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REPORT

テクノロジーは国際協力をどう変えるのか?―ブロックチェーン勉強会を開催

JUN.25.2018

テクノロジーは国際協力をどう変えるのか?―ブロックチェーン勉強会を開催

今、テクノロジーを活用した社会課題の取り組みが広がっており、海外ではブロックチェーンを活用した難民支援などが実際に国際機関やNGO によって行われています。
この流れに、日本のNGOはどう向き合っていくのか。国際協力でのテクノロジーの活用の可能性を考える勉強会が6月7日(水)に開催され、日本のNGOの経営者など約20名が集まりました。

今回は「国際支援でブロックチェーン技術はどう活かされる?」をテーマに株式会社カルミナ代表取締役の安藤昭太さんを迎え、今、世間を騒がせているブロックチェーンからテクノロジーが持つ社会変革の可能性を考えました。

第1部では、ブロックチェーンの仕組みを基礎から丁寧に解説。複雑な仕組みを理解する、体力のいる内容でしたが、参加者の方々からは常時活発に質問が飛び交っていました。また、ブロックチェーンはその安全性が注目されていますが、環境負荷が大きいといったリスクがあることもこのセッションでの学びとなりました。

第2部では、国際協力×ブロックチェーンの事例を紹介。国連機関や企業の導入事例の中で、最も注目されている取り組みのひとつとして、ID2020  があります。これは国連機関とマイクロソフト、アクセンチュアなどの企業との連携プロジェクトであり、難民へのID付与を目的としています。

他にも、ブロックチェーンを活かした、ixo Foundationのソーシャルインパクト評価のサービスやEverledgerのダイヤモンド取引の透明性の担保など多くのプロジェクトが世界で動き始めています。

「社会を変える」をテクノロジーで支える、株式会社カルミナの安藤翔太さん。NPOへのIT支援を多く手掛ける。

 

安藤さんは「今ブロックチェーンがあらゆる業界で注目されていますが、まだまだ発展途上な技術であり、社会に適応して利用するにはどうするかという議論が世界中で起こっている」と語り、私たち国際協力・ソーシャルセクターにいる側がブロックチェーンを理解し、アイデアを出していくことの重要性を感じました。

ランチセッションでは、参加者同士が学んだ内容のシェアや、これからこの勉強会をどういう場にしていきたいか、どのようなことに取り組んでいきたいかを議論しました。この場から、新たな国際協力の形がつくられていくのでしょうか? 今後の展開に期待です!

 
本勉強会を企画した、エイズ孤児支援NGO・PLAS 代表理事/JANIC 理事 門田瑠衣子さんとクロスフィールズ 代表理事/JANIC 理事の小沼大地さんのレポートもぜひご覧ください。

 

本事業は、立正佼成会一食平和基金の「NGO切磋琢磨応援プロジェクトⅡ」として、助成金を受け実施しています。

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