」です。
 フィリピンのパラワン島には移住者に土地を奪われ、山奥で苦しい生活をしているパラワン族の人々がいます。彼らは教育の機会もなく、自信を持つことができませんでした。このプロジェクトでは「特にこのこと、というように何かに特化したものではないんです」と伊藤さんがおっしゃるようにプロジェクトの内容は多岐に渡ります。子どもの栄養改善、大人のための識字教室、伝統文化の保護、マラリアなどの感染症の予防と治療など、幅広い支援が行われています。ひとことで「生活改善」とは言っても、いろいろなアプローチを長く続ける必要があるのだと感じました。プロジェクトの中で苦労したことのうちの一つとして、マラリアへの対策がありました。予防と治療のため、蚊帳を配布して6ヶ月毎に殺虫剤に漬ける習慣をつける、水源のボウフラ対策、定期健診、そして早期発見、治療のプロセスを住民主体の活動として確立することが困難でした。
 しかし、伝統文化の継承、識字教室などのプログラムを通して、次第に自信をつけた人々の中から保健ボランティアが育ち、持続可能なマラリア対策のシステムが動きつつある様子です。


定期検診の後で医薬品を支給するスタッフ

 
ネパールでの支援

 次にネパールでの支援活動を紹介します。
 ネパール東部の山岳地帯にオカルドゥンガ地域病院という病院があります。この病院は山間僻地では珍しく24時間緊急対応のできる病院ですが、やはり貧しい地域のため診察費だけでは病院を維持できないのだそうです。また、この地域は山岳地帯のために病院に通うことが大変な人が多いので、例えば異常分娩が家で起きてしまうと、病院までの道のりが遠いために間に合わないことが問題でした。この郡はネパールで出産時の母親の死亡率が上位10位に入る郡です。改善策として、病院への移送システムを整えたり、産前検診に力を入れ、異常分娩が予想される場合は予め入院してもらったりしています。
 もう一つのプロジェクトとして、ネパールでは栄養改善事業を行なっています。貧しいために栄養不良や、低体重児が多いことから、母親を対象として栄養指導も行っているそうです。栄養指導では、字が読めないお母さんたちのために紙芝居や歌などを取り入れて、地域にある材料を使って栄養のある食事の作り方などをわかりやすく説明しています。 さらにネパールでは2010年に新たに「スポンサーシップ・プログラム※」を始めることが決定しており、新たな支援の手が広がることが期待されています。

 ※ スポンサー(同プログラムにご支援くださる皆さま)とチャイルドとの一対一のつながりを通して、子どもの健全な成長と地域の自立を目指した包括的な支援を行う事業

     
村から移送されてきた妊婦。        父親(右)に担がれて3日かかって病院に着いた女の子。
このあと、すぐに無事に出産した。     重度の貧血と結核の疑いがあった。父親から状況を聞く
                                                         病院のスタッフ

 


栄養指導の様子

 
インタビュー感想

 実際に支援のお話を聞いて、様々な分野の支援が必要とされているのがわかり、子どもの成長だけでなく、家族や地域をも含んで支援をすることがいかに大切か伝わってきました。
(JANICユース 広報チーム 権智娜)
JANICユース http://www.janic-youth.org/(新しいウィンドウが開きます。)

[インタビュアー]
JANICユース 広報チーム 権 智娜
総務チーム 吉野 宮奈


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